AOCポムロールについて

AOC(原産地呼称)

ここ最近ワイナリー記事が続いているので、AOCについて少しずつお届けしていこうと思います。

まずは、格付けがない地域Pomerol(ポムロール)についてお届けします!

 

 

歴史

アペラシオンの記事も、ワイナリー記事と同様にまずは歴史からお届けします。

4世紀

昔は、2つの道がこの地域を横断していました。

その内の1つは詩人Ausone(オーゾンヌ)がLibourne(リブルヌ)の近くCondat(コンダ)の港からLucaniac(ルカニアック)の別荘に行くために続いていました。

 

まずはローマ人、その次にエルサレム聖ヨハネ騎士団の援助修道会たちが、最初にこの場所にブドウ畑を栽培しました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼者たちは、伝統的にポムロールを通り、宿泊や慰めを受けました。

彼らにとってポムロールは忘れられない土地となり、素晴らしい土壌から生まれるワインは、巡礼への勇気を与えました。

12世紀~中世

エルサレム聖ヨハネ騎士団の援助修道会のおかげで、ポムロールのブドウ畑は発展しました。

14~15世紀

ブドウ畑は百年戦争と宗教戦争によって、荒廃し放棄されました。

15~16世紀

荒廃、放棄されたブドウ畑が再建されました。

援助修道会はリブルヌに初めての騎士修道会組織をつくりました。

19世紀の火事で焼失してしまったため現存しない「ホスピス」の館は、洗練されたロマネスク様式の教会でした。

その後、より広い教会に取って代わられ、その尖塔は現在もブドウ畑の真ん中に残っています。

18世紀中頃

この頃にこの素晴らしいアペラシオンの現在の姿が形成されていきました。

それ以来、この地域のワイン栽培は発展を遂げ、ワインは世界中の美食家たちに求められるようになりました。

19世紀中期

外国の船や愛好家などがポムロールの名声を世界に伝えました。

ネゴシアンたちはポムロールを定期的に訪れ、ワインの発展を最も近くで目にしてきました。

19世紀後期

ブドウ畑の近代化と発展の時代を迎えます。

フィロキセラの被害に遭い、ブドウ畑の発展に暗雲が漂います。

大西洋を越えてやってきた寄生虫は、ボルドーのブドウ畑全体を襲います。

それにより、ポムロールのブドウ畑も再建を余儀なくされました。

戦間期~1945年

ブドウ栽培の発展は、Corrèze(コレーズ)やベルギーからやってきた新しい家族の登場に後押しされます。

 

Isle(イール)川とDordogne(ドルドーニュ)川の合流点にあるLibourne(リブルヌ)港はヨーロッパ他国との交流の地でもありました。

それにより、この地域は商業的にも優れた場所でした。

この地理的状況は、地域の経済発展に大きく貢献しました。

今日

この地域は世界中で最も有名なブドウ畑の一つとして知られています。

アペラシオンの大きさ、栽培者の特徴、メルローの放漫さ、テロワールの特徴がこの地域の特徴です。

 

名前の由来

こちら公式文書が発見できなかったので、私がワイナリーで聞いたことです。

昔ポムロールではリンゴが沢山植えられていたと言われています。

リンゴはフランス語で「Pomme(ポム)」。

そこからPomerol(ポムロール)という名前が付いたと言われています。

 

場所

ボルドー市内からガロンヌ川、ドルドーニュ川を超えた「右岸」と呼ばれる場所に位置しているのがこのポムロール。

この絵を見ても、かなり小さなエリアだとわかります。

 

生産面積と生産者

813ヘクタールとボルドーではかなり小さなアペラシオンの一つです。

ちなみにこれはボルドー全体のブドウ畑の0.7%

その中に138もの生産者が存在しています。

つまり、一つのワイナリーにおける平均面積は6ha

ボルドーにしてはかなり小さいです。

絵を書いてみたので興味ある方はどうぞ。

googlemapでもまとめてみました。 こっちの方が見やすいかなぁ。

土壌

ポムロールのブドウ畑は、Isle(アイル)川Dordogne(ドルドーニュ)川の合流点ある谷に向かって連続した台地に位置しています。

土壌の表面は砂利と粘土、砂質で形成されています。

ポムロールの下層土には酸化鉄が広がっていて、この地域では「crasse de fer(クラス・ド・フェール/鉄のシミ)」と呼ばれています。

この下層土がポムロールのワインに独特の特徴を与えます。

ブドウ品種

大体ですが、

  • 80%メルロー
  • 15%カベルネ・フラン
  • 5%カベルネ・ソーヴィニョン

が栽培されています。

ポムロールでは、このカベルネ・フランもワインにいい影響を与えてくれます。

ちなみに、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、マルベック、メルロ、プティ・ヴェルドが認められています

ワイナリー

ポムロールには138のワイナリーがあると書きましたが、以前そのワイナリーのSNSをまとめた記事をかいたので、興味のある方はこちらもどうぞ。

ポムロール全ワイナリーSNSまとめ

この記事では、ホームページをはじめインタグラムなどのSNSもまとめました。

収穫から熟成

ポムロールでは「手摘み」収穫のみが認められています。

大体ですが、9月後半から10月末までの間に行われています。

熟成は収穫年の翌年11月1日まで行う必要があるので、1年以上は熟成しなさいってことですね。

参考記事

ポムロール全ワイナリーSNSまとめ

 

最後に

今回は軽くポムロールについてお届けしました。

いろんなアペラシオンの仕様書を少しずつ訳しているので、いつかそれもお届けできればと思っています。


感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。
sachiwines@gmail.com

その他色々やってるので、良かったら見てください☆ 
InstagramTwitter
レストランブログ
FacebookBordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット 
Homepage・SachiWines 
旧ブログ・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット レストランブログ
広告

コメント

  1. […] 参考;AOCポムロールについて […]

  2. […] 参考;AOCポムロールについて […]

タイトルとURLをコピーしました