サンテミリオンの新名所、シャトー・フルール・カルディナル

サンテミリオン

今年の夏から一般見学が始まったワイナリー、Château Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)に行ってきました!

ここ最近SNSの活動もすごいしていて、気になっていたので行ってきました!

ちなみに今までは全く一般の方の受け入れをしてなかったワイナリーです。

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歴史

1819年

ブドウ畑の区画地図が存在します。

この地図上には現在ワイナリーがあるThibeaud(ティボー)という場所にブドウ畑と建物があったと記録されています。

1920~1930年

ワイナリー家系の子孫であるPierre Sarthou-Moutengou(ピエール・サルトー=ムーテングー)とJeanne Marie Grué(ジャンヌ・マリー・グリュエ)の結婚によって自社キュベを生産するワイナリーが出来ました。

この当時のワイナリーはClos Bel-Air(クロ・ベル=エール)と呼ばれていました。

1975年 Villerouge-Termenes(ヴィルルージュ=テルメネス)市長の息子Jean-Louis Obissier(ジャン=ルイ・オビシエ)氏がClos Bel-Air(クロ・ベル=エール)を購入しました。
 

Obissier(オビシエ)家はFleur Cardinale(フルール・カルディナル)という競走馬を所有していました。

その競走馬の死後、ワイナリー名をChâteau Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)に変えました。

1982年 Asséo(アッセオ)家がChâteau Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)を買収しました。
2000年 リモージュの磁器商を営んでおり、Haviland(アビランド)社などを所有していたDominique Decoster(ドミニク・デコステール)氏が全ての事業を売却しました。
2001年5月

Dominique(ドミニク)と妻のFlorence(フローレンス)はAsséo(アッセオ)家からChâteau Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)を購入することに決めました。

生活の質と、受け入れに引き付けられた彼らは、人生の新たなプロジェクトを成功させるためにワイナリーのある場所に住むことに決めました。

Decoster(デコステール)夫妻は既にワイナリーで働いていたチームを維持し、さらにワイナリーコンサルタントとして農学者であり醸造学者、隣人でありChâteau Valandraud(シャトー・ヴァランドロー)のオーナーであるJean-Luc Thunevin(ジャン=ルック・チュヌヴァン)を迎え入れました。

改善の余地があることが分かったので、彼らはブドウ畑への投資を決定しました。

品質の低い区画の植え替えと収量削減を決定しました。

2002年

新しい醸造室の建設を決定し、建設開始されました。

これは区画ごとの醸造を可能にするためです。

2006年 サンテミリオンのGrand Cru Classé(グラン・クリュ・クラッセ)に選ばれました。
2012年

サンテミリオンの格付けに選ばれました。

2012年

同年に息子の妻であるCaroline(カロリーヌ)がワイナリーに参加しました。

彼女はワインとスピリッツのマネージメントの資格を所有しており、現在ワイナリーでマーケティング・ディレクターを勤めています。

2015年 ネゴシアンSOBOVIでセールスマネージャー、輸出セールスマネージャーとして約10年間勤めた後、息子のLudovic(ルドヴィック)はオペレーション・ディレクターとしてワイナリーで働き始めました。

生産ワイン

今現在は3種のワインを生産しています。

  • CHÂTEAU FLEUR CARDINALE
  • INTUITION DE FLEUR CARDINALE
  • CHÂTEAU CROIX CARDINALE

2021年から白ブドウの収穫も始めましたが、まだ今年は一般リリースをしないそう。

数年後には白ワインもラインナップに加えられる予定です。

Château Fleur Cardinale

Château Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)はファーストワインです。

リンクは公式サイトのホームページ。

基本的にこの記事で書いてるのはこのワインのことだと思ってもらえればと思います。

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Intuition de Fleur Cardinale

Intuition de Fleur Cardinale(アンチュイシオン・ド・フルール・カルディナール)はセカンドワインです。

2018年からこの名前で生産されているSaint-Emilion Grand Cru(サンテミリオン・グラン・クリュ)のワイン

基本的に

  • 85%メルロー
  • 15%カベルネ・フラン

がブレンドされています。

新樽50%、1度ワインを熟成した樽50%で12~14か月熟成

年間1万5000本生産しています。

100%ボルドーのネゴシアン経由でしか購入できないので、日本で手に入るのも近いと思います。

Château Croix Cardinale

Château Croix Cardinale(シャトー・クロワ・カルディナル)はChâteau Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)のすぐ近くにあるワイナリーです。

こちらもアペラシオンはSaint-Emilion Grand Cru(サンテミリオン・グラン・クリュ)

Château Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)とは異なるワイナリーなので少し詳しく説明します。

ちなみに2011年から販売されています。

年間生産本数は1万8000本程度。

ブドウ畑

11ヘクタールの畑を所有しています。

その畑を12区画に分けて、区画ごとに管理、ワイン造りを行います。

後にも載せていますが、ワイナリー公式YouTubeを共有します。

これを見れば、Château Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)のすぐそばにある畑から造っているのが分かります。

単純にめっちゃわかりやすいから是非見て欲しい…!

