受け入れが素晴らしいワイナリー、Château Lamothe Bergeron

左岸

オーメドックのワイナリーですが、個人的に何度もお邪魔しているChâteau Lamothe Bergeron(シャトー・ラモット・ベルジュロン)です。

あまり有名どころではないですが、ここ数年ワイントゥーリズムにも力をいれているワイナリーの一つです。

試飲時の説明も丁寧なので、ボルドーに観光にいらした方にお勧めできるワイナリー。

歴史

中世 Captal de Buch(カプタル・ド・ブッシュ)はCussac(クサック)に領地を持ち「butte(小山の意)」や「motte(同じく小山の意)」に建てられたChâteau Lamothe(シャトー・ラモット)を所有していました。
18世紀中頃 Château Lamothe(シャトー・ラモット)はフランス革命の間もBergeron(ベルジェロン)家の所有となりました。
 

1790年に解散するまでJacques de Bergeron(ジャック・ド・ベルジェロン)はボルドー議会の議員を務めていました。

彼は政治家としての仕事の後、ブドウ栽培、肥料、木の支柱のつくりかた、外来種の植え付けなどに関する実験を行い、それらに関するエッセイを書きました。

1796年

Jacques de Bergeron(ジャック・ド・ベルジェロン)はブドウの木の接ぎ木技術を発表しました。

この技法はméthode Bergeron(ベルジェロン方式)と呼ばれるようになりました。

  Jacques de Bergeron(ジャック・ド・ベルジェロン)の死後、この土地は彼の義理の家族であるQuien de la Neufville(キエン・ド・ラ・ヌフヴィル)家の手に渡りました。
  Quien de la Neufville(キエン・ド・ラ・ヌフヴィル)家の子孫の一人がMartin Placide Abdon d’Armana(マルタン・プラシード・アブドン・ダルマナ)と結婚しました。
1868年

建築家Henri Duphot(アンリ・デュポト)によって、現在も残るネオ・クラシック様式のシャトーが建てられました。

これはd’Armana(ダルマナ)家の後押しがあったおかげです。

また、建築家はLatour(ラトゥール)、Pichon-Longueville Comtesse(ピション=ロングヴィル・コンテス)、Beaumont(ボーモン)、Lanessan(ラネサン)なども手掛けた人です。

  当時25ヘクタールのブドウ畑を所有していました。
19世紀末 ワイナリーはQuien de la Neufville(キエン・ド・ラ・ヌフヴィル)家とd’Armana(マルタダルマナ)家の子孫たちで共有されていました。
1898年 Château Lamothe(シャトー・ラモット)の唯一の所有者であるClément Paul Amédée Xavier Le Saulnier de la Villehélio(クレマン・ポール・アメデ・グザヴィエ・ル・ソルニエ・ド・ラ・ヴィレヘリオ)が介入しました。
  数年後、Château Lamothe de Bergeron(シャトー・ラモット・ベルジェロン)と名を変えました。
20世紀 ボルドーの著名な家族の中で何度も所有者が変わりました。
1932年

クリュ・ボルジョワに選ばれました。

1957年

19世紀に建てられた城が火事の被害に遭いました。

当時の所有者であったCamus(カミュ)家が改修を行いました。

 

数年後、後のCordier-Mestrezat(コルディエ=メストレザット)、Mestrezat-Preller(メストレザット・プレラー)社に買収されました。

当時、敷地56ヘクタールの内36ヘクタールのブドウ畑を所有していました。

1990年代 77ヘクタールの敷地に64ヘクタールのブドウ畑が広がっていました。
  ネゴシアンのおかげで生産と販売は続けられていましたが、建物は次第に放棄されていきました。
2009年

ワイナリーはコニャックメゾンH. Mounier & Hardy(H. ムニエ・エ・アーディ)に売却されました。

その後、Laurent Mery(ローラン・メリー)をジェネラルマネージャーに、Hubert de Boüard de Laforest(ユベール・ド・ボワール・ド・ラフレスト)氏をエノログ・コンサルタントに招き、ブドウ畑と醸造の改変を行いました。

この時、77ヘクタールの敷地に67ヘクタールのブドウ畑を所有していました。

  ロゴ、ラベル、パッケージなどを新しくし、さらにホームページやコミュニケーションメディアも新しくしました。
2014年1月 20年以上も人が住んでいなかったために老朽化が進んでいた19世紀の城をボルドーの建築事務所Gravière et Martin(グラヴィエール・エ・マルタン)によって改修が行われました。
2014年

新しいワインNOVEを発表しました。

厳選した3つの区画で育てられたプティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロを使って年間4000本のみ生産されています。

2015年7月 生まれ変わったワイナリーは見学者の受け入れを始めました。
  同年、Best Of Wine Tourismのディスカバリー・イノベーション部門を受賞しました。
2018年 HVEに認定されました。

生産ワイン

フランス国内であれば公式の該当サイトでも購入可能です。

  • Château Lamothe Bergeron
  • Demoiselles de Bergeron
  • NOVE

Château Lamothe Bergeron(シャトー・ラモット・ベルジェロン)はファーストワインです。

今回お届けするのは基本的にこのワイン。

Demoiselles de Bergeron(デモワゼル・ド・ベルジェロン)はセカンドワインです。

若木を使っていて、比較的若くから楽しめるワイン。

NOVEは年間生産4000本の限定ワイン

2014年から販売されています。

ブドウ畑

250ヘクタールの敷地を持ち、その中に67ヘクタールの畑を持ちます。

収量は1ヘクタールで50ヘクトリットル。

ブドウ品種は、

  • カベルネ・ソーヴィニョン
  • メルロ
  • カベルネ・フラン
  • プティ・ヴェルド
  • マルベック
  • カルメネール

6品種植えています!

見学すると、前年度収穫されたブドウの実の試食させてくれます!

(冬に見学しても、冷凍保存してたものが食べられます)

醸造施設

ステンレスタンクを所有しています。

このステンレスタンク、牛乳を造る会社から購入したそう。

というのも、牛乳を造るのにステンレスタンクは欠かせないので、品質が良いとのこと!

アルコール発酵中は、デレスタージュ、ピジャージュ、ルモンタージュ、そしてエアプスを行っています。

写真は見学料のライティング。

タンクに移された映像を見ながら説明してくれるのでかなりわかりやすいです。

熟成

こちらも見学用のライティング。

見学するとこのガラスに映像が映って、ブレンドや熟成についての説明をしてくれます。

熟成は年によって変わりますが12~18か月行われます。

まとめ

ブドウ品種

カベルネ・ソーヴィニョン

メルロ

カベルネ・フラン

プティ・ヴェルド

マルベック

カルメネール

タンク ステンレスタンク
熟成期間 12~18か月

ワイナリー情報

Château Lamothe Bergeron(シャトー・ラモット・ベルジュロン)

住所;49 Chem. des Graves, 33460 Cussac-Fort-Médoc

電話;+33 5 56 58 94 77

参考記事

クリュ・ボルジョワって何?

クリュ・ボルジョワ格付け2020まとめ

ボルドー赤ワイン醸造

ワイン醸造:アルコール発酵について。

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ファーストワインとセカンドワイン…って何?

材質別タンクのメリット・デメリット

ボルドーでのステンレスタンク

最後に

ボルドーって本当にいろんなワイナリーがあって、一言では語れないのだけれど…。

ここは本当にワインツーリズムが凄い!

プロジェクションマッピングとか、映像技術が駆使されていて、是非見てほしい!

オーメドックのワイナリーではあるものの、主要な道路D2からすぐそばやし、是非是非どうぞ。


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