最近ネタがない、ネタがない、と焦っている私ですが、色々抜けていることもあるなぁ、書きたいこともあるなぁ、そして書きたいけど時間が足りないものもあるなぁ、と言った感じ。
久しぶりにコニャックの話題に戻ります。
今回は熟成を専門に行うメゾン、Delamain(デラマン)のご紹介。
|
|
|
歴史
1759年 |
アイルランド出身のJames Delamain(ジェームス・デラマン)が義父のJean-Isaac Ranson(ジャン=イサック・ランソン)と共にJarnac(ジャルナック)で輸出会社Ranson & Delamainを設立しました。 今現在もJames Delamain(ジェームス・デラマン)の子孫がメゾンを経営しています。 |
1824年 | James Delamain(ジェームス・デラマン)の孫息子Henri Delamain(アンリ・デラマン)がMaison Delamain(メゾン・デラマン)を設立しました。 |
生産コニャック
これ以外も生産していますが、公式ホームページに載っているもの3種お届けします。
- Pale & Dry
- Vesper
- Le Très Vénèré
PALE & DRY
Pale & Dry(ペール・アンド・ドライ)はご存知の方も多いのではないでしょうか。
1920年から製造されているコニャックです。
グランド・シャンパーニュで採れたブドウのみを使ったXOです。
シャラント川の近くにある湿度の高い熟成室で熟成され、エレガントで繊細さのあるコニャック。
VESPER
次はVesper(ヴェスパー)です。
1950年代に造られたもので、同様にグランド・シャンパーニュのXO。
Pale & Dry(ペール・アンド・ドライ)より力強いコニャック。
Vesperはラテン語で「夕べ」や「宵の明星」などの意味があります。
LE TRÈS VÉNÈRÉ
Le Très Vénèré(ル・トレ・ヴェネラブル)もグランド・シャンパーニュのXOです。
最大限樽熟成をしたコニャック。
デラマンの特徴を良く表している一本。
特徴
ブドウ畑を持たない、醸造施設、蒸留施設を持たないメゾンです。
いわゆる「ネゴシアン」メゾン。
蒸留されたオー・ド・ヴィを購入して、自らの手で熟成させています。
その中でもPremier Cru de Cognac(プルミエ・クリュ・ド・コニャック)とも言われる「Grande Champagne(グランド・シャンパーニュ)」だけに限定しています。
350ℓのオーク樽で熟成していて、新樽は全く使用しないのも特徴です。
さらにコニャックはアルコール度数40度で販売することが多いのですが、自然に40度までアルコール度数が下がるには長い長い熟成期間が必要不可欠です。
そこで販売前にアルコール度数の低い蒸留酒で割ったり、蒸留水で割ったりすることで40度まで度数を下げます。
多くのメゾンは蒸留水を使っていますが、Delamain(デラマン)はアルコール度数15度のグランド・シャンパーニュのブドウを使った蒸留酒を混ぜることでアルコール度数を下げています。
さらに瓶詰め直前の空瓶を洗うのもコニャックで洗っています。
ワイナリー情報
住所;7 Rue Jacques et Robert Delamain, 16200 Jarnac
電話;+33 5 45 81 08 24
参考記事
コニャックの秘密。どうしてミレジメ/ヴィンテージものが少ないのか。
最後に
有名メゾンが沢山あるジャルナックの町にあるコニャックメゾンです。
シャラント川沿いにあるので、昔は輸送にも有利な場所に位置しています。
今まではこっそり訪問受け入れしていましたが、今はホームーページにも記載があるので、運が良ければ訪問できます。
ここのコニャックはどれもバランスも良い。
オススメです!
|
|
|
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 sachiwines@gmail.com その他色々やってるので、良かったら見てください Instagram Twitter レストランブログ Facebook|Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット Homepage|SachiWines 旧ブログ|レストランブログ
コメント