ポムロールのワイナリーChâteau Gazin(シャトー・ガザン)のご紹介です。
ここは訪問すると当主自ら案内してくれるので、詳しいことまで色々質問できます!
そして、日本語のフライヤーももらえるので是非アピールしてみてください。笑
歴史
12世紀~ |
Pomerol(ポムロール)のブドウ畑はエルサレム、ロードス、マルタの聖ヨハネ騎士団の保護の下この頃からフランス革命時まで発展を続けます。 |
18世紀 |
当時村であったChâteau Gazin(シャトー・ガザン)はサン・ジャック・ド・コンポステルの巡礼者を受け入れるために建てられた「l’Hospital de Pomeyrols(ロスピタル・ド・ポメイロル)」の場所にあると考えられています。 セカンドワインのl’Hospitalet de Gazin(ロスピタル・ド・ガザン)はここに由来しています。 |
20世紀初頭 |
現在の曽祖父であるLouis Soualle(ルイ・スアル)がChâteau Gazin(シャトー・ガザン)を買収し、現在に至るまで5世代に渡ってワイナリーを管理しています。 |
生産ワイン
ファーストワインのChâteau Gazin(シャトー・ガザン)、
セカンドワインのl’Hospitalet de Gazin(ロスピタル・ド・ガザン)を生産しています。
セカンドワインは比較的若木で、熟成時に新樽使用はしていません。
ブドウ畑
26ha敷地を所有していて24haのブドウ畑を所有しています。
ポムロールの平均面積が5ヘクタール程度なので、かなり大きいです。
ブドウ品種は
- 90%メルロー
- 7%カベルネ・ソーヴィニョン
- 3%カベルネ・フラン
また、オーガニック栽培はしていないし今後もするつもりがないです。
というのも、オーガニックの認定を受けるよりもブドウが健康であることが重要。
年によって認定を受けられない量のボルドー液を撒くこともあるとのことです。
(もちろん必要なければオーガニックに認定される量以下しか撒きません)
収穫と選果
収穫は手摘みで。
その後選果テーブルで選果を行い、除梗。
フロワーを通してからタンクにブドウを入れます。
醸造施設
昔ながらのコンクリートタンクを所有しています。
選果の終わったブドウは10度で冷やされながらタンクに入れられます。
その後2~3日間低温で醸しを。
そしてやっとアルコール発酵の開始です。
発酵が終わった後も醸しを。
マロラクティック発酵
ファーストワインは樽内でマロラクティック発酵を。
セカンドワインはタンク内でマロラクティック発酵を行います。
熟成
1年目の熟成室と2年目の熟成室を持っています。
1年目の熟成室に樽があるのは年間4~5か月ほどですが、ファーストワインは樽でマロラクティック発酵をするので、部屋を分けて、別々の温度設定ができるようにしています。
2年目の熟成室は年間通して13度に設定されています。
熟成期間は18か月、50%が新樽で残りの50%は1度ワインを熟成した樽を使用しています。
熟成期間中の澱引きは4~5か月に1回と、ボルドーではゆっくりです。
(ボルドーでは3か月に1回澱引きを行うワイナリーが多い)
熟成の最後には白身を使った清澄作業をタンク内で行います。
まとめ
ブドウ品種 |
90%メルロー 7%カベルネ・ソーヴィニョン 3%カベルネ・フラン |
タンク |
コンクリートタンク |
マロラクティック発酵 |
樽内 |
熟成期間 |
18か月 |
新樽使用率 |
50% |
ワイナリー情報
住所;1 Chemin de Chantecaille, 33500 Pomerol
電話;+33 5 57 51 07 05
参考記事
最後に
あまり気楽に行けるワイナリーではありませんが、訪問できるとかなり丁寧に案内してくれます。
日本にも輸出しているので、飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。
ポムロールでは今も家族経営の小さなワイナリーが多いですが、やはり土地柄含め素晴らしいワインを生産しているワイナリーです!
全然関係ないけど、このロックダウン中に任天度オンラインに加入した。
スプラトゥーンばっかりやってるんやけど…高所恐怖症が発揮されて怖い面がある…。
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 sachiwines@gmail.com その他色々やってるので、良かったら見てください☆ InstagramやTwitter レストランブログ Facebook・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット Homepage・SachiWines 旧ブログ・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット レストランブログ
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