ファーストワインとセカンドワイン…って何?

ボルドーワインを飲んでいるとよく耳にする「セカンドワイン」について今回はお届けしようと思います。

セカンド?二番手ワイン?という疑問を少しでも解消できればなぁと思います。

 

そもそも「セカンドワイン」って何?

きっと聞いたこともある人もいますよね、このセカンドワインという単語。

フランス語では「Second Vin」(スゴン・ヴァン)と呼ばれます。

具体的には?と思う方も多いと思います。

だってどこを見ても具体的に何も書いてないですから。

それは、セカンドワインの決まりが特にないからです。

そもそもセカンドワインを造っていないワイナリーもあったり、サードワインまで造っているワイナリーがあったり、本当に様々です。

今回はこの曖昧な「セカンドワイン」についてできるだけわかりやすく書くように努力します!

セカンド=二番手?

英語では「第二の」「二等の、次位の」「もう一つの、別の」などの意味を持つセカンドという単語。

ワインに関しては、確かに二番手ワインですが、一概に良い、悪いでは語れないのが面白いところ。

二番手なのはお値段くらいじゃないでしょうか。

ちなみに、ボルドーのワイナリーが生産するファーストワインには「シャトー○○」とワイナリー名が書かれていますが、

セカンドワインやサードワインはそれを認められていないので、「シャトー○○」と大きく書いているものは100%ファーストワインです。

 

だからセカンドワインって何?

先程も言った様に具体的な決まりがないのが説明の難しいところ。

そこで、いくつか例を挙げてみます。

  • ファーストワインのレベルに達していないブドウを使用して造ったワイン
  • 樹齢の若い木から取れたブドウを使用して造ったワイン
  • ファーストワインとは異なる区画から取ったブドウを使用して造ったワイン
  • ファーストワインとは異なる醸造方法を取って造ったワイン

多くはこの4つに分類されるのではないでしょうか。

もちろんほかの方法で造っているワイナリーもありますが、ポピュラーなのはこの4つかな、と。

それではこれら4つを具体的に説明します。

 

ファーストワインのレベルに達していないブドウを使用して造ったワイン

これは畑で取れたブドウの質がワイナリー名を背負う程のクオリティがなかった時にセカンドワイン用のブドウとしてワインを造るという方法。

何らかの原因(土壌、風、湿度、太陽など)によって完成度のとても高いブドウができないこともあります。

得られた最高のブドウをファーストワインに、少し質の落ちるものをセカンドワインに、といった形です。

醸造方法は全く一緒だったり、違ったり、ワイナリーに依って様々です。

 

また、醸造終了後にファーストワインに向かないと判断されたものをセカンドワインにすることもあります。

 

樹齢の若い木から取れたブドウを使用して造ったワイン

栽培されているブドウの樹齢は様々。

それはワイナリーが定期的に植え替えを行っているからです。

特にボルドーは畑が広いので、常にどこかの畑は植え替え作業中、というワイナリーも多いです。

樹齢の古い木から取れたブドウは出来るブドウの房の量は少ないけれども、凝縮感のある質の良いものができます。

樹齢の若い木から取れたものは反対に、つける房の数は多いけれども、できたブドウの凝縮は少ない。

つまり、樹齢の古いもののほうが出来るブドウの質が良く、ファーストワインに使われる

樹齢の若いものがセカンドワインに使われる、という形です。

こちらも同じく、醸造方法は全く一緒だったり、違ったり、ワイナリーに依って様々です。

 

ちなみにですが、ボルドーではブルゴーニュやロワール程の古木はあまりありません。

大抵のワイナリーで植えられているブドウの平均樹齢は35~40年でしょうか。

100年越えの木はかなりレアです。

 

ファーストワインとは異なる区画から取ったブドウを使用して造ったワイン

これは樹齢やブドウの質でファーストワインとセカンドワインを決めているのではなく、もともとファーストワイン用の区画、セカンドワイン用の区画を持っているワイナリーです。

決め方はワイナリーに依って様々ですが、歴史的に持っている区画と後に購入した区画によって分けていたり、テロワールによって分けていたりと様々です。

区画によって決められているので、ブドウの樹齢等々は関係ありません

こちらも同じく、醸造方法は全く一緒だったり、違ったり、ワイナリーに依って様々です。

 

ファーストワインとは異なる醸造方法を取って造ったワイン

どのようなブドウを使っているかは様々で、醸造方法が異なります。

例えば

  • ファーストワインは木のタンク、セカンドワインはステンレスタンクで醸造をする
  • ファーストワインは小さなタンクで、セカンドワインは大きなタンクで醸造をする

などなど。

タンクだけでなく、ファーストワイン用、セカンドワイン用の醸造室を持っているワイナリーもあります。

醸造もそうですが、熟成も異なります。

例えば新樽の使用量だったり、例えば熟成期間だったり、変えられるところは様々です。

この場合、上に書いた土壌の違い等々の理由で、醸造前にファースト/セカンドワイン用のブドウを選ばなければいけません。

 

そしてサードワインは?

サードワインも造っているところ、造っていないところがあります。

セカンドワインと同じで、セカンドワインにならなかったものがサードワインになっていると考えてもらうのが一番わかりやすいと思います。

サードやフォースワインを造っていても、世に出回らないものもとても多かったり…。

従業員用の福利厚生で世に出回らないワインが配られたりもするそうです。

…羨ましい。

 

まとめ

今回はちょっと長くなってしまいました。

セカンドワインについて少しはわかっていただけたでしょうか?

きちんとした決まりのない「セカンドワイン」ですので、わかりにくいところも多いかもしれません。

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