どんどんボルドーに近づきながら、ワイナリーでの試飲は続きます。次はゴンザック・ルリュトン氏が所有するシャトー・デュフォール・ヴィヴァンへ。
昨年と同様の熟成セラーの横の小部屋で試飲です。
目次
2024年について
ゴンザック・ルリュトン氏とクレール・ヴィラール氏ご夫婦が所有しているワイナリーのワインを4種試飲しました。
いずれも発芽が早く、収量を減らして品質を上げることを考えた年だったそうです。
ワイン
Château La Gurgue
~シャトー・ラ・グルギュ~
|
メルローがベト病等の被害に遭ってしまったので、2024年はメルローの割合が例年より少ないです。収量がとても少なくした代わりに、品質の安定をしっかり考えて造られました。
カシスの様な香りの甘みもあり、苦みやスパイス香も感じられます。
個人的にコスパが良いマルゴーワインの一つだと思っているので、どんなビンテージでも一度買ってみて欲しいです。
2024年も安定してました。
Château Ferriere
~シャトー・フェリエール~
|
プティ・ヴェルