ラランド・ド・ポムロールってあんまり会話に出てこないよね。
でもさ、個人的な推しアペラシオンの一つです。
Lalande de Pomerol(ラランド・ド・ポムロール)の公式サイトもかなり丁寧に作られている。
大小いろんな生産者がいて、結構面白いな!知りたいな!と思っている場所でもある。
今回はアペラシオンについてです。
歴史
1世紀 | ワイン生産能力のある土壌を見極める力が高かったローマ人がワイン生産のためのヴィラを建設しました。 |
中世以降 | この地を発展させたのはエルサレムの聖ヨハネの兵士修道会でした。 |
イギリスとの貿易が盛んになり、Néac(ネアック)の農地がブドウ畑に変わりました。 | |
1936年12月8日 | Lalande-de-PomerolのAOCが制定されました。 |
位置
まずは以前も載せたことがありますが、ボルドー右岸の地図です。
サンテミリオンとポムロールの北側、青色に塗っている所です。
Isle(アイル)川とDordogne(ドルドーニュ)川の合流点の近く、フロンサックの丘陵地帯に守られたエリアに1130ヘクタールあります。
西側には100㎞弱のところに大西洋があり、海の影響も受けています。
日照時間が長く、夏は暑く乾燥し、冬の寒さも穏やかで雨が多い、ブドウ栽培に適した気候です。
ボルドーの色々なワイナリーの動画をつくっている方の動画です。
土壌
砂利質、粘土砂利質、粘土質、粘土砂利質などが含まれています。
さらに下層には酸化鉄を含んだ石英、火打石、花崗岩があります。
ブドウ品種
Lalande de Pomerol(ラランド・ド・ポムロール)では赤ワインのみ生産が認められています。
主に3品種が栽培されています。
- メルロー
- カベルネ・フラン
- カベルネ・ソーヴィニョン
ボルドーの赤ワイン主要品種ですね。
この3品種の中でも特にメルローが多く栽培されています。
さらに
- マルベック
- カルメネール
- プティ・ヴェルド
も少しですが栽培されています。
それぞれの品種は土壌の特徴毎に、区画によって植えられています。
ワインの特徴
ほとんどのワインがメルロー主体のブレンドで出来ています。
ラランド・ド・ポムロールのワインの一般的な特徴をご紹介します。
濃い赤色をしていて、香りは力強く、赤いフルーツを多く感じます。
タンニンはしっかりありますが、柔らかいのも特徴。
赤みの肉に良く合い、キノコ類ともとても良く合います。
基本的に5年~10年くらい保存したものが理想的です。
薔薇
ボルドーのブドウ畑を歩いているとバラをよく目にします。
特にここラランド・ド・ポムロールでは薔薇がシンボルになっていることもあり、多く目にします。
この地域内には1200以上の薔薇が植えられているとのこと…!
数年前に書いたものも良かったら見てください。
参考記事
最後に
以前ラランド・ド・ポムロールに行ってきたのでその流れで記事を書いていたのに公開を忘れてました。
なんてこった。
今月からなんだか忙しくなりそうなので、どこまでこの定期更新が続くかがわからぬ。
できる限り続けますので、どうぞよろしくおねがいします!
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