今回はマルゴー地方へ!
Château Brane-Cantenac(シャトー・ブラーヌ・カントナック)のご紹介です。
歴史
17世紀はブドウ畑だけが存在しました。
18世紀にオランダ人のGorce(ゴルス)家によってワイナリーの歴史が始まります。
1833年Baron Hectour Brane(ヘクトゥール・ブラーヌ男爵)がワイナリーを購入。
ワイナリー名も現在のChâteau Brane-Cantenac(シャトー・ブラーヌ・カントナック)となります。
1855年2級に選ばれましたが、それは男爵のおかげだと言われています。
その後、1866年にRoy(ロワ)家がオーナーに。
さらに1925年にFrancois Lurton(フランソワ・リュルトン)が当主となります。
1656年にLucian Lurton(ルシアン・ルリュトン)、1992年Henri Lurton(アンリ・ルリュトン)に相続されます。
ルリュトン一族については、このブログでも何度かお届けしています。
興味のある方は、アンドレ・ルリュトン氏の死去をご覧ください。

ブドウ畑
75ヘクタール所有しています。
内11ヘクタールをビオで、2015年より4ヘクタールをビオディナミックで栽培しています。
土壌はメドックの典型的な粘土と石を持ちます。

ブドウ品種
なんと5品種栽培しています。
- 55%カベルネ・ソーヴィニョン
- 40%メルロ
- 4%カベルネ・フラン
- 0.5%プティ・ヴェルド
- 0.5%カルメネール

収穫
収穫者100名と共に手摘みで行います。
2度手で選果を行い、さらに光学選果機で選果を行います。

醸造施設
タンクはコンクリート、木、ステンレスの三種類を使用しています。
ファーストワインになるものを木のタンクで、セカンドワイン/サードワインになるものをステンレスタンクで、若木から採れたブドウはコンクリートタンクで醸造しています。

醸造
ブドウにタンクを入れたら、48時間タンクを15度に保ち、発酵前の醸しを行います。
その後アルコール発酵を。
アルコール発酵中に、ルモンタージュとピジャージュを行います。
マロラクティック発酵もタンク内で。

熟成施設
7社の樽を購入していて、新樽は全体の25%ほど。

熟成
熟成を2か月行い、1月~2月にブレンド、その後さらに熟成を行います。
ファーストワインは18か月熟成、70%新樽使用。
セカンドワインは12か月熟成、30%新樽利用です。

まとめ
| ブドウ品種 | 55%カベルネ・ソーヴィニョン 40%メルロ 4%カベルネ・フラン 0.5%プティ・ヴェルド 0.5%カルメネール | 
| タンク | 木製、コンクリート、ステンレス | 
| マロラクティック発酵 | タンク内 | 
| 熟成期間 | ファーストワイン;18か月熟成 セカンドワイン;12か月熟成 | 
| 新樽使用率 | ファーストワイン;70%新樽 セカンドワイン;30%新樽 | 
参考記事

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コメント
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