飲み手が変わってきたこともあり、近年変化を見せているボルドーワイン。
ボルドー/コニャック在住民が体感するワインの変化をお届けできればと思います。
今回は赤ワインについて書こうと思っているので、
この記事に限り、ボルドーワイン=赤ワインと思ってください。
ボルドーワインの特徴
ボルドーワインといえば、
- 重い
- 長期熟成向き
というイメージが強いのではないでしょうか。
若いボルドーワインを飲むよりは、ビンテージ物を飲んだ方がバランスが良くおいしいイメージ。
ですがそれが最近徐々に変わってきています。
最近のボルドーワインは?
今まで若いボルドーワインは固くて、タンニンもしっかり、飲むのが難しいお酒っていうイメージないですか?
実際私はありました。
それが最近変わりつつある。
簡単に言うと…
- 綺麗な酸
- 若くてもおいしい
って感じかな。
ボルドーワインの当たり年
少しこの記事の内容とはずれますが、当たり年、外れ年については、以前ボルドーワインの良年/悪年についてで触れていますので、もしよければご覧ください。
どうして変わった?
さあ、どうしてこのように変わったのでしょうか。
それには生活スタイルの変化が関わっているとのこと。
今までは一軒家に住み、地下にカーブを持つ家庭が多かった。
でも、どんどん都市に集中して人が住むようになって、一軒家からアパート住まいに。
ワインを気楽に保管できる場所を持つ家庭が少なくなってきました。
つまり、自宅の地下カーブに行って何を飲むか考えるより、今日飲むワインをショップで探すように。
必然的に熟成に向くワインを買わなくなってしまいます。
[追記]最近のワインっていつからを指す?
Twitterで頂いた質問。
これも私の体感なので、全てのワイナリーがそうだという訳ではありません。
2010年くらいから醸造設備のリフォームをしているワイナリーが多い印象です。
今現在も設備を変えている途中のワイナリーもあるのですが、
例えば2015年や2016年など当たり年と言われている年でも、
30年40年待たずともおいしいワインができています!
(もちろん待つに越したことはないですが)
あまりビンテージにとらわれずに、好きなものを飲めるようになってきました!
参考記事;ボルドーワインの良年/悪年について
造りの変化?
では、造りの部分では変化があるのでしょうか。
最近よく聞くのが
- アルコール発酵前の低温醸し
- 攪拌作業の多様化
- タンクの変化
でしょうか。
それぞれについて書いていきたいと思います。
アルコール発酵前の低温醸し
フランス語ではMacération pré-fermentaire à froid(マセラシオン・プレフェルモンテール・ア・フォア?、日本語表記難しい…)と呼ばれる作業。
アルコール発酵の前にブドウの温度やタンクの温度を低温にし、発酵前に寝かせる作業。
これをすることによってフルーティーなワインを造ることができるようです。
これができるようになったのは、技術が上がったから。
技術とは、タンクの製造技術です。
今までだったら温度を上げるしかできなかったタンクで、温度を下げられるようになり、温度管理が自由自在になったことで簡単にできるようになりました。
攪拌作業
後は攪拌作業。
攪拌作業については以前記事を書いているので、もしよければどうぞ。
この攪拌作業についてもピジャージュが機械化できるようになったり、
プログラミングすることで、ルモンタージュを時間通りに行うことができるようになったり、
デレスタージュが簡単にできるようになったり、
と色々変わっております。
それによって、生産者の選択が増え、求めているワインにより近づけるようになりました。
タンクの変化
先ほども少し書きましたが、タンクの製造技術の向上が、ワインづくりに大きくかかわってきています。
コンクリートタンクについてはボルドーでのコンクリートタンク。に書いていますので、よろしければご覧ください。
ステンレスタンクについては、後日別で記事にします!
最後に。
今回は今私の頭にあるものを言葉にしてみました。
プラスアルファで何か思いついたら追記予定です!
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 sachiwines@gmail.com その他色々やってるので、良かったら見てください☆ Instagram・sachiko0418 レストランブログ Facebook・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット Homepage・SachiWines 旧ブログ・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット レストランブログ
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