最新の技術?メドック格付け、シャトー・ペデスクロー

ポイヤック

このブログで何度か名前が出てきているシャトー・ペデスクロー

そういえば、タンクやイベントについては書いてたけど、ワイナリーのことを書いていなかったなぁと。

ということで、今回はシャトー・ペデスクローの特集です!

 

簡単に歴史

シャトー・ペデスクローの歴史は1810年に始まります。

クルティエでもあった、Pierre Urbain Pédesclaux(ピエール・アーバン・ペデスクロー)の手で出来たワイナリーです。

当時、畑は28haのみで、それほど大きくはありませんでした。

そして1855年の格付けで5級に選ばれます。

そのかなり後、2009年にオーナーが変わります。

2008年からサンテステフのChâteau Lilian Ladouys(シャトー・リリアン ラドゥイ)のオーナーであったFrançoiseとJacky Lorenzetti(ロレンツェッティ) がシャトー・ペデスクローを購入しました。

ロレンツェッティは不動産業を行っている一族です。

 

建物について

元々は18世紀後半に建てられました。

2008年にオーナーが変わったのち、2014年に醸造施設が完成し、2015年にお城が完成しました。

このリフォームはJean Michel Wilmotte(ジャン・ミッシェル・ウィルモット)という建築家によって行われました。

醸造施設は高さ12メートル(地下含め)4階建てで、ワイン造りに関わるものをテーマに造られています。

材質

窓枠に使われているステンレスはステンレスタンク

地面に使われているオークは樽

同じく地面に使われているコンクリートは畑に広がる石

窓に使われているガラスは自然や人

表現しています。

 

畑について

当初28haだった畑も、今現在は50haまで広がっています。

所有の畑のうち、建物の周りに6.5haあり、その外の畑は少し離れたところにあります。

栽培方法

栽培方法は、今現在50%が減薬農法、25%がビオ、25%ビオディナミ。

平均樹齢は30~40年です。

(ワインに使われる木の樹齢は5年から65年くらい)

 

ブドウ品種

50haの内、48%がメルロ、47%がカベルネ・ソーヴィニョン、残りがプティ・ヴェルドとカベルネ・フランです。

昔はメルロが多かったのですが、土壌によりあるカベルネ・ソーヴィニョンに植え替えが行われています。

 

ちなみに、メルロは基本的にセカンドワインに、カベルネ・ソーヴィニョンは基本的にファーストワインに使われます。

 

収穫

手摘み収穫で行われています。

季節労働者が200名くらいで、内60名が醸造施設内で働くそうです。

収穫は、メルローから始まり、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニョンという順で行われます。

収穫から醸造が始まるまで

ブドウは収穫後、そのまま24時間の間、5度に冷やされた部屋に入れられます。

その後、(房で)選果、除梗、(実で)選果がおこなれます。

醸造

タンクはすべてステンレス

58基ありますが、このタンクは上下2つに分かれているので実質116基あります。

タンクは64ヘクトリットルから140ヘクトリットルまで6サイズあります。

アルコール発酵前に低温での醸しが行われます。

その後25度くらいでアルコール発酵が1週間。

発酵中の攪拌は基本的にデレスタージュのみ

デレスタージュは一日に2~3回行われます。

(このデレスタージュについては、エレベータータンクについて。をご覧ください。)

そしてマロラクティック発酵。

18度に設定されたタンク内で行われ、その間ピジャージュが行われます。

(プレスワインは樽内でマロラクティック発酵を行う)

 

ブレンド

このブレンドを行うタイミングはワイナリーによって様々。

ここペデスクローでのブレンドは、発酵が終わった後、熟成が始まる前に行われます。

(参考;ボルドーワイン=ブレンドワイン

 

熟成

個体によりますが、12月くらいから熟成が始まります。

熟成セラーには800樽くらいがおかれていて、半分が新樽です。

8社の樽会社から樽を購入しており、内7社がフランス、1社がオーストリアです。

ちなみに、焼き加減はミディアムプラスのものがほとんど。

熟成セラーは醸造室の地下にあるので、こちらもポンプを使わずにタンクから樽にワインが入れられます。

 

熟成期間

ファーストワインとセカンドワインによって異なります。

  • ファーストワインは16か月熟成で60%が新樽、40%が1度ワインを熟成させた樽で熟成
  • セカンドワインは12か月熟成で30%が新樽、70%が1度ワインを熟成された樽で熟成

されています。

 

瓶詰め

醸造でもそうですが、瓶詰めでもポンプを使わずに行います。

エレベータータンクで建物の一番高いところにワインを持っていき、

地下の瓶詰め場所までホースでワインを落としていきます。

ホースは12メートルの長さなので、1気圧が与えられ、ポンプを使わずに瓶詰めを行っています!

 

その他記事まとめ

シャトー・ペデスクローに関する、今回の記事に関係する記事をまとめました。

もしよろしければご覧ください。

メドック格付けワイナリー、セカンドワインリスト

2018年野田祥子的メドック格付け

エレベータータンクについて。

【その1】グランクリュのチョコレート×グランクリュのワインのマリアージュ

【その2】グランクリュのチョコレート×グランクリュのワインのマリアージュ

 

最後に

シャトーペデスクローの特集、いかがだったでしょうか。

今は家にいる時間も長いので、その他ワイナリー特集記事もあげようと思っています。

このワイナリーの記事を書いてほしい!というのがあれば教えてもらえると嬉しいです。


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