とっても久しぶりの投稿ですいません。
しかもとっても遅いワインニュース。
でも書かずにはいられなかったので、去年の12月のお話を。
始めにまとめ
Château Lafon Rochetのオーナーが変わりました!
既にマルゴーのChâteau d’Issan、ポイヤックのChâteau Pédesclaux、さらにサンテステフのChâteau Lilian Ladouysを所有する実業家Jacky LorenzettiがサンテステフにChâteau Lafon RochetをTesseron家から買収しました。
(ワイナリー名のリンクから公式ホームページに飛べます)
売却理由と今後
この売却の理由は簡単で、少数株主が売りたいと言った株を全て買いとることが出来なかったために、ワイナリーを存続させていくことが難しかった、と株を所有していないが、ワイナリーのマネージャーであったBasile Tesseron氏が説明しました。
その少数株主はBasile Tesseron氏の妹であるCaroline Poniatowski氏です。
Caroline Poniatowski氏は1999年にGuy Tesseron氏からの相続を受け、株を所有していました。
Basile Tesseron氏は株の販売をしたい人を止めることはできないとし、妻のBérangère TESSERON氏の所有するChâteau Larrivauxに専念する意向です。
ただし、2021年の収穫と醸造はBasile Tesseron氏と父親であるMichel Tesseron氏が行い、その後に引き渡しが行われます。
買収について
Château Lafon Rochetは42ヘクタール所有しており、世間では取引金額は1ヘクタールあたり約300万ユーロと言われています。
サンテミリオンで見られるような1ヘクタール700万ユーロや800万ユーロではありませんが、金額を公表するつもりはありません。
ただ、新聞等で報道されている金額は真実に近く、Lorenzetti氏が支払うにふさわしい金額です。とLorenzetti家のワイナリーの総責任者であるEmmanuel Cruse氏は語ります。
Château d’Issanの共同経営者であるEmmanuel Cruse氏とても良いイメージのある生産者で、評判も良いので、このワイナリーを発展させていくのが楽しみだ、と語ります。
ワイナリーの今後
チーム全員がワイナリーに残り、Emmanuel Cruse氏が後を引き継ぐことになります。
個人的にLorenzetti氏はデレスタージュを行う印象で、この間訪問した時に聞いてみました。
折角美しい最新の設備がそろっているのに、造りを変えるのかどうか。
今のところ、オーナーが変わったからと言って造りを変えるつもりはないそうです!
つまり資本が変わっただけですね。
また最新情報を得たら共有したいと思います!
ワイナリー情報
住所; Blanquet Ouest, 33180 Saint-Estèphe
電話;+33 5 56 59 32 06
参考記事
コスパのいいおすすめワイナリー、シャトー・リリアン・ラドゥイス
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 sachiwines@gmail.com その他色々やってるので、良かったら見てください Instagram Twitter レストランブログ Facebook|Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット Homepage|SachiWines 旧ブログ|レストラン
コメント