書いてなかった生産者シリーズ、今回もコニャックメゾンです。
日本にも輸入されているBache-Gabrielsenについてお届けします!
歴史
1877年 | Josef Alexander GabrielsenとKamilla Bacheがノルウェーで酒屋を開業しました。 長い年月をかけて、彼らは息子のThomasに情熱を受け継がせました。 |
1903年 | Thomas Bache-Gabrielsenは軍政を離れ、家業を発展させるためにフランスは、コニャックに移動しました。そこで、彼はワイン生産者の娘でシャラント人の若い娘Odetteに出会いました。 それにより、彼の心はコニャックに定住することを決めました。 |
1905年 | ノルウェー人の友人Peter Rustadの助けを借り、1852年に創業されたコニャックメゾンA. Edmond Dupuyを購入しました。 ここからコニャックメゾンBache-Gabrielsenの歴史が始まります。 |
1906年1月23日 | ThomasとOdetteはコニャックで結婚しました。 |
1909年 | ThomasとOdetteの3人の息子の長男であるRenéが誕生しました。 |
1932年 | パリのHEC資格を取得し、Renéが家業に加わりました。 |
1029年 | 世界大恐慌の影響で、Bache-Gabrielsenは苦境に立たされます。 そのため、Renéは掲載が回復するまで、イギリスの銀行で職を探しました。 |
1939年 | 戦争により、Renéはフランスに戻ります。 |
1942年 | Thomasの死。 同年、RenéはGenevièveの愛称を持つ、Ginと結婚します。 |
1943年 | 戦時中、長男のChristianが誕生します。 |
Christianはポワティエで科学と経済の学位を取得後、ドイツで6か月間兵役につきました。 | |
父親のRenéと家業を共にします。 父親がセールスとコニャックのブレンドをしている間、Christianは管理業務を行いました。 |
|
Christianは父親Renéがなくなる数年前に共同経営者になり、4半世紀の間会社を経営し、国際的な事業拡大に貢献しました。 | |
ChristianはSylvieと結婚し、4人の息子を授かりました。 | |
1985年 | Renéの死。 |
1989年 | コニャック生産地であるプティット・シャンパーニュのBrives村に何世代も続く自身のドメーヌを所有しているJean-Philippe Bergierがセラーマスターとなりました。 彼はSegonzacにある唯一の蒸留酒専門大学で学び、学位も取得しています。 さらにBureau National Interprofessionnel du Cognac(BNIC/コニャック委員会)のメンバーでもあります。 |
2009年 | Christianの長男Hervéが跡を継ぎ4代目となりました。 はボルドーのKedgeで学び、スウェーデンのペルノ・リカールに経営管理のVIEとして入社しました。 その後、ハイネケン・フランスの営業を経て、樽会社Seguin Moreauに入社しました。 Bache-Gabrielsenには2003年よりセールスマネージャーとして入社していました。 |
Christianは引退したものの、監査役会長としてメゾンへの参加を続けています。 さらにコニャックのバーやレストラン、ワインショップなどへの配達を自転車で行っています。 |
|
2015年 | メゾンが拡大しました。 コニャックから数キロメートル離れたLouzac-Saint-Andréに3つの熟成セラー、2つの貯蔵庫、ブレンドセラーを所有しています。 |
畑
自社でのブドウ畑の所有はなく、80ものブドウ栽培家と契約しています。
クリュも様々で、それにより複雑実のあるコニャックを生産することができます。
グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュは石灰土壌。
内1件はセラーマスターのJean-Philippe Bergierの畑です。
エレガントさと、フローラルさを与えます。
ファン・ボワとボン・ボワは粘土土壌。
短い熟成でも愉しめ、フルーティーなものが出来上がります。
ボルドリ―はフルーティーでフローラルで、繊細なコニャックを。
さらにボワ・オルディネールは塩味のあるコニャックを造ります。
蒸留
蒸留はゆっくり行うことで、複雑なコニャックを造りだすことができます。
それぞれのブドウ栽培者が蒸留を行っています。
以前の記事
熟成
4つの熟成セラーを所有していて、基本的にはフレンチオークですが、「American Ork」というコニャックを生産していて、それに関してはアメリカンオークを使用しています。
参考記事
熟成の専門家、デラマン
コニャックについて。
【長文】コニャックの仕様書全文訳!
コニャックメゾンの全貌!
コニャックのAOCとクリュ、それぞれの特徴
コニャックのクリュって何?アペラシオンは?
コニャックの原料は?品種は?
コニャックの蒸留について
コニャック、熟成年数についてまとめ。VS/VSOP/XO
コニャック|XXOって何?
コニャックの秘密。どうしてミレジメ/ヴィンテージものが少ないのか。
ピノー・デ・シャラントについて
ピノー・デ・シャラント全生産者リスト
地元でしか見つけられない、ヴァン・ド・ペイ・シャランテとは
最後に
コニャック市内にある、コニャックメゾンです。
いつも丁寧な案内してくれるし、試飲を色々させてくれるのも嬉しい。
ただ蒸留器とかはないので、蒸留期間中に行く面白さはないかも?
コニャック訪問した時に行きやすいメゾンでもあるので、是非行って欲しいです。
そしてバッシュ=ガブリエルセンのコニャックを買うなら、コニャック市内の本社で買うのが一番安いです!
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 ワイナリー通訳同行のご依頼も承ります。 sachiwines@gmail.com 小さな生産者のワインやお酒の販売を始めました。 ホームページ:アリエノール Instagram:アリエノール X:アリエノール その他色々やってるので、良かったら見てください。 Instagram:sachiko0418 X:sachiwines レストランブログ Facebook:ボルドージャポンネット ホームページ:ワイナリー通訳同行 旧ブログ:ボルドージャポンネット レストランブログ
コメント