5大シャトー1日でまわってみた

マルゴー

5大シャトーってやっぱりボルドーワインのシンボル的なワイナリーたちよね。

この間初めて1日で全部のワイナリーを巡りました!

とはいえ訪問は1件だけ。

今回は地図を交えながら、そして写真を交えながら、共有したいと思います。

似たような写真が多いけど、全部同日に撮った写真ということでブドウ畑の変化が少ないのをお許しください。

5大シャトーとは

このブログで何回か触れていますが、1855年のメドック格付けで1級に選ばれたワイナリーのこと五大シャトーと呼びます。

具体的には

上のワイナリー名からは、ワイナリーの公式サイトに飛べます。

この格付けについては別に記事を書いているのでそちらをご覧いただけると嬉しいです。

それぞれの位置

五大シャトーというからには5件ワイナリーがあります。

ボルドーから一番近いペサックにあるのがChâteau Haut-Brion(シャトー・オ=ブリオン)

ここだけメドック地方とは違いますが、格付け1級に選ばれています。

そしてボルドーの北側、メドック地方にあるのがChâteau Margaux(シャトー・マルゴー)

ボルドーから45分くらいで行ける、唯一マルゴー地区にある1級ワイナリーです。

少し北に行ってサンジュリアンは1級ワイナリーがなく、ポイヤックに入ってすぐChâteau Latour(シャトー・ラトゥール)が。

ポイヤックの町を抜け、少ししたところにあるのがChâteau Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロスチャイルド)

最後、ポイヤックの一番北に位置しているのがChâteau Lafite Rothschild(シャトー・ラフィット・ロートシルト)です。

今回の行程

1日ですべてのワイナリー訪問をするのはかなり難しいです。

というか不可能…。

一度五大シャトーの訪問について記事にしていて、大体の見学時間も書いてあります。

今回訪問したのはChâteau Margaux(シャトー・マルゴー)ですが、瓶詰め作業中ということで中に入れない区画があったのと、コロナ禍ということで試飲はなし。

実際の訪問時間は30~45分くらいでした。

通常であれば1時間~1時間半あるので短かった。

まぁ試飲してないから当然と言えば当然なんやけど。

そして2年間見学受け入れしてなかったのに、急な連絡にも関わらず訪問を受け入れてくれたワイナリーに感謝。

その後最北はサンテステフまで行き、Château Haut-Brion(シャトー・オ=ブリオン)の畑を見てからボルドーに帰りました。

タイムテーブル

ざっくりこんな感じでした、という情報共有。

畑見ながら、話しながらだったのでワイナリー1件にかけてる時間長いと思われるかな…。

でも畑の散歩とか気持ちいいよ。

9時 ボルドー発
10時 Château Margaux(シャトー・マルゴー)着 
  見学(試飲なし)
10時45分 Château Margaux(シャトー・マルゴー)発
11時15分 Châtaeu Latour(シャトー・ラトゥール)着
  畑の写真撮影
11時45分 サンジュリアンでランチ
13時 サンジュリアン発
13時15分 ポイヤックの港を通りChâteau Montrose(シャトー・モンローズ)へ
  畑の写真撮影
13時30分 Château Montrose(シャトー・モンローズ)発
13時45分 Château Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロスチャイルド)着
  畑と建物写真撮影
14時15分 Château Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロスチャイルド)発
14時20分 Château Lafite Rothschild(シャトー・ラフィット・ロートシルト)着
  畑と建物写真撮影
14時45分 Château Lafite Rothschild(シャトー・ラフィット・ロートシルト)発
16時 Château Haut-Brion(シャトー・オ=ブリオン)着
  畑写真撮影
16時30分 Château Haut-Brion(シャトー・オ=ブリオン)発
17時 ボルドー着

具体的な行路

ボルドーからマルゴー

まずはボルドーからChâteau Margaux(シャトー・マルゴー)

ボルドー発はオペラ、Grand Thêatre(グラン・テアトル)にしました。

実際には45分くらいかかったかな。

日中はボルドーの街を出るのに凄い時間かかる。

ボルドーを車移動する方、必ずとい言っていいほど渋滞してますのでお気をつけを。

そしてChâteau Margaux(シャトー・マルゴー)訪問。

訪問の後は、中に入れなかったところを外から見たり、畑見たり。

確か11時前にChâteau Margaux(シャトー・マルゴー)を出たのかな。

マルゴーからポイヤック

そのままD2(ワイン街道)を通ってChâtaeu Latour(シャトー・ラトゥール)まで

D2は有名ワイナリーが立ち並んでいるので、車で走ってるだけで楽しい。

Châtaeu Latour(シャトー・ラトゥール)はサンジュリアンを超えてすぐのところにあります。

見学の予約をしてないと門の中までは入れないので石垣の外からと、畑に近づけるところがあるので2か所で写真を。

ついでに隣のChâteau Pichon Longueville Comtesse de Lalande(シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド)

兄妹ワイナリーのChâteau Pichon Baron(シャトー・ピション・バロン)も。

この2件はメドックらしい素晴らしい城を構えているので、撮影におすすめ。

Châtaeu Latour(シャトー・ラトゥール)の門の隣にある城はChâteau Pichon Longueville Comtesse de Lalande(シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド)ですが、Châtaeu Latour(シャトー・ラトゥール)と間違えている方が多い印象。

Châtaeu Latour(シャトー・ラトゥール)の城は門の中にあるので外からは見えないのです。

サンジュリアンでランチ

サンジュリアンはとても小さくて、レストランもあんまりない。

ワイナリーの方もいらっしゃるし、地元らしい、気楽な食事をしたいならお勧めのBistrot Chez Méméへ。

オーナーは日本好きで、とっても優しい。

この日…写真撮らずにごはん食べてた。

前に行ったときの写真を共有しますね。

個人的にはハンバーガーがおすすめ。

 
 
