環境配慮から見るボルドーワイン

AOC(原産地呼称)

最近のボルドーを見ていると、これなしでは語れない!というのがあります。

タイトルでバレていますが…それは「環境配慮」。

オーガニック栽培、ビオディナミック栽培だけでなく、色々な機関が存在します。

話がちょっと硬いので、ボルドーのいろんなワイナリーの畑写真をお届けしたいと思います!

 

 

最近の推移

2019年65%のワイナリーが環境に配慮していると認定されました。

オーガニックやビオディナミ以外にも以下の認証が環境配慮、という面で語られることが多いのではないでしょうか。

2014 : 35%、2015 : 45%、2016 : 55%、2017 : 60%とどんどん増えています。

AGRICULTURE BIOLOGIQUE

ABとも略される、Agriculture Biologique(アグリクルチュル・ビオロジック)です。

いわゆる、オーガニック栽培と呼ばれるものがこれ。

2019年はヨーロッパ規格ないし/およびフランス規格のオーガニック認定を受けているボルドーのワイナリーが691件13909haに及びます。

EU規格

ラベルですが、ヨーロッパ規格は星が葉っぱの形をしているので、わかりやすい。

ヨーロッパ規格のオーガニック栽培を厳守しているという証です。

ブドウ畑は少なくとも過去3年間、合成化学処理を受けていないことが必要。

代わりにオーガニック栽培の生産者は、銅や硫黄由来の天然農薬を使用しています。

銅は1ha当たりにおける使用量、硫黄(亜硫酸)は1ℓ当たりの使用量が決められている。

フランス規格

「AB」と描かれており、EU規格のロゴの隣に表示することが出来て、EU規格と同じ内容を保証しています。

TERRA VITIS

Terra Vitis(テラ・ヴィティス)100%クリーンであることを証明するラベルです。

ワイン生産者が天然資源を最大限に利用して、ブドウを栽培していることを保証します。

さらに、植物病虫害防除において「減薬」農法であることも保証しています。

化学処理は、収穫を助ける目的にのみ認められています。

2019年、ボルドーのワイナリーは163件7780haが認証を得ています。

DEMETER

ドイツのオーガニック認証機関であるDemeter(デメテール)

ヨーロッパにおけるビオディナミック栽培の品質保証をしています。

「Demeter(デメテール)」という名はギリシャ神話における大地と豊穣の女神Déméter(デメテル)を指します。

Demeter(デメテール)を取得したワインは、季節のリズムや天体カレンダーを尊重して栽培されたブドウから造られています。

ブドウの樹が植えられている土壌は、たい肥や「自然」な肥沃化(牛の角に詰めた牛糞など)を行っています。

BIODYVIN

Biodyvin(ビオディヴァン)はフランスのワイン生産者が造った規格です。

Demeter(デメテール)と同様に、ビオディナミックを保証しています。

つまりブドウ栽培において、天体の影響を考慮に入れていることを意味します。

ボルドーでは2019年、17件403haが認証を得ています。

ZÉRO RÉSIDUS DE PESTICIDES

Zéro Résidus de Pesticidesは、殺虫剤の残留物ゼロを意味します。

活性物質250種類の残留がないことを消費者に保証しています。

この認証取得には、仕様書の遵守、第三者機関による監査、目的の分子が限度を下回っているかのワイン分析、という3ステップを行う必要があります。

ISO 14001

ISO 14001規格は他の規格と異なり、ワインのボトルには表示されませんが、重要な規格の一つです。

ボルドーワインの専門家にとって、グローバルで持続可能な開発のためのアプローチを企業レベルで認識してもらうための方法です。

ISO(International Organization for Standardization/国際標準化機構)認証は、製品やサービス、組織や行程の遵守を世界基準で保証することが出来ます。

ISO 14001認証は、環境管理に関係している、つまり企業がその活動の環境影響をどのように考慮し、どのようにその影響を減らしていくかという内容です。

この決まりは企業の活動に伴う環境負荷を管理し、環境活動を継続的に改善することを求めています。

ボルドーワインの環境管理システムはISO 14001に向けた作業を可能にしています。

AGRI CONFIANCE

協同組合におけるラベルです。

この規格は、化学物質の使用制限、廃棄物の管理、天然資源の管理など、環境に配慮した取り組みを行っていることを保証します。

さらにこの規格は、協同組合のワイン生産者だけでなく、道具を共同で使うなどしている企業の協同組合にも対応しています。

ボルドーでは2019年、1485件1843haが認証を得ています。

AREA

AREAはAgriculture Respectueuse de l’Environnement en Aquitaineの頭文字をとっています。

日本語にするとアキテーヌ県内で環境配慮している農家、でしょうか。

Nouvelle aquitaine(ヌーヴェル・アキテーヌ)地方が主導している組織で、自然を尊重し、化学製品による汚染の削減、生物多様性の保全、天然資源の合理的な利用を掲げ、ボルドーの生産者を支援しています。

ボルドーでは2019年、602件20688haが認証を得ています。

HVE

HVEはHaute Valeur Environnementaleの頭文字

直訳すると高い環境価値ですかね。

これは農業省が作成した規格です。

HVEは特に環境配慮した取り組みを行っているワイナリーに対して認証を行っています。

ボルドーにおけるHVE認証は、生物多様性の保護、植物検疫学的推論、肥料管理に基づいています。

ボルドーワインの環境管理システムは、HVEに基づいています。

ボルドーでは2019年、1000件が認証を得ています。

参考記事

AOCメドックについて

メドック地方の土地柄を詳しく!

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ファーストワインとセカンドワイン…って何?

材質別タンクのメリット・デメリット

 

最後に

それぞれの機関について軽く調べましたが、これはもっと深く調べられそう!ということでそれぞれの単独記事も作ろうかと思っています。

みなさん興味あるのかしら…。

私の勉強になるし、がっつり調べたいと思います!

が、時間がかかりそうなのでのんびり待ってもらえればなぁと。

(待っている人がいるのかはわからん)


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