バレンタインワイン?、Château Calon Ségur

左岸

日本ではハートがラベルに描かれていることから、バレンタインによく見かけるワイン、Château Calon Ségur(シャトー・カロン・セギュール)をご紹介します!

ハートは心を表していて、特にバレンタイン意識という訳ではありません。

 

 

歴史

Calon(カロン)という名前は、ジロンド川から他の岸へ木材を搬送するときに使用されていた、中世の小さな舟のことを指します。

そのことに由来して、長い間シャトーの位置しているコミューンの名はSaint-Estèphe de Calon(サンテステフ・ド・カロン)と呼ばれていました。

ブドウ畑に関して、12世紀から存在し、サンテステフで一番古いワイナリーの一つです。

Guyenne(ギュイエンヌ)となった後、ブドウ畑はAlbret(アルブレット)家のJean de Lur(ジャン・ド・ルール)、Pierre de Marsan(ピエール・ド・マルサン)、そしてGasq(ガスク)によって所有されました。

18世紀、Gasq(ガスク)未亡人との結婚により、ボルドー議会の議長であり、シャトー・ラトゥールとシャトー・ラフィットも所有していたNicolas-Alexandre de Ségur(ニコラ・アレクサンドル・ド・セギュール)伯爵によって所有されました。

Ségur(セギュール)伯爵は自分の名前をCalonの後に付け加えることで、Château Calon-Ségur(シャトー・カロン・セギュール)の誕生です。

「Je fais du vin à Lafite et à Latour, mais mon cœur est à Calon」(「われラフィット、ラトゥールを造りしが、わが心にカロンあり。」)という有名な言葉が生まれたのはこの頃です。

1755年にSégur(セギュール)伯爵が亡くなりましたが、1855年の格付けで3級に選ばれるために彼の功績は忘れてはいけません。

19世紀、沢山の生産者がシャトー・カロン・セギュールを所有しました。

1894年、Georges Capbern Gasqueton(ジョージ・カップベルン・ガスクトン)氏とその叔父のCharles Hanappier(シャール・アナッピエール)によって買収されました。

彼らが買収した時の畑面積は28haでした。

Capbern Gasqueton(カップベルン・ガスクトン)家は20世紀の間所有者であり続けました。

Château du Tertre(シャトー・デュ・テルトル)、Château Couhins(シャトー・クーアン)そしてChâteau d’Agassac(シャトー・ダガサック)を所有しているPhilippe Capbern Gasqueton(フィリップ・カプベルン・ガスクトン)に続き、1995年に妻であるDenise Capbern Gasqueton(デニス・カップベルン・ガスクトン)がワイナリーの経営を行いました。

彼女は2011年9月に亡くなるまで経営を続けました。

娘であるHélène de Baritault du Carpia(エレーヌ・ド・バリトー・デュ・カルピア)がワイナリーを引き継ぎます。

2012年6月、Suravenir Assurancesに売却されました。

ブドウ畑

55haの畑を持ちます。メドックでは平均的なサイズかな。

2006年から畑の植え替えが始まりました。

予定では2032年にすべての畑の植え替えが終わる予定だそう。

今までは1haに5000株が植えられていましたが、1haに10000株を植えるように変わっています。

そして品種もメルローが多かったですが、それをカベルネ・ソーヴィニョンに植え替えを。

2032年には4分の3がカベルネ・ソーヴィニョンになっている予定とのことです。

土壌

石が多い土壌です。

この石によって光の反射が起き、ブドウに沢山の光が与えられます。

そして粘土も多い。

ブドウ品種

2020年現在は

  • 60%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 31%メルロ
  • 7%カベルネ・フラン
  • 2%プティ・ヴェルド

収穫

もちろん手摘みで行われます。

収穫されたブドウは選果を。

選ばれたブドウたちは窒素で温度を下げる特殊な機械を通ってからタンクに入れられます。

醸造施設

2016年に新しい醸造施設が完成しました。

それによって、グラヴィティでの醸造が可能になりました。

タンクは全てステンレスタンク。

9つの異なる大きさのタンクを75基所有しています。

(以前のタンクより小さくなりました!)

醸造

先ほど選果を終えたブドウが冷やされると書きました。

その冷えたブドウがタンクに入れられ、3日間10度下で低温の醸しを行います。

これによってフルーティーさやフローラルさをワインに与えることが出来ます。

そしてアルコール発酵。

26度で発酵を行います。

タンクはしっかり温度管理ができるので、温度はもちろん一定。

そしてアルコール発酵中の攪拌作業にルモンタージュを行います。

(参考記事;ワイン醸造:アルコール発酵について。

マロラクティック発酵

マロラクティック発酵はアルコール発酵が始まった翌日に始めます。

ボルドーでは珍しいアルコール発酵とマロラクティック発酵を同時に行います。

プレスワイン

醸造が終わったら、ワインは樽に入れられ、果帽はプレス機に入れられます。

小さなプレス機で行うことで、プレスワインの品質にも気を使っています。

最終的にこのプレスワインは20%ほどワインに入れられるそう。

熟成

全てオーク樽内で熟成が行われます。

9社の樽会社から樽を購入しています。

熟成期間や新樽使用量はワインによって異なります。

Château Calon Ségur

ファーストワインである、シャトー・カロン・セギュールは16~18か月熟成。

新樽使用率は100%です。

Le Marquis de Calon Ségur

セカンドワインである、ル・マルキ・ド・カロン・セギュール。

熟成期間は16~18か月熟成、新樽使用は30%です。

Saint-Estèphe de Calon Ségur

サードワインである、サンテステフ・ド・カロン・セギュール。

こちらの熟成期間は14~16か月熟成、新樽使用率は0%です。

まとめ

ブドウ品種

60%カベルネ・ソーヴィニョン

31%メルロ

7%カベルネ・フラン

2%プティ・ヴェルド

タンク

ステンレスタンク

熟成期間

①18~20か月

②16~18か月

③14~16か月

新樽使用率

①100%

②30%

③0%

 

参考記事

1855年メドック格付けまとめ

ワイナリーSNSまとめ、メドック編

メドック格付けワイナリー、セカンドワインリスト

2018年野田祥子的メドック格付け

メドック地方の土地柄を詳しく!

ワイン醸造:アルコール発酵について。

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ボルドーでのステンレスタンク

 

最後に

どうだったでしょうか。

かなり丁寧にワインを造っているワイナリーの一つです。

見学は一般公開もされており、かなり丁寧に案内してくれます!


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sachiwines@gmail.com

その他色々やってるので、良かったら見てください☆ 
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コメント

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