赤白どちらも生産する、AOCペサック・レオニャン

左岸

書いてると思ってたのに書いてなかった、AOCペサック・レオニャンについてお届けします。

私たちが思ってるより実は新しいアペラシオンで、まだ誕生から30年と少しです。

簡単な歴史を含めお届けします!

ちなみに公式サイトはこちら

歴史

  ガロンヌ川が約200万年かけて運んできた小石や砂利が堆積した丘陵地帯を生み出します。
2000年前 ボルドーの港の郊外に造られたブドウ畑がペサック・レオニャンの発祥と言われています。
18世紀

ペサック・レオニャンに位置しながら、メドックの格付け1級にも選ばれているChâteau Haut-Brion(シャトー・オー=ブリオン)の熟成を経たワインがNew French Claret(ニュー・フレンチ・クレレ)と評価を受けます。

1987年9月9日

AOC Pessac-Léognan(ペサック=レオニャン)の法令が署名されました。

これにより、土壌や気候の特徴、赤ワインと辛口白ワインの生産における伝統と、特別な品質のワインを造る地域であることが認められました。

特徴

ガロンヌ川が運んできた小石砂利が堆積していること

東にガロンヌ川があることで、冬の寒い時期のが軽減されること

西に森があることで、風が遮断され湿度が保たれること

ボルドーの街のすぐそばにあるため、一部のブドウ畑は住宅地の中にあること

等が特徴にあげられるかなと。

位置

久しぶりに絵を描いてみました。

少しずつ早く描けるようになってきたよ!

まずはボルドー全体の地図。

地図下側にある黄色い部分がグラーヴ地方です。

その中で濃い黄色にしたのが今回お話したいペサック・レオニャン

拡大してみるとこんな感じです。

こちらも濃い黄色がペサック・レオニャン。

ブドウ畑

1790ヘクタールが認められています。

これはグラーヴ地方全体の3分の1程度ですが、グラーヴ全体の売上高の半分以上を占めています。

土壌はガロンヌ川が運んできた小石が地表に広がるのが特徴です。

さらに粘土石灰岩等をもちます。

1ヘクタールに6500株以上の栽培をしなければいけませんが、ほとんどのワイナリーが9000株程度植えています。

赤ワイン用のブドウ収穫量は1ヘクタール当たり45へクトリットル、白ワイン用は48へクトリットルが認められています。

認められているブドウ品種は

  • カベルネ・ソーヴィニョン
  • メルロー
  • カベルネ・フラン
  • プティ・ヴェルド
  • マルベック
  • カルメネール

が赤ワイン用品種として、白ワイン用品種としては

  • ソーヴィニョン・ブラン
  • セミヨン
  • ムスカデル

が認められています。

生産

赤ワインと白ワインを生産しています。

白ワインはグラーヴ地方に位置していますが、ペサック=レオニャンでは辛口の白ワインのみ生産が認められています。

内訳は赤ワインは80%、白ワイン20%。

年間で75000へクトリットル、つまり約1000万本生産しています。

かなり多いですよね。

参考記事

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ワイナリーSNSまとめ、グラーヴ編

グラーヴ、ソーテルヌ・バルサックの格付けまとめ

AOCソーテルヌについて

貴腐ワイン、ソーテルヌの造り方

グラーヴ、ソーテルヌ・バルサックの格付けまとめ

ソーテルヌ/バルサック全ワイナリーSNSまとめ

最後に

 


感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。
sachiwines@gmail.com

その他色々やってるので、良かったら見てください
Instagram
Twitter
レストランブログ
Facebook|Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット 
Homepage|SachiWines 
旧ブログ|レストランブログ
広告

コメント

error: 申し訳ないですが右クリック禁止にしました。データが欲しい方は直接連絡ください。
タイトルとURLをコピーしました