クリュ・ボルジョワって何?

AOC(原産地呼称)

メドックと言えば、1855年の格付けが有名ですよね。

私もこのブログで格付けに選ばれているワイナリーについて色々お届けしてきました。

やっぱりボルドーに来て一番に訪問したいと思う方も多いのではないでしょうか。

1855年メドック格付けまとめの記事内にあるワイナリー名から飛べるリンクは、それぞれのワイナリーの特集記事です。

メドックの格付けで一番有名なのがこの1855年の格付けですが、他にも格付けが存在します。

ということで、今回はクリュ・ボルジョワについてお届けしたいと思います。

 

 

歴史

まずは歴史から。

クリュ・ボルジョワって昔からあったけど、マーケティング的に今の姿になったのは2003年からです。

今はクリュ・ボルジョワ組合が結構頑張っている!

15世紀

ボルドーの町がイギリス領であった時代、ボルドー特権によりボルドーワインは輸出の際の税金を免除されていました。

この特権により、財産が保証された所謂「bourgeois(ブルジョワ/資産家)」がメドックの最高の区画を購入しました。

それにより、「Crus des Bourgeois(クリュ・デ・ボルジョワ/資産家たちのクリュ)」と呼ばれるようになりました。

1740年

異なるクリュのワインの価格がボルドー商工会議所が発行した文書により確立されました。

1858年

その後、階級が徐々に確立され、d’Armailhac(ダルマイヤック)氏が248のCrus Bourgeois(クリュ・ボルジョワ)を3つのランクに分けて、文書を発行しました。

数年間、Crus Bourgeois(クリュ・ボルジョワ)の一部が1855年格付け内の5級や6級に統合するアプローチがされましたが、最終的には行われませんでした。

1932年

ボルドー商高会議場とジロンド農工会議場が444のCrus Bourgeois du Médoc(クリュ・ボルジョワ・デュ・メドック)を正式に作成しました。

このリストは大臣の認可を得るために提出されたことはありませんが、数十年もの間基準として活用されていました。

1962年

Crus Bourgeois du Médoc(クリュ・ボルジョワ・デュ・メドック)組合が誕生しました。

1979年

フランス国に認められていれば、伝統的なCrus Bourgeois(クリュ・ボルジョワ)の名をラベルに記載することが出来るようになりました。

2003年6月17日

Crus Bourgeois du Médoc(クリュ・ボルジョワ・デュ・メドック)が公式に大臣によって認められました。

490ものワイナリーが申し込み、内247がCrus Bourgeois du Médoc(クリュ・ボルジョワ・デュ・メドック)に選ばれました。

内訳は、Crus Bourgeois(クリュ・ボルジョワ)が151ワイナリー、Crus Bourgeois Supérieurs(クリュ・ボルジョワ・シューペリオール)が87ワイナリー、 Crus Bourgeois Exceptionnels(クリュ・ボルジョワ・エクセプショネル)が9ワイナリーでした。

審査員は当時のCrus Bourgeois du Médoc(クリュ・ボルジョワ・デュ・メドック)組合の会長を含む18人の専門家であったため、選ばれなかったワイナリーは公平性の欠如を非難しました。

2007年

ボルドー行政控訴裁判所は最終的に2003年6月17日の布告を破棄しました。

2009年

これらの評価を守るために、組合とそのメンバーは質の高いアプローチを確立するために動きます。

2009年10月20日の法令及び11月16日の申し立てにより、質の高い選考のプロセスがフランスの公的機関の認可が認められました。

2010年

Crus Bourgeois du Médoc(クリュ・ボルジョワ・デュ・メドック)組合新しい質の高いプロセスを完成させ、9月に最初の公式リストを発表しました。

(ビンテージ2008年)

この後毎年9月に新しい公式リストが発表されるようになりました。

2016年9月

組合の臨時総会で、2020年に新たな格付けを発表することが78%以上もの組合員の投票で認められました。

この認証は2017年末に仕様書の認証が行われた後に行われ、新たなクリュ・ボルジョワの格付けを確立するために計画が見直されました。

この省令は2017年12月29日に確定され、2018年1月4日に掲載されました。

この格付けは5年毎に行われ、Crus Bourgeois(クリュ・ボルジョワ)、Crus Bourgeois Supérieurs(クリュ・ボルジョワ・シューペリオール)、 Crus Bourgeois Exceptionnels(クリュ・ボルジョワ・エクセプショネル)が2018年ビンテージから選ばれました。

地域

クリュ・ボルジョワはメドック地方に限った格付けです。

AOCは

  • Médoc(メドック)
  • Haut-Médoc(オー・メドック)
  • Listrac-Médoc(リストラック・メドック)
  • Moulis(ムーリス)
  • Margaux(マルゴー)
  • Saint-Julien(サン・ジュリアン)
  • Pauillac(ポイヤック)
  • Saint-Estèphe(サン・テステフ)

そして、ワインは赤ワインのみ選ばれています。

選考基準

このクリュ・ボルジョワはワインがおいしいだけでは選ばれることが出来ません。

試飲については5年分のワインをブラインドでテイスティングします。

この時、試飲をする人はワイナリー名を一生知らないままだそう。

ビンテージは何年を試飲しているかを教えてもらえるそうです。

そして、大切なのが環境に配慮したワイン造りをしているか、ということ。

Crus Bourgeois Supérieurs(クリュ・ボルジョワ・シューペリオール)と Crus Bourgeois Exceptionnels(クリュ・ボルジョワ・エクセプショネル)に関しては最低でもHVE2を取得している必要があります。

基準まとめ

  • ワインの品質
  • トラサビリティ(生産・流通履歴の追跡可能性)
  • 色・香・味の検査(5ビンテージ中最低2ビンテージ)
  • 環境保護

が認められなければいけません。

現在選ばれているワイナリー数

249ワイナリーが選考に入っています。

  • 179ワイナリーがCrus Bourgeois(クリュ・ボルジョワ)
  • 56ワイナリーがCrus Bourgeois Supérieurs(クリュ・ボルジョワ・シューペリオール)
  • 14ワイナリーが Crus Bourgeois Exceptionnels(クリュ・ボルジョワ・エクセプショネル)

に選ばれています。

クリュ・ボルジョワを知る方法

クリュ・ボルジョワ組合のワイナリーはボトルにQRコードがついています。

これによって品質の保証がされています。

是非クリュ・ボルジョワのワインを飲んだ時はQRコードを読んでみてください。

参考記事

1855年メドック格付けまとめ

ワイナリーSNSまとめ、メドック編

メドック格付けワイナリー、セカンドワインリスト

2018年野田祥子的メドック格付け

メドック地方の土地柄を詳しく!

 

最後に

あまり目立っていないクリュ・ボルジョワについてお届けしました。

次回の記事では、クリュ・ボルジョワに選ばれたすべてのワイナリーをまとめています。

最新の品質で行われている格付けなので、購入の参考にして頂ければと思います。

コスパのいいワインがそろっていますよー!


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