ボルドーの街から南に位置しているペサック・レオニャンから、北側のサンテステフに向かいました。
移動多いから何で別日にせぇへんねん、とも思うけど色々な兼ね合いがあるので仕方がない。
これこそプリムール。
まずはハートが印象的なカロン・セギュールへ。
オーナーは現在ポムロールとサンテミリオンにもワイナリーを所有しているので、5種類のワインの試飲です。
試飲はヴァンソン氏が担当してくれました。
目次
2024年について
右岸と左岸で気候が少し違うのでそれぞれのワインの説明の時に書いてます。
ワイン
Château Vray Croix de Gay
~シャトー・ヴレイ・クロワ・ド・ゲイ~
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ポムロールの気候です。
5月は例年より少し涼しく、降水量が多かったです。5月末から6月1週目に開花が始まります。
7月中頃から8月は降水量も減り、平均気温でブドウ畑に良い影響を与えてくれました。
9月になりまた平均より温度が下がります。
フレッシュさが特徴的。
赤い果実とキレイな酸が心地いいです。
とてもバランスが取れて、深みもあり、思いが伝わるワイン。
Château Le Prieuré
~シャトー・ル・プリウレ~
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サンテミリオンも同様に5月は湿度も高く、気温も例年より1度低かったです。
開花は6月1週目に始まり、7月と8月は降水量も減り、気温も例年程度でした。
9月はまた気温が下がり、常にブドウの健康をチェックする必要がありました
石灰とカスティヨンの粘土を持つ土壌。
石灰らしいフレッシュさときりっとさと持っているワイン。
カリカリの赤い果実を持っていて、酸が特徴的。
もう少し酸が落ち着いてからも追う一度飲んでみたい。
Château Capbern
~シャトー・カップベルン~
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サンテステフの気候です。
冬は例年より1度弱暖かく、雨が例年より150㎜弱多かったです。
雨が少なくなった6月6日~12日に開花が始まります。
夏は例年より少し温度が低く、降水量も減りました。9月になると例年比で気温が下がり、雨も多くなります。
気候の影響で畑での注意がかなり必要な1年となりました。
左岸らしい骨格をしっかり持っています。
後味が長く、タンニンもしっかり感じられます。
エレガントながらもしっかり力強さもあるワイン。
Le Marquis de Calon Ségur
~ル・マルキ・ド・カロン・セギュール~
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フレッシュでキレイ。
赤い果実が主体で、果実のフレッシュさも感じられます。
タンニンもしっかりしていて、凝縮感も。
カロン・セギュールらしい華やかさも備えていて、いいいワイナリーはどんなビンテージでもいいワインを造るのが分かる。
Château Calon Ségur
~シャトー・カロン・セギュール~
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赤や黒の果実を主体に味わい深い。
フレッシュで繊細。
タンニンも繊細で長く続きます。
キレイで骨格もしっかりしていて、サンテステフらしさとカロン・セギュールらしさを感じられます。
華やかで複雑さも。
さいごに
駆け足の試飲やったけど、かなり丁寧に説明してくれました。
右岸のワイナリー2件も繊細で美しくて、欲しい畑を買えたから品質が上がったとのこと。
こうやって得るものがあるのはワイナリーでの試飲ならでは。
右岸のワイナリー訪問できるんかわからんけど行ってみたいと思わせてくれるワインでした。
参考記事色々
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