日本でも人気のワイナリー、シャトー・デュ・テルトル

マルゴー

この間オーナーが変わったChâteau du Tertre(シャトー・デュ・テルトル)のご紹介です。

以前、この買収に関しては記事にしていたのですが、ワイナリー記事を書いてきて来なかったのです。

マルゴーに位置している、日本でも人気のワイナリーですよね。

歴史

1855年

メドックの格付けで5級に選ばれました。

これ以降ブドウ畑は変わっていません。

1997年

オランダ人実業家Eric Albada Jelgersma(エリック・アルバダ・イェルゲスマ)氏がワイナリーを買収しました。

大規模な投資を行い、ワイナリーをリフォームが始まりました。

2021年

Helfrich(ヘルフリッチ)家がワイナリーを買収しました。

生産ワイン

3種のワインを生産しています。

ファーストワインがChâteau du Tertre(シャトー・デュ・テルトル)、セカンドワインはLes Hauts du Tertre(レ・オー・デュ・テルトル)です。

若木から採れたブドウを使っているのがセカンドワインです。

さらに白ワインTertre Blanc(テルトル・ブラン)も生産しています。

ちなみに販売している場所は、公式サイトの該当ページ内の検索バーに「Japan」と記入するとみることが出来ます。

このシステム便利…!

(写真逆光すごいね…)

ブドウ畑

52ヘクタールの畑を持ちます。

11ヘクタールがビオディナミック栽培、残りが減薬農法です。

  • 43%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 33%メルロー
  • 19%カベルネ・フラン
  • 5%プティ・ヴェルド

の4品種が栽培されています。

カベルネ・ソーヴィニョンが主要品種で、ワインに力強さと骨格を与えます。

メルローはしなやかさと丸みを与え、カベルネ・フランはスパイス香を。

最後のプティ・ヴェルドですべての香りの補完をしています。

ちなみに一番古い葡萄は1961年~1965年に植えられたものです。

収穫と選果

収穫は手摘みで行われます。

その後選果を。

平均収穫量は1ヘクタールに35~45へクトリットルです。

醸造施設

今までは木製タンクステンレスタンクを使用していました。

さらに2008年からコンクリートタンクを追加しました。

これによって、区画ごとの醸造が可能になりました。

アルコール発酵は25度程度で、発酵中はルモンタージュを行います。

熟成

フレンチオークで18か月熟成を行います。

新樽使用は45%

まとめ

ブドウ品種

43%カベルネ・ソーヴィニョン

33%メルロー

19%カベルネ・フラン

5%プティ・ヴェルド

タンク 木製、ステンレス、コンクリート
熟成期間 18か月
新樽使用率 45%

ワイナリー情報

Château du Tertre(シャトー・デュ・テルトル)

住所;14 All. du Tertre, 33460 Arsac

電話;+33 5 57 88 52 52

参考記事

【ワインニュース】シャトー・デュ・テルトル買収

1855年メドック格付けまとめ

ワイナリーSNSまとめ、メドック編

メドック格付けワイナリー、セカンドワインリスト

2009年ボルドー左岸格付け by Liv-ex

2018年野田祥子的メドック格付け

AOCメドックについて

メドック地方の土地柄を詳しく!

ボルドー赤ワイン醸造

ワイン醸造:アルコール発酵について。

AOCボルドーで認められている品種(赤/白/ロゼ)

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

ファーストワインとセカンドワイン…って何?

材質別タンクのメリット・デメリット

ボルドーでのステンレスタンク

ボルドーでのコンクリートタンク。

最後に

如何でしょうか。

今までの記事を見ていると、かけるのに書いてなかったりとか、忘れてたりとかを見つけます。

今後も少しずつ補強していきますので、どうぞよろしくお願いします!


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