【加筆】サンテミリオンの格付けワイナリー、Château Beau-Séjour Bécot

サンテミリオン

今回はサンテミリオンへ!

サンテミリオンの町から徒歩でも行けるワイナリー、Château Beau-Séjour Bécot(シャトー・ボーセジュール・ベコ)です。

 

 

歴史

17世紀

Gères(ジェレス)家によって所有されていました。

18世紀初頭

結婚により、Carles(カルレス)家所有となる。

1787年

ワイナリー名がBeauséjour(ボーセジュール)となる。

1860年後半

Ducarpe(デュカルプ)家の相続人の間でワイナリーが分割される。

大部分は将来のChâteau Beau-Séjour Bécot(シャトー・ボーセジュール・ベコ)となり、残った部分がChâteau Beau-Séjour Héritiers Duffau-Lagarrosse(シャトー・ボーセジュール・エリチエ・デュフォー・ラガロース/デュフォー・ラガロース相続のシャトー・ボーセジュール)となりました。

これら2つのワイナリーは1920年までBeauséjour(ボーセジュール)という名で販売されていました。

1969年

Michel Bécot(ミッシェル・ベコ)がワイナリーを購入。

以降、Bécot(ベコ)家によって所有されています。

また、彼はブドウ畑の下にある石切場を整え、古いビンテージワインの保管に使用しました。

1985年

Michel Bécot(ミッシェル・ベコ)の二人の息子Gérard(ジェラルド)とDominique(ドミニク)がワイナリーに参加します。

醸造施設やブドウ畑など様々な技術革新を行います。

 

畑について

今現在、畑を20ha所有しています。

1929年は5haしか所有していなかったので、90年でかなり増えました!

そして、サンテミリオンの平均は7ヘクタール程と言われているので、大きいワイナリーの一つです。

土壌について

サンテミリオンらしい土壌を持つワイナリーです。

30㎝~40㎝くらいまでは粘土質、その下に石灰が広がっていきます。

標高は107メートル

ボルドーではかなり高いです!!

標高が高いところにあるので、

風と太陽の影響を存分に受けてブドウが育っていきます。

品種について

サンテミリオンらしい土壌を持つので、

サンテミリオンらしいブドウ割合で植えられています。

  • 80%メルロ
  • 15%カベルネ・フラン
  • 5%カベルネ・ソーヴィニョン

の3種類。

 

醸造について

収穫は手摘み

選果も手で行います。

そしてブドウはタンクの中に入れられ、アルコール発酵が行われます。

タンクについて

ここは通常のタンクに加え、変わった醸造タンクを持っています。

2012年から使用している下部が狭くなっているタンク。

このタンクはデレスタージュするときに役立ちます。

(デレスタージュについてはワイン醸造:アルコール発酵について。をご覧ください)

デレスタージュの際、上部からワインを入れるのですが、

そのあと果帽が浮かんでくるのに2時間かかります。

(寸胴のタンクだと15分)

ゆっくり果帽が上がってくることで、抽出がゆっくり行われるとのこと。

マロラクティック発酵

マロラクティック発酵は3分の1樽で、3分の2をタンクで行います。

(マロラクティック発酵についてはワイン醸造:マロラクティック発酵について。をご覧ください。)

 

熟成について

年によってさまざまですが、14か月~18か月

そして新樽使用率は70%です。

そして、今はアンフォラを使った熟成を行っています。

  • 80%が樽熟成
  • 15%が大樽熟成
  • 5%がアンフォラ熟成

アンフォラを使うワイナリーがどんどん増えてきましたねぇ…!

 

元石切り場

サンテミリオンは8世紀から18世紀の間、石切りを行っていました。

そして8階建てになっているので、かなり深くまで掘られています!

全長は200kmととても長いのも特徴です。

今現在はいくつかのワイナリー元石切り場をもっていますが、

行き来できないように柵がつけられています。

シャトー・ボーセジュール・ベコは7ha持っているそうで、

そのうち、1.5haをワインの保管に使用しています。

まとめ

ブドウ品種

80%メルロ

15%カベルネ・フラン

5%カベルネ・ソーヴィニョン

タンク

ステンレスタンク

マロラクティック発酵

3分の1樽、3分の2タンク

熟成期間

14か月~18か月

新樽使用率

70%

80%樽/15%大樽/5%アンフォラ熟成

 

ワイナリー情報

Château Beau-Séjour Bécot(シャトー・ボーセジュール・ベコ)

住所;La Carte, 33330 Saint-Émilion

電話;+33 5 57 74 46 87

メール;contact@beausejour-becot.com

 

参考記事

サンテミリオン、最新格付け

ワイナリーSNSまとめ、サンテミリオン編

本には載っていないサンテミリオンの格付けについて

サンテミリオンのAOCをひも解く。

ワイン醸造:アルコール発酵について。

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ファーストワインとセカンドワイン…って何?

材質別タンクのメリット・デメリット

ボルドーでのステンレスタンク

 

最後に

ここはサンテミリオンの町から徒歩でも行けるワイナリーです。

サンテミリオンのワイナリー訪問は、石切場のあるところに是非行って欲しい!

一般の方でも見学でき、試飲はベコ家所有の別ワイナリーのものも飲ませてくれます。

少し見学料が高いですが、おすすめです。


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