赤い建物が目印、シャトー・ラ・ドミニク

サンテミリオン

サンテミリオン格付けに選ばれているワイナリー、Château La Dominique(シャトー・ラ・ドミニク)のご紹介です。

ポムロールのすぐ隣に位置しているので土壌はどちらかと言えばポムロールより。

レストランもあるので、ここで食事されたことがある方も多いのではないでしょうか。

歴史

17世紀初頭 「Durieu(デュリュー)」と呼ばれたこのドメーヌはDominique Glenne(ドミニク・グレンヌ)家に売却されました。
1690年 Jacques Micheau(ジャック・ミショー)とIsabeau Micheau(イザボー・ミショー)がワイナリーを購入した時は「Dominique(ドミニク)」と呼ばれていました。
19世紀半ば ネゴシアンのHenri Greloud(アンリ・グレルー)がLa Dominique(ラ・ドミニク)と名前を女性化させました。
1969年 Clément Fayat(クレマン・ファヤット)氏はサンテミリオングラン・クリュ・クラッセのポテンシャルがあると一目で判断し、当時ブドウの木に囲まれただけのこの場所を購入しました。
  息子のJean-Claude Fayat(ジャン=クロード・ファヤット)は父親と同様、品質と戦略に投資を行いました。
2014年

ケ・ブランリ美術館の建設に協力したJean Nouvel(ジャン・ヌヴェール)に声をかけました。

ボルドーワインの愛好家で、国際的に有名な建築家ですが、ワイナリーの設計は初めてでした。

彼は機能的で明るく風通しの良いユニークで前衛的な建物をイメージし、現在Château La Dominique(シャトー・ラ・ドミニク)は最も美しいワイナリーの一つになりました。

生産ワイン

Fayat(ファヤット)家の持つワイナリーは他にもありますが、ここで造られているのは2種類。

  • Château La Dominique
  • Relais de La Dominique

Château La Dominique(シャトー・ラ・ドミニク)はファーストワイン、Relais de La Dominique(ルレ・ド・ラ・ドミニク)はセカンドワインです。

ファーストワインについてはこの後色々書いているので省略。

セカンドワインはメルロー100%で造られる、軽やかで飲みやすいワインです。

ブドウ畑

サンテミリオンの北西、ポムローににほど近い場所に位置するワイナリーです。

29ヘクタールとサンテミリオンの中ではかなり大きな畑を所有しています。

ちなみに周りにはChâteau Cheval Blanc(シャトー・シュヴァル・ブラン)、Château Figeac(シャトー・フィジャック)、Château La Conseillante(シャトー・ラ・コンセイヤント)、Château L’Evangile(シャトー・レヴァンジル)と偉大なワイナリーに囲まれています。

北側の畑は粘土の混ざったポムロールらしい土壌が広がり、ここにカベルネ・ソーヴィニョンが植えられています。

地表に石も多く、温度が高いので、遅咲きのカベルネ・ソーヴィニョンの生育に向いているためです。

南側の畑はサンテミリオンらしい粘土石灰土壌が地中に広がります。

青い粘土土壌もありますが、少し温度が低い土壌ではメルローやカベルネ・フランが栽培されています。

割合は

  • 89%メルロー
  • 8%カベルネ・フラン
  • 3%カベルネ・ソーヴィニョン

基本的には減薬農法での栽培で、5ヘクタールのみオーガニック栽培を行っています。

その他の畑も環境に配慮しているために、HVEやISO14001も取得しています。

収穫と選果

収穫は手摘みで。

小さなカゴに入れて行います。

これはブドウが下のブドウを潰してしまわないために。

その後選果をして、少しブドウの皮を破ってからタンクに入れられます。

醸造施設

醸造はグラヴィティを使って行います。

最近はやりのポンプを使わない造り。

22基のステンレスタンクを所有していて、温度管理はもちろん低温から高温まで行うことが出来ます。

区画ごとに収穫し、区画ごとに醸造を行っています。

熟成

16か月の熟成を行います。

ボルドーの格付けワイナリーの中では少し短いですが、これはブドウ本来のフルーツさを残すため。

新樽が60%使われ、残りは1度ワインを熟成した樽、クヴェヴリ(アンフォラ)、ステンレスタンク内で熟成されます。

熟成の後にブレンドし、瓶詰めが行われます。

まとめ

ブドウ品種

89%メルロー

8%カベルネ・フラン

3%カベルネ・ソーヴィニョン

タンク ステンレスタンク
熟成期間 16か月
新樽使用率 60%程度

ワイナリー情報

Château La Dominique(シャトー・ラ・ドミニク)

住所;1 La Dominique, 33330 Saint-Émilion, France

電話;+335 57 55 20 73

レストラン

軽くレストランについても触れておきます。

赤い建物の上にLa Terrasse Rouge(ラ・テラス・ルージュ)というレストランがあって、もちろんワイナリーのワインを飲むすることも可能です。

料理は、ビストロかな。

平日のランチメニューだと手軽に素早く食べられるので、ワイナリー見学の予約が詰まってる時にも使いやすい。

ゆっくり食べたい時ももちろん可能ですが、静かさを求めるなら別のレストランに行った方が良いかも。

ブドウ畑の真ん中で食事ができるのも心地が良いレストランです!

参考記事

特徴しかないワイナリー、シャトー・シュヴァル・ブラン

ポムロールを代表するワイナリーの一つ、シャトー・ラ・コンセイヤント

ラフィットと同オーナー、シャトー・レヴァンジル

サンテミリオン、最新格付け

サンテミリオン格付けワイナリー、セカンドワインリスト

ワイナリーSNSまとめ、サンテミリオン編

本には載っていないサンテミリオンの格付けについて

サンテミリオンのAOCをひも解く。

ボルドー赤ワイン醸造

ワイン醸造:アルコール発酵について。

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ファーストワインとセカンドワイン…って何?

環境配慮から見るボルドーワイン

材質別タンクのメリット・デメリット

ボルドーでのステンレスタンク

最後に

いっているのに書いていなかったシリーズ、シャトー・ラ・ドミニクでした。

レストランに行かなくても是非2階に登ることをおすすめします!

シュヴァル・ブランが一番きれいに見える場所!

ポムロールとサンテミリオンの畑をぐるーっと見ることが出来るので、とても心地いいです。

ちなみにレストランに行ったら是非お手洗いへ。

熟成セラーの一部を見ることができますよ!


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