土壌は粘土が主体。

1ヘクタールに5400本の樹を栽培していて、平均樹齢は50年程度とボルドーでは比較的古いです。

私の体感ですが、平均樹齢は35年程度が多いかな。

栽培品種は

  • 72%メルロー
  • 28%カベルネ・フラン

と右岸の伝統的な割合。

収穫から瓶詰

手摘み収穫で、収穫されたブドウは小さなカゴに入れられます。

これはブドウが自重でブドウを潰さないためのもの。

その後ブドウの実の密度によって選果、さらに手で選果を行います。

醸造はステンレスタンクで。

そして12~14か月熟成をした後に瓶詰めされます。

ブドウ畑

23.5ヘクタール所有しています。

それらの区画を49区画にも分けています!

Saint-Etienne-de-Lisse(サン=テチエンヌ=ド・リス)というサンテミリオンの東側にあるコミューンに位置しています。

サンテミリオンからは離れていますが、似たような土壌を所有しているのもこのコミューンの特徴です。

粘土石灰土壌の北向きの斜面に畑を持ちます。

10度程度ある斜面もあり、ボルドーにしてはかなり急。

ブドウ畑の平均樹齢は40年程度。

  • 76%メルロー
  • 20%カベルネ・フラン
  • 4%カベルネ・ソーヴィニョン

が栽培されています。

ブドウの樹齢によって変わりますが、若木は1ヘクタール8300本、古木は6600本栽培されています。

収穫と選果

全て手摘みで収穫されています。

ブドウが自重で下のブドウを潰さないために収穫は小さなカゴで行います。

収穫したブドウは除梗を行い、ブドウの実の密度で選果、最後に人の目と手で選果を行います。

醸造施設

選果されたブドウはCuvon(キュヴォン)という大きな漏斗(じょうご)に入れます。

その後タンクの上にキュヴォンを移動させ、下についている蓋を開けることでポンプを使わず、重力だけでタンクをブドウでいっぱいにすることが出来ます。

醸造はほとんどステンレスタンクで。

醸造施設を新しくしたときに、タンクも小さくし、台形ステンレスタンクを導入しました。

新しいタンクになったのは2020年ビンテージから。

それ以前は同様にステンレスタンクですが、円すいのステンレスタンクを使用していました。

生産の10%程度は500ℓの木製タンクで醸造を行っています。

熟成

熟成は12~14か月

ステンレスタンクで醸造されたものは全て新樽で熟成されます。

木製タンク内で醸造されたものは、1度ワインを熟成したタンクを使用。

さらに一部(3%程度)750ℓのアンフォラ/クヴェヴリ熟成を行っています。

まとめ

ブドウ品種

76%メルロー

20%カベルネ・フラン

4%カベルネ・ソーヴィニョン

タンク ステンレスタンク
熟成期間 12~14か月
新樽使用率

100%

ただし一部アンフォラ/クヴェヴリ熟成

見学&試飲

2021年から見学受け入れ態勢が整い、一般の方も入れるようになりました。

めちゃめちゃ志向が凝らされていて、ここだけでしか体験できないことが沢山ありました!

見学もいくつかあり一番安いものでも25€ですが、その価値は十二分にあります。

試飲は担当の方が付いて説明してくれますが、それ以上に飲みたければ有料で頂くことが出来ます。

サプライズが沢山ある見学なので、あまり種明かしはしないですが、貴重な体験ができる見学でした。

ワインはサンテミリオンらしい柔らかさを持ちながら、繊細なフルーティーさと圧倒的な華やかさを持ち合わせているワイン!

ワイナリー情報

Château Fleur Cardinale(シャトー・フルール・カルディナル)

住所;7, 33330 Saint-Étienne-de-Lisse

電話;+33 5 57 40 14 05

参考記事

サンテミリオン、最新格付け

サンテミリオン格付けワイナリー、セカンドワインリスト

ワイナリーSNSまとめ、サンテミリオン編

本には載っていないサンテミリオンの格付けについて

サンテミリオンのAOCをひも解く。

ボルドー赤ワイン醸造

ワイン醸造:アルコール発酵について。

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ファーストワインとセカンドワイン…って何?

環境配慮から見るボルドーワイン

材質別タンクのメリット・デメリット

ボルドーでのステンレスタンク

最後に

最近SNSの活用をめっちゃしていて、活動的なワイナリーの一つです。

次回格付けもかなり前向きにとらえているとのこと。

車がないと行きづらいワイナリーではあるけれど、おすすめできるワイナリーの一つです。

ワイン含め、是非皆さんに知ってほしいワイナリーです!

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