今回は、格付けワイナリーではなく…ラランド・ド・ポムロールにあるChâteau la Fleur Boüard(シャトー・ラ・フルール・ド・ブアール)についてお届けします。
歴史
1998年、シャトー・アンジェルスのHubert de Boüard(ユベール・ド・ブアール)がワイナリーを購入することで始まりました。
彼はアンジェルス以外で、さらにあまり知られていないAOCでワインを造ってみたいと思い、ラランド・ド・ポムロールにワイナリーを購入。
彼の購入以降、除草剤を使わない、手入れに時間とお金をかけ、ブドウ畑の再編成を行いました。
そして2012年に新しい醸造室を完成させました。
(後に写真を載せていますが、かなり珍しいスタイルです)
以前はステンレスタンク+ルモンタージュでしたが、現在はステンレスタンク+グラヴィティ+デレスタージュを行います。
ブドウ畑
30ヘクタールとかなり大きな畑を持つワイナリー。
ネアック土壌と呼ばれる、粘土質/粘土砂礫質の場所にはメルローを
ラランド・ド・ポムロールの中心に位置し、地表20センチメートルに石がたくさんあり、その下に粘土石灰土壌や粘土砂礫土壌が広がる場所にはカベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニョンを植えています。
醸造施設
先ほども書きましたが、グラヴィティでの醸造を可能にする醸造施設を2012年に完成させました。
28基のステンレスタンクでワイン醸造を行っています。
以前、シャトー・ペデスクローの記事でも触れましたが、エレベータータンクでデレスタージュを行います。
- 参考記事;エレベータータンクについて。
- 参考記事;最新の技術?メドック格付け、シャトー・ペデスクロー
- 参考記事;ワイン醸造:アルコール発酵について。
醸造
アルコール発酵はタンクと樽で行います。
樽での醸造は全体の10~15%。
熟成施設
フランスオーク樽を12~13社から購入しています。
100%新樽で、焼き加減はミディアム。
まとめ
ブドウ品種 |
メルロ カベルネ・ソーヴィニョン カベルネ・ソーヴィニョン |
タンク |
ステンレスタンク 10~15%樽醸造 |
新樽使用率 |
100%新樽 |
参考記事
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