引き続き見学のレポート記事です。
今年はコニャックの記事も増やしていきます!
2度見学させてもらったBourgoin Cognacについてです。
現オーナー(フレデリック)は驚くほど博学。
元々歴史やったかな、地学やったかな、の勉強をしていた人で、コニャックのあれやこれやを詳しく教えてくれる人です。
ここはブログで書いても伝わらないことが多いので、見学することをお勧めします!
目次
メゾンについて
この蒸留所は少なくとも1930年には存在していて、今もその時のコニャックが眠っています。
Bourgoinという自らのマークを作ったのが2015年11月21日のこと。
この日に最初の自社コニャックが瓶詰されました。
現オーナーである4代目、フレデリックの手によって生まれたブランドです。
見学時、ちょうど瓶詰作業中やった。
ブドウについて
23ヘクタールの自社畑を持ち、100%Ugni Blanc(ウニ・ブラン)。
1ヘクタールに2750株植えているそうです。
写真の車はBourgoin Cognacの所有しているもので、車で畑まで行き、そこで説明してくれます!
でこぼこ道を進むので、冒険のような畑見学。
蒸留について
蒸留器は3台。
ガスでの蒸留を行っています。
そしてこの古いのは、今は使われていない先代の蒸留器。
木で火を焚いていた時代のものです。
熟成について
熟成については結構さらっと説明が。
それよりも、コニャックとはなんぞや、みたいな説明が長い…笑
前回訪問時はなかったですが、中が見えるサンプル樽も置いてました。
こだわり
こだわりの強いコニャックメゾンで、加水しない、キャラメル入れない、果糖しない、コニャックをつくっています。
ボトルデザインもオーナーさん。
僕は絵が下手だから、できるだけシンプルにしたんだ、って言ってました。
その代わり、裏には驚く量の情報が!
表はシンプル、裏にはいろんな情報が。
生産コニャック
Verjus
その名の通り、実完熟のブドウを使ったぶどうジュース。
年間1万本の生産です。
このジュース、めっちゃ酸っぱい!
バーでカクテルをつくる時のために作られたジュースです。
私は毎日レモン絞って飲んでるから、その代わりにVerjus飲んでもよさそう。
Bourgoin Raisin
熟成期間0日なので、コニャックとしては販売できないオー・ド・ヴィ。
アルコール度数38%なので、通常のコニャックより少し低いです。
(大抵のコニャックはアルコール度数40%)
香り高いオー・ド・ヴィでした。
Double lie 2012
こちらは7年熟成のコニャックで、アルコール度数45%。
タンニンしっかり、スパイシーな一本。
Brut de Fut 1998
こちらは20年熟成のもの。
なんと、アルコール度数が53%です。
アルコールがぐっと舌に来ます。
ちょっと香りが負けてるかなぁと。
飲むときはちょっと水を入れたらおいしそう。
Microbarrique
こちらは1度目の見学の時に購入したコニャック。
アルコール度数43%。
熟成の最後に10リットルの小さな樽に入れられたコニャックです。
力強く、燻製香がしっかり。
Fine Pale 2014
こちらはなんと62.5%もアルコールが!
でも、それほどアルコール度数が高いとは思わない一本でした。
葉巻やキャラメルの香りもするし、少し塩分も感じる。
Pineau
こちらはピノデシャラント。
ピノデシャラントの話も記事にします。
アルコール度数17%なので、Fine Paleのあとに頂くとすいすい飲める。笑
熟成1年で年間3000本しか生産されていません。
Pineau 1979
こちらもピノデシャラント。
アルコール度数も同じく17%。
深みがしっかりあって、個人的には好き。
でも、ピノらしいピノが好きな人は苦手かも。
どちらかというと熟成シェリーの様な印象。
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 sachiwines@gmail.com その他色々やってるので、良かったら見てください☆ Instagram・sachiko0418 レストランブログ Facebook・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット Homepage・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット 旧ブログ・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット レストランブログ
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