 
 
 
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サンジュリアンからサンテステフ

折角なら、とサンテステフのChâteau Montrose(シャトー・モンローズ)まで行きました。

ポイヤックの港を通って、さらっと景色を見ながら。

Château Montrose(シャトー・モンローズ)に着いたら雨降ってきた…。

ワイナリー敷地内には、羊もいます。

この日は寒いし雨やしで小屋の中に皆いたけど、天気のいい日はみんな外に出ててかわいい。

サンテステフからポイヤックへ

そしてChâteau Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロスチャイルド)

なんでChâteau Lafite Rothschild(シャトー・ラフィット・ロートシルト)行かへんかってん、って言われるかもしらんけど…ちょっと道1本間違えてChâteau Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロスチャイルド)の方が近くなったから。

ちょうど14時になったからショップ見たかったけど、コロナの影響で閉まってた。

普通は14時になったら開くので、ワインやポロシャツとか買えます。

ポスターとかポストカードも。

ちなみに駐車場からショップの間にある畑はワイン用ではない、見学者用に向けて植えられた畑なので、ショップの裏側に回るのをお勧めします。

そしてChâteau Lafite Rothschild(シャトー・ラフィット・ロートシルト)

ポイヤックの一番北側まで来ました。

畑と美しいお城の写真を。

高台にあって、風が心地いいのでちょっと畑の中を散歩しました。

お城の写真もしっかり撮りましたよー!

ポイヤックからペサックへ

そしてChâteau Haut-Brion(シャトー・オ=ブリオン)までは少し長い道のり

今度はD2ではなく、少し内側の道を通りました。

理由はこっちの方が早いから。

Château Haut-Brion(シャトー・オ=ブリオン)は住宅地の中にあってびっくりする人いるかも。

こちらも敷地内に入れないので、外から門と畑の撮影をしました。

ペサックからボルドーへ

この地図では10分とか書いてるけど、これまた渋滞にはまって中々到着しなかった。

ボルドーはそんなもんです。

最終目的地は最初の劇場にしました。

これで8時間くらいの行程。

仮定

今回は試飲なしのChâteau Margaux(シャトー・マルゴー)見学だけやったから8時間で行けたけど、通常見学やったら結構駆け足で畑を見なあかんなぁって思った。

あ、Château Montrose(シャトー・モンローズ)とか寄り道しなかったら行けるか。

見学2件してたら五大シャトー1日でぐるっと見るのは難しいかな、と。

でもChâteau Haut-Brion(シャトー・オ=ブリオン)を別日にしたらできるかな。

さらにChâteau Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロスチャイルド)の見学してても1日で見るのは難しいかも。

2時間半~3時間見学あるのです。

ムートン内の博物館に放たれる時には結構疲れてる。笑

ちなみにどこにも止まらずに移動しても3時間はかかります。

(同じく劇場発着想定)

これはランチも休憩も想定してない場合。

長時間の運転に慣れてなかったら結構疲れますよね。

おすすめの場所

コーヒー飲むとか、休憩にお勧めはポイヤックの港かな。

美味しいレストランは少ないけど、風があって気持ちいいし、何時でもコーヒーが飲めるのもいい。

同じ港にある観光案内所もおすすめ。

お土産も売ってるし、ワインも売ってる。

メドックの地図とかも頼めば貰える。

そして、ワイナリーにこだわりがなければ当日でもワイナリー見学予約してくれたりします。

とりあえず困ったらここかな。

映えるワイナリー

今回行ってないけどお城が映えるワイナリーを。

Château Cos d’Estournel(シャトー・コス・デストゥーネル)はサンテステフに。

インド風の建物が目を惹きます。

そしてそのすぐ近くにある同じくサンテステフのChâteau Lafon-Rochet(シャトー・ラフォン・ロシェ)

ここは黄色い建物が目を惹く。

謎の牛のオブジェもなんだかいい感じ。

そしてマルゴーにあるChâteau Palmer(シャトー・パルメ)

Château Pichon Baron(シャトー・ピション・バロン)と同じ建築士のデザインなので、そういうところを見るのも面白い。

他にもいくつかあるんやけど、許可がないとお城の写真も撮れない所が多いので、門の外からでも美しいワイナリーはこの辺かなぁと。

公式ホームページ

Château Lafite Rothschild/シャトー・ラフィット・ロートシルト

Château Latour/シャトー・ラトゥール

Château Margaux/シャトー・マルゴー

Château Haut-Brion/シャトー・オー=ブリオン

Château Mouton Rothschild/シャトー・ムートン・ロスチャイルド

参考記事

1855年メドック格付けまとめ

ボルドー、五大シャトーの見学について。

ボルドー、メドック5大シャトーの凄いところまとめてみた。

メドック1級シャトー、シャトー・ラフィット・ロートシルト

1855年メドック格付け1級、シャトー・ラトゥール

五大シャトーの一つ、シャトー・マルゴー

5大シャトーの一つ、シャトー・オー・ブリオン

唯一後に格付け1級にあがった、シャトー・ムートン・ロスチャイルド

最後に

いつになく地図が多い記事になってしまいました。

何か皆さんのためになることがあればいいなぁ。

もっとサクサク畑をみると8時間もかからんと思う。

1日で5大シャトー全部回るのは、中々おもしろかった!

畑だけ見てても、楽しかったです。

何回訪問しても、何回畑見ても、毎度毎度楽しい私が言うと説得力があるのかわかりませんが。笑

この行程での注意は、ボルドー市内の渋滞。これが一番疲れるかもしれない。


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