サンテミリオンの町から少し北にあるワイナリー、Château Cadet-Bon(シャトー・カデ・ボン)についてです。
このワイナリーはサンテミリオン・グラン・クリュに選ばれています!
歴史
2001年 |
シャラント・マリティーム県出身で、ブドウ栽培をしていた一族、Michèle RICHARD(ミシェル・リカール)とGuy RICHARD(ギュイ・リカール)がワイナリーを購入しました。 そして、素晴らしい土壌を生かすためにワイナリーの改装を行いました。 |
2003年 |
Stéphane Derenoncourt(ステファン・デレノンクール)とFrédéric Massie(フレデリック・マッシー)がワイン醸造のコンサルタントとして入ります。 |
2004年 |
お城の内部、醸造施設、生活空間等、全てのリフォームが完成。 |
2005年 |
Claude Bourguignon(クラウド・ブルギノン)と共に土壌の調査を開始。 ワイナリー内のいくつかの場所でボーリングをすることで、物理的、化学的、生物学的な分析を行いました。 これにより、それぞれの区画における特性を把握し、土壌の地図を作成しました。 |
2017年 |
オーガニック栽培に向けてのプログラムの開始。 |
生産ワイン
Château Cadet Bon
Château Cadet Bon(シャトー・カデ・ボン)は化石が含まれた石灰土壌と粘土石灰土壌をで栽培されています。
Château Vieux Moulin du Cadet
Château Vieux Moulin du Cadet(シャトー・ヴュー・ムーラン・デュ・カデ)はセカンドワイン。
これもサンテミリオン・グラン・クリュです。
ぶどう畑
畑は全部で7ヘクタール所有しています。
内、Château Cadet Bon(シャトー・カデ・ボン)が5ヘクタール、Château Vieux Moulin de Cadet(シャトー・ヴュー・ムーラン・ド・カデ)が2ヘクタールです。
ブドウ品種
粘土、石灰土壌を持つChâteau Cadet Bon(シャトー・カデ・ボン)はサンテミリオンらしい割合です。
- 80%メルロ
- 20%カベルネ・フラン
1株におけるブドウのは8房だけ残します。
醸造施設
すべてステンレスタンク。
手摘みで収穫されたブドウは、小さな箱に入れられてワイナリーまで運ばれます。
そして選果を除梗の前後で2度行います。
熟成
ミディアムローストの樽で熟成されます。
3分の1新樽、残りの3分の2がワインを1回か2回熟成させた樽です。
熟成期間は12~18か月なので、ボルドーらしい熟成。
まとめ
ブドウ品種 |
80%メルロ 20%カベルネ・フラン |
タンク |
ステンレスタンク |
熟成期間 |
3分の1 |
新樽使用率 |
12~18か月 |
ワイナリー情報
住所;Au Cadet, 33330 Saint-Émilion
電話;+33 5 57 74 43 20
メール;chateau.cadet.bon@orange.fr
参考記事
最後に
サンテミリオンの小さなワイナリーもいいですよね。
メドックは大手企業が所有しているワイナリーも増えてきましたが、サンテミリオンは家族経営のワイナリーがほとんどです。
この日は醸造責任者自らが案内してくれて、とてもためになる見学でした!
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 sachiwines@gmail.com その他色々やってるので、良かったら見てください☆ Instagram・sachiko0418 レストランブログ Facebook・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット Homepage・SachiWines 旧ブログ・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット レストランブログ
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