【加筆】サンジュリアンのワイナリー、Château Ducru-Beaucaillou

左岸

今回はサンジュリアンのChâteau Ducru-Beaucaillou(シャトー・デュクリュ・ボーカイユ)について!

中々いけないレアなワイナリーですが、好きなワイナリーの一つです。

 

 

歴史

1720年5月30日

Écuyer Jacques de Bergeron(エクイエ・ジャック・ド・ベルジェロン)がブドウ畑の相続人であるMarie Dejean(マリー・デジャン)と結婚。

1797年

自身がネゴシアンを所有しているベアルン出身のBertrand Ducru(ベルトラン・デュクリュ)がワイナリーのオーナーとなります。

彼は醸造とブドウ畑に多額の投資を行いました。

この多額の投資により、後継者がワイナリー名に彼の名前を追加しました。

そして、河口を見下ろすエレガントなジロンド様式の一軒家を建築します。

 

Antoine-Auguste Ravez(アントワーヌ・オーグスト・ラヴェ)男爵(1797-1857)はBertrand Ducru(ベルトラン・デュクリュ)とMarie Duluc(マリー・デュリュック)の娘であるMarie-Louise Ducru(マリー・ルイーズ・デュクリュ)と結婚しました。

彼の父、Auguste Ravez(オーグスト・ラヴェ)伯爵(1770-1849)は弁護士で、フランスの上院議員(1829-1830)、ジロンド県議員(1816)、議会会長、法務次官(1817-1818)でした。

伯爵は義理の娘のために、演説者が伝統的に飲んでいた水をDucru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)に変えました。

1829年

Bertrand Ducru(ベルトランド・デュクリュ)の死。

彼の2人の子供がワイナリーを相続します。

1860年

Marie-Louise Ravez(マリー・ルイーズ・デュクリュ)が兄のJean-Baptiste Gustave Ducru(ジャン・バティスト・グスタヴ・デュクリュ)の経営権を買い、唯一の経営者となります。

その後、Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)はサンジュリアンで最も高い値段で取引されるようになります。

1866年3月3日

Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)はネゴシアンNathaniel Johnston(ナタニエル・ジョンストン)の妻である、Lucie-Caroline Dassier(ルシー・カロリーヌ・ダシエール)に売却されます。

1876年

Lucie-Caroline Dassier(ルシー・カロリーヌ・ダシエール)の死。

1878年

Nathaniel Johnston(ナタニエル・ジョンストン)はトルコのConstantin(コンスタンティン)王子の娘であるMarie Caradja de Constantinople (マリー・カラジャ・ド・コンスタンティンノープル)王女(1854-1910)と二度目の結婚をします。

有名な建築家、Michel-Louis Garros(ミシェル・ルイ・ガロス)と相棒のEugène Bühler(エウジェンヌ・ブレール)によって元々のお城を飾るため、2つのヴィクトリア調の塔を建設し、庭園をつくります。

これにより、ジロンド県で最も豪華で洗練された邸宅となります。

1884年

Nathaniel Johnston(ナタニエル・ジョンストン)はErnest David(アルネスト・ダヴィッド)とAlexis Millardet(アレクシス・ミラルデ)の協力を得て、ベト病の対策である「ボルドー液」を開発しました。

1904年

Nathaniel Johnston(ナタニエル・ジョンストン)はメドック格付け委員会の初代会長となります。

1928年

第一次世界大戦、ボルシェビク革命、アメリカの禁酒法がNathaniel Johnston(ナタニエル・ジョンストン)の事業に深刻な打撃を与え、彼はワイナリーを売却することにしました。

メドックのネゴシアンであるFernand Odon Desbarats(フェルナンド・オドン・デスバラッツ)は、英国の強力な一族であるMary Butler de Burke(マリー・ブトラー・ド・ブルケ)と結婚しました。

彼女の持参金を利用することで、彼らはDucru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)を購入します。

1932年

大恐慌の影響と、平凡なビンテージが続いたこともあり、彼らは10年後にワイナリーを売却します。

1942年

交渉に時間がかかりましたが、ポイヤックで既に格付けワイナリーのオーナーであったFrancis Borie(フランシス・ボリー)がワイナリーを購入します。

 

メドックの中でも標高が高いところに畑を持ちます。

畑の総面積は35ha

メドックの格付けワイナリーでは小さいです。

ブドウ品種

  • 75%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 25%メルロー

が植えられています。

カベルネ・ソーヴィニョンは太陽がよく当たるように、標高の高いところ

メルローは成熟も早いので、標高の低いところに植えられています。

醸造

醸造/熟成は伝統的。

アルコール発酵、マロラクティック発酵のあと、ブレンドを行います。

醸造タンク

元々は木のタンクを使用していましたが

1952年にコンクリートタンクを導入

1995年からはステンレスタンクを導入しています。

熟成

新樽の使用率は100%で、5社から樽を購入しています。

熟成中の澱引きは、2.5~3か月に1回。

最後に

 

まとめ

ブドウ品種

75%カベルネ・ソーヴィニョン

25%メルロー

タンク

ステンレスタンク

コンクリートタンク

新樽使用率

100%

 

ワイナリー情報

Château Ducru-Beaucaillou(シャトー・デュクリュ・ボーカイユ)

住所;Chateau Ducru-Beaucaillou, 33250 Saint-Julien-Beychevelle

電話;+33 5 56 73 16 73

 

参考記事

1855年メドック格付けまとめ

ワイナリーSNSまとめ、メドック編

メドック格付けワイナリー、セカンドワインリスト

2018年野田祥子的メドック格付け

メドック地方の土地柄を詳しく!

ワイン醸造:アルコール発酵について。

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ファーストワインとセカンドワイン…って何?

材質別タンクのメリット・デメリット

ボルドーでのステンレスタンク

ボルドーでのコンクリートタンク。

 

最後に

私は運よく見学ができましたが、今現在は仲介業者を通してしか見学できなくなってしまいました。

ワインは言わずもがな、素晴らしいですよね…!

あぁ、飲みたい。

メドックを通っている間、お城の写真を撮りたくなりますが敷地内に入るのには許可が必要なので、お気をつけください。


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