コニャックの秘密。どうしてミレジメ/ヴィンテージものが少ないのか。

タイトル通りですが、何故コニャックではビンテージものが少ないのか、そしてビンテージコニャックはどうして値段が高いのか

ビンテージでないものより質が良いから高い?

いいえ、違います。

結論はとても単純なんですが、あまり語られない話を今回は書いていきたいと思います。

 

理由、それは…

単純に手間がかかること高いことに由来します。

どうして手間がかかるのか。

どうして高いのか。

これがコニャックの不思議。

 

どうして手間がかかるの?

コニャックのミレジメを作るためにはBNICというコニャックの管理委員会の役割が重要です。

シャンパーニュやアルマニャックなど、同じようにブレンドしたりミレジメを出している地域では、生産者の自由にミレジメを作ることができます。

ただ、コニャックでは

  • 樽の蓋を蝋で固める
  • 鍵付きのミレジメ専用の熟成室をつくる

という上2つのどちらかが必要です。

つまり、生産者が自由に樽を触れない

作業をしたいときにはBNICにお願いをし、作業を全て監視してもらわなければいけません。

 

樽の蓋を蝋で固める

樽の蓋を蝋で固める場合はこんな感じ。

コニャック

蝋+紐で繋がれているので、勝手に開けるとすぐばれます。

BNICの管理下以外で蓋を開けると、ミレジメとして販売できなくなります

 

鍵付きのミレジメ専用の熟成室をつくる

写真がめっちゃ暗くて、見にくいですが柵の奥に樽が並んでます。

コニャック

鍵付きの熟成室の場合、鍵はBNICに預けます。

作業をしたいときはBNICの人に来てもらって、鍵を開けて作業をする。

こちらも同じく管理下でしか作業ができません

 

どうして高くなるの?

上に何度か書きましたが、BNICの管理下でないと作業ができない。

つまり、作業をするときはBNICの人にお金を払って来てもらいます

いくら蒸留酒といえども、ずっと放置しておくわけにはいきませんので、その都度お金が発生してしまう、という訳です。

つまり、その分最終的な製品の価格にかかわってきます。

 

そもそも何故そんなことが起こるのか

他の地域(シャンパーニュ/アルマニャックなど)でのミレジメの生産は、生産者への信頼の上成り立っています。

コニャックのように管理されなくてもミレジメが造れるので、生産者がミレジメだと言えばミレジメです。

コニャックに関しては、信頼ではなく「確実に」ミレジメ

こっそり違うビンテージを混ぜてもBNICの人にすぐばれますから。

だって、監視されながら作業しなければならないので。

これは大手メゾンが原因だと考えられます。

大手メゾンは比較的若いコニャックを生産したい。

熟成に時間をかければかけるほど場所とお金がかかるので…。

特にミレジメを造る理由はない。

つまり、大手を守るため…?大手の差し金…?

(断定は控えます)

考えると、シャンパーニュは大手メゾンもミレジメを造っている。

アルマニャックはそもそもコニャックのような大手メゾンが存在しない。

(あまり大きな声で言えないので、文字も小さくしました。笑)

 

結論

つまり、コニャックに関しては高いミレジメが良いものだとは決して言えません

製品本来の価格+BNICに払う価格ですので。

それでもビンテージものコニャック、私は好きです。

その年々を反映している一つの作品だと思ってます。

これを知っていても、買いたくなるし、実際買ってるし。

つまり、言いたかったのは高いからと言って、ミレジメの方が良いとは言えないよ、ということです。

コニャックのミレジメが少ない理由を知って貰えればうれしいです。


感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。
sachiwines@gmail.com

その他色々やってるので、良かったら見てください☆ 
Instagramsachiko0418 
レストランブログ
FacebookBordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット 
HomepageBordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット 
旧ブログ・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット レストランブログ
広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください