ずーっと書いてると思いこんでたけど、書いてなかったらしい。笑
皆さんご存知Château Smith Haut-Lafitte(シャトー・スミス・オー・ラフィット)のご紹介です。
この系列で結婚式を挙げて、収穫直前の畑と城と写真を撮ったのが懐かしい思い出。
個人的にとっても思い出深いワイナリーの一つです。
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歴史
14世紀 |
Verrier Du Bosq(ヴェリエ・デュ・ボスク)が数エーカーのブドウの樹の所有権を得るための書類に署名してからワイナリーの歴史が始まりました。 ラベルに描かれているフルール・ド・リスはVerrier Du Bosq(ヴェリエ・デュ・ボスク)家の紋章です。 |
18世紀中旬 |
スコットランドのネゴシアンGeorge Smith(ジョージ・スミス)がワイナリーを購入し、自身の名前を付けました。 |
George Smith(ジョージ・スミス)には3人の子供がいたことで、3つの家に分かれました。 |
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1842年 |
当時の所有者で、1855年格付けの署名者である、ボルドー市長Lodi Martin Duffour Dubergier(ロディ・マルタン・デュフォール・デュベルジェ)このワイナリーをGrand Cru exceptionnel(グラン・クリュ・エクセプショネル)」のランクまで上げました。 |
1990年 |
Florence Cathiard(フローレンス・カティアルド)とDaniel Cathiard(ダニエル・カティアルド)がChâteau Smith Haut Lafitte(シャトー・スミス・オー・ラフィット)に惚れ込み、ワイナリーを購入しました。 |
1993年 |
近代化工事を終え、ブドウ畑の中心にあるGeorge Smith(ジョージ・スミス)の邸宅に住み始めました。 |
1995年 |
Mathilde Thomas-Cathiard(マチルド・トーマ・カティアルド)は夫のBertrand Thomas(ベルトラン・トーマ)と共にCaudalie(コダリー)製薬所を創設しました。 ブドウの種と枝の実を使って造られりうスキンケア用品は世界中で販売されています。 (コダリーサイトはこちら) |
Alice Tourbier Cathiard(アリス・トゥールビエール・カティアルド)と夫のJérôme(ジェローム)は2つのホテルを経営しています。 ワイナリー敷地内のLes Sources de Caudalie(レ・ソルス・ド・コダリー)とロワール地方Cheverny(シュベルニー)にあるLes Sources de Cheverny(レ・ソルス・ド・シュベルニー)です。 |
生産ワイン
- Château Smith Haut Lafitte(赤・白)
- Le Petit Haut Lafitte(赤・白)
- Les Hauts de Smith(赤・白)
の6種類が生産されています。
Château Smith Haut Lafitte(シャトー・スミス・オー・ラフィット)は言わずもがなのファーストワイン。
Le Petit Haut Lafitte(ル・プティ・オー・ラフィット)はセカンドワイン、Les Hauts de Smith(レ・オー・ド・スミス)はサードワインってことでいいと思う。
(ワイナリーが言及してないから、断言は避けますね。また訪問した時に聞いてみる!)
ブドウ畑
78haの畑を所有しています。
内11haが白ワイン用のぶどうを栽培しています。
67haある赤ワイン用畑には
- 55%カベルネ・ソーヴィニョン
- 35%メルロ
- 9%カベルネ・フラン
- 1%プティ・ヴェルド
白ワイン用畑には
- 90%ソーヴィニョン・ブラン
- 5%ソーヴィニョン・グリ
- 5%セミヨン
樽工房
Château Smith Haut-Lafitte(シャトー・スミス・オー・ラフィット)はワイナリー内に樽工房を持つワイナリーの一つです。
(参考;樽工房を持つワイナリー)
ここでは1日に3樽、年間500樽をワイナリー内で生産しています。
これはワイナリーで使用する樽の90%以上になるとのこと…!
全てフレンチオークで、フランスの7つの異なる森から採れた樹を使用しています。
伐採場所によっても、香りの性質や木理(もくり)の大きさが違うので、あえていろんな生産地で育った樹を使っています。
その伐採された樹の乾燥からワイナリーが行っているとのことで、凄い労力をかけて自分たちの求める樽を造っているのがわかります。
ちなみにですが、スミス・オー・ラフィットは燻製香を求めていないので、それが出ない様に気を付けています。
赤ワイン
収穫と選果
選果は手摘みで行われています。
その後、光学選果機と手での選果を行います。
醸造施設
タンクは木製タンク。
アルコール発酵中はピジャージュを1日に5回程度行っています。
スミス・オー・ラフィットが目指しているのは、しなやかで繊細なタンニンを持つワイン!
(参考;ワイン醸造:アルコール発酵について。)
熟成
見学できる赤ワイン用の熟成室は温度13℃、湿度75%に設定されています。
ここではファーストワインのみ熟成されていて、セカンドワインは新しい建物内で熟成されています。
この新しい建物、太陽光や地熱を使っていて生産エネルギーが消費エネルギーを超えています!*
白ワイン
手摘み収穫を行っています。
収穫されたぶどうはすぐに圧搾されて、果汁のみで醸造を行います。
白ワインは醸造/熟成共に樽内で。
熟成も澱を残したまま行うので、よりオイリーでバランスの良い、ペサック・レオニャンらしいワインを造ることが出来ます。
まとめ
ブドウ品種 |
赤ワイン用
白ワイン用
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タンク |
木製タンク |
熟成期間 |
赤ワイン18か月 白ワイン12か月 |
新樽使用率 |
赤ワイン60% 白ワイン5% |
ワイナリー情報
Château Smith Haut-Lafitte(シャトー・スミス・オー・ラフィット)
住所;Château Smith Haut Lafitte, 33650 Martillac
電話;+33 5 57 83 11 22
メール;visites@smith-haut-lafitte.com
参考記事
最後に
スミスオーラフィット、どうだったでしょうか。
ここは、また訪問したいなぁ。
レストランも2つ、ワインバーとオーセンティックバーも敷地内にある。
さらにスパやホテルもあるから1日中ここだけで楽しめる!
ロックダウン開けに行きたいところがいっぱいある!
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