サントリー所有ワイナリー、シャトー・ラグランジュ

左岸

このワイナリーは言わずもがなの有名ワイナリーですよね。

サントリー所有のChâteau Lagrange(シャトー・ラグランジュ)です!

歴史

いつも公式ホームページからの情報+見学した時の情報を足してるんやけど…。

さすが。公式ホームページの歴史説明が美しい日本語…。

ということで、今回さぼらせてください。

といいつつ…

1983年にサントリーがワイナリーを購入して以来、ワインをよくするためにいろいろな作業を行いました。

まずはブドウ畑から。

現在は102区画に分けられているのかな。

そして次に醸造施設。

コンクリートタンクからステンレスタンクへと変えられました。

現在は区画数と同じ102基あります。

そしてお庭。

白鳥のいる、有名なあのお庭です。

サントリーの力があり、今のラグランジュがある。

さらに、サントリーのおかげで日本人の株が上がりました。

ブドウ畑

118ヘクタールと広大な畑を所有しています。

その118ヘクタールが1つの大きな塊になっているというからすごい!

これはサンジュリアンの15パーセントを占める面積です。

サンジュリアンについてはサンジュリアン2級シャトー、Château Léoville Poyferréの記事内で軽く触れているので、興味のある方はどうぞ。

基本的には減薬農法での栽培ですが、30ヘクタールがビオ、10ヘクタールがビオディナミで栽培されています。

もちろん、除草剤や殺虫剤等は使用していません。

赤ワイン用ブドウ品種

  • 67%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 28%メルロ
  • 5%プティ・ヴェルド

白ワイン用ブドウ品種

少し離れたところ(AOC的にはオーメドックやけど、白ワインなのでACメドックとしての販売)に白ワイン用の畑も7.5ヘクタール所有しています。

  • 60%ソーヴィニョン・ブラン
  • 20%ソーヴィニョン・グリ
  • 20%セミヨン

収穫から醸造まで

収穫はもちろん手摘みで行われます。

150~200人くらいの収穫者が来るらしい。

規模がすごい…!

選果は手で行う+選果機を使用しています。

2009年からレーザーでの選果機を導入して、ワインの質が上がったとのこと。

醸造

少し歴史部分でも触れましたが、ステンレスタンクでの醸造です。

区画を分けて醸造を行うので102基というたくさんのタンクを所有しています。

アルコール発酵とマロラクティック発酵

ボルドーでは珍しく、2つの発酵を同時に行っています。

時間が短くなるので、使用エネルギーを減少させることができるとのこと。

さらに2つの発酵間の時間がないので、ブレタノマイセス(ブレタノミセス)の発生を防ぐこともできるそう。

熟成

3つの熟成セラーを所有しています。

全ての樽の総数は…なんと4000

規模が本当にすごい。

2000樽が1年で使用されるそうです。

全てフランス産のオーク樽で、6~7社から樽を購入しています。

熟成期間と樽

ファーストワインは18カ月から20カ月熟成です。

新樽使用率は60%くらい。

セカンドワインは14~16カ月と少し短いです。

新樽使用率は20%。

まとめ

ブドウ品種

67%カベルネ・ソーヴィニョン

28%メルロ

5%プティ・ヴェルド

タンク

ステンレスタンク

マロラクティック発酵

ステンレスタンク

熟成期間

18カ月から20カ月

新樽使用率

60%

 

参考記事

1855年メドック格付けまとめ

ワイナリーSNSまとめ、メドック編

メドック格付けワイナリー、セカンドワインリスト

2018年野田祥子的メドック格付け

メドック地方の土地柄を詳しく!

ワイン醸造:アルコール発酵について。

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

サンジュリアン2級シャトー、Château Léoville Poyferré

 

ワイナリー情報

Château Lagrange(シャトー・ラグランジュ)

住所;33250 Saint-Julien-Beychevelle

電話;+33 5 56 73 38 38

メール;contact@chateau-lagrange.com

 

最後に

ボルドーのワイナリー記事も少しずつ増えてきました。

最初の方に書いた記事の手直し(情報更新)もしていこうと思います。

ラグランジュはワイナリー訪問ももちろん可能ですし、ショップもあるのでワインが購入できます!

日本ではすぐになくなってしまうラグランジュ白も買えるので是非どうぞ。


感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。
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コメント

  1. […] Château Lagrange […]

  2. ちゃありぃ より:

    ちゃありぃと申します。はじめてコメントさせていただきます。失礼などありましたらよろしくご指導お願いいたします。
    出発前までにワクチンを打ち終われそうなので、1年前に予約したボルドー旅行の準備を急遽はじめ、こちらにたどり着きました。

    メドック地区に、バスやSNCFで行こうと思っているのですが、通常シャトーで見学した後、帰りのTAXIを呼んでもらうことは可能なのでしょうか?

    また、もしご存じでしたら教えていただきたいのですが、メドック地区でUberを検索したらある程度のタイミングで使える車を見つけることは可能でしょうか?

    初めてのコメントで質問ばかりで大変恐縮ですがよろしくお願いいたします。

    • sachiwines より:

      ちゃありぃ様コメントありがとうございます。
      メドックでのワイナリー訪問ですが、バスはSNSFでの移動はおすすめいたしません。
      というのも、駅からワイナリーまでの移動がかなり大変で、タクシーやUberなどはいないためです。
      Uber、タクシーいずれにしても、ボルドー市内から到着するので頼んでから1時間程度到着にかかると思って頂いた方が良いかと思います。

      • ちゃありぃ より:

        ちゃありぃです。

        祥子さま
        さっそくのreply&アドバイスありがとうございました。
        運転手もシャトーに行ったらワインのみたいようなので(笑)

        >Uber、タクシーいずれにしても、ボルドー市内から到着するので頼んでから1時間程度
        貴重な現地事前情報をありがとうございます。
        そうなると、どうしてもTAXIを使わざるをえないのであれば、シャトー到着時に帰りのTAXIを呼んで欲しいとお願いするのかなぁと思ったのですが、着いた途端にそんなお願いするのはちょっと気が引けますねぇ。

        • sachiwines より:

          基本的にフランスでは男性はワインを2杯飲んで運転しても大丈夫です。
          が、お酒の強さは人それぞれなのでオススメはしませんが

          ちなみにですが、今現在も日本国内に入った場合は2度ワクチン接種後であっても2週間の自宅隔離が求められておりますので、ご注意ください。

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