ルリュトン一族所有ワイナリー、Chateau Desmirail

マルゴー

このブログでも何回か登場しているルリュトン一族の持つワイナリー、シャトー・デスミライユをご紹介します。

マルゴー村に入る少し前、カントナック村にあるワイナリーです。

建物自体も遺産登録されていたりと、歴史的にも面白いところ。

 

 

歴史

ワイナリーの名前でもあるDesmirail(デスミライユ)は17世紀後半から存在します。

ボルドー議会で弁護士として働いていたJean Desmirail(ジャン・デスミライユ)は、妻のRausan du Ribail(ローザン・デュ・リバイユ)と結婚の際、土地を取得。

その後、ジャン・デスミライユが自らの名前を付けることで始まりました。

1855年、パリ万博の格付けまで、デスミライユ一族がワイナリーを所有していました。

(1855年の格付けでは、シャトー・デスミライユは3級に選ばれます)

シャトー・マルゴーの支配人であったSipière(シピエール)氏がオーナーとなります。

20世紀の初め、短期間ではありますが、有名な作曲家メンデルスゾーンの甥であるRobert de Mendelssohn(ロバート・ド・メンデルスゾーン)がオーナーになったこともありました。

その後、フランス北部で手袋商をしていたMartial Michel(マルティアル・ミッシェル)の所有に。

彼は第二次世界大戦直前にワイナリーを手放します。

その後数年間ではありますが、シャトー・パルメの組合がワイナリーを購入します。

そして1980年にボルドーのワイン界で有名なLucien Lurton(ルシアン・ルリュトン)氏がワイナリーを所有します。

ルシアン・ルリュトン氏には10人の子供がおり、それぞれがワイナリーを相続します。

(最低でも1人1ワイナリー。格付けでなかったり、知名度が低いワイナリーは2件相続)

1992年、弁護士のDenis Lurton(ドゥニ・ルリュトン)氏がシャトー・デスミライユを相続しました。

ルリュトン一族は、本当に人がたくさんいます。

以前、アンドレ・ルリュトン氏の死去にて家系図を載せているので、どうぞご覧ください。

ブドウ畑

畑は40ヘクタール。

ファーストワインが11万本、セカンドワインが8000本生産です。

ブドウ品種

3種類植えています。

  • 70%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 29%メルロ
  • 1%プティ・ヴェルド

を植えています。

プティ・ヴェルドは2013年から、栽培しています。

収穫

手摘みの収穫後、除梗をして、ブドウの密度で選果、さらにフロワール(fouloir)を通ってタンクの中へ。

醸造は区画ごとに行います。

醸造施設

1828年に建築された醸造施設を今も使用しています。

メドック様式の醸造施設で、タンクの上部に足場がしっかりあります。

当時はかなりモダンな建物で、現在は遺産登録されています。

醸造

タンクはステンレスとコンクリートタンクを所有しています。

アルコール発酵は10日程度。

その間、ルモンタージュを1日に2回行います。

(参考;ワイン醸造:アルコール発酵について。

そして、マロラクティック発酵を行います。

 

熟成施設

7社の樽を使用しており、フランスオークとアメリカンオークを使用しています。

熟成期間は14~18か月

新樽の使用率がファーストワインが40%、セカンドワインがゼロです。

ロゼワイン

生産本数6000本で、ワイナリーでしか買えないロゼワインを製造しています。

ボルドーらしい、セニエ法でつくっており、樽は一切使用していない、フレッシュなロゼワイン。

最後に

このワイナリーは見学可能です。

ただ、グループ見学しかしていないのでご注意を。

ロゼワインも試飲させてくれるので、興味ある方は是非現地で購入を!

 

参考記事

アンドレ・ルリュトン氏の死去


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