赤白共に格付けに選ばれた、シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール

左岸

Château Malartic Lagravière(シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール)へ行ってきました!

ボルドーから近いのに、グラーヴ方面あんまり行けてないからロックダウン解除された後は積極的に行きたい地域。

この地域なら、1日のワイナリー見学数もちょっと多く行けるしね!

 

 

歴史

18世紀末

Hippolyte de Maurès de Malartic(イポリット・ド・モーレス・ド・マルティック)伯爵家が素晴らしいテロワールを持つDomaine de Lagravière(ドメーヌ・ド・ラグラヴィエール)を購入

フランス王の偉大な奉公人であった彼は、海軍提督としてイギリス人と戦い、1756年のケベックの戦いでその名が有名になりました。

1850年

Arnaud Ricard(アルノー・リカール)夫人がワイナリーを購入し、前所有者への尊敬の意を込めてワイナリーに「Malartic(マラルティック)」を付け加えました。

1947年

Jacques Marly(ジャック・マルリー)が跡を継ぎます。

1953年

グラーヴの格付けで、赤ワイン白ワイン共に格付けに選ばれます。

1990年

Ricard(リカール)家と血縁のある最後のワイナリー所有者であるMarly(マルリー)家がワイナリーの経営から手を引きます。

1996年

Bonnie(ボニー)家の所有となります。

 

所有ワイナリー

全てのワイナリーでかなり環境配慮したワイン造りを行っています。

Malartic-Lagravière

Château Malartic Lagravière(シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール)は今回の記事でお届けしています。

DiamAndes

DiamAndes(ディアマンデス)はアルゼンチンのワイナリー。

メンドーサに130haの畑を所有しています。

ここは標高1000メートルとのことで、ボルドーでは考えられない標高の高さです!

Gazin Rocquencourt

Gazin Rocquencourt(ガザン・ロッカンクール)は同じくペサックレオニオンにあるワイナリーです。

中世から続くワイナリーで、1660年には最初のブドウ畑が植えられていたそうです。

ここではオーガニックと、ビオディナミックでのブドウ栽培を行っています。

栽培面積は22haで、内19haが赤ワイン用、2.5haが白ワイン用品種を植えています。

 

ブドウ畑

減薬農法でオーガニック等ではないですがHVE3を取得しています。

ブドウ畑は全部で53ha所有していて、内46haが赤ワイン用ブドウ7haが白ワイン用ブドウを栽培しています。

平均樹齢は30年程度と、ボルドーの平均的な樹齢です。

標高が48メートルなのでそこそこ高いところに畑を持っているのも特徴です。

(ボルドー左岸では48メートル、めっちゃ高いです!笑)

赤ワイン用

46haある赤ワイン用ブドウ畑では4品種が植えられています。

  • 45%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 45%メルロー
  • 8%カベルネ・フラン
  • 2%プティ・ヴェルド

白ワイン用

対して白ワイン用品種は2つ。

  • 80%ソーヴィニョン・ブラン
  • 20%セミヨン

を栽培しています。

赤ワイン

ここから赤ワインと白ワインを別々にご紹介したいと思います。

収穫と選果

収穫はもちろん手摘みで。

かなり細かく区切った区画ごとに収穫を行います。

その後除梗、選果を2度行って、タンクの中にブドウを入れます。

醸造

全部で20基のステンレスタンク10基の木製タンクを所有していて、セカンドワインはステンレスタンクで、ファーストワインは木製タンクで醸造を行います。

タンクにブドウを入れる時も、グラヴィティを使って、ポンプを使わずに行います。

アルコール発酵は21~23度と、ボルドーにしては低めの温度で行います。

ちなみに、発酵中はルモンタージュを。

(参考;ワイン醸造:アルコール発酵について。

アルコール発酵が終わったら樽に入れられ、マロラクティック発酵を行います。

熟成

100%フレンチオークを使っていて、焼き加減はミディアムかミディアムプラスを使用しています。

2019年から65%が新樽。

熟成期間はファーストワインが18~24か月、セカンドワインが15か月です。

白ワイン

収穫と選果

収穫はこちらも手摘み

10㎏入るかごを使って収穫を行います。

収穫が終わったブドウは24時間、10度下で冷やされます。

その後選果を行って、圧搾機に。

6時間かけてゆっくりとブドウを絞った後は、デブルバージュを行います。

醸造

赤ワイン同様、セカンドワインはステンレスタンクで、ファーストワインは木製タンクで醸造を行います

タンク内ではアルコール発酵を行います。

熟成

赤ワイン同様、100%フレンチオークを使っていて、焼き加減はミディアムかミディアムプラスを使用しています。

3分の1を225ℓのボルドー樽、3分の1を228ℓのブルゴーニュ樽、3分の1を500ℓの大樽で熟成を行います。

そして、オイリーなワインを造りたいので澱はそのまま、熟成中はバトナージュを行っています。

熟成期間はファースト、セカンド共に12か月。

まとめ

ブドウ品種

赤ワイン用

45%カベルネ・ソーヴィニョン

45%メルロー

8%カベルネ・フラン

2%プティ・ヴェルド

白ワイン用

80%ソーヴィニョン・ブラン

20%セミヨン

タンク

ステンレスタンク、木製タンク

マロラクティック発酵

赤ワイン;樽内/白ワイン;タンク内

熟成期間

赤ワイン;18~24か月/白ワイン;12か月

新樽使用率

65%

 

ワイナリー情報

Château Malartic Lagravière(シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール)

住所;43 Avenue de Mont de Marsan, 33850 Léognan

電話;+33 5 56 64 75 08

メール;malartic-lagraviere@malartic-lagraviere.com

参考記事

ワイナリーSNSまとめ、グラーヴ編

グラーヴ、ソーテルヌ・バルサックの格付けまとめ

ワイン醸造:アルコール発酵について。

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ファーストワインとセカンドワイン…って何?

材質別タンクのメリット・デメリット

ボルドーでのステンレスタンク

 

最後に

帆船が目印のワイナリー、シャトー・マラルティック・ラグラヴィエールいかがだったでしょうか。

そして、ここ最近挿入している写真のサイズを大きくしてるのですがどうでしょう?

パソコン派の方は小さいままでもいいかなぁと思いつつ、オンラインでワインを話してても写真を見たいと言われることが多いので大きくしてみました。

フランスは12月に入ってぐっと寒くなってきました。

引っ越してきて初めての暖炉でもつけようかしら…。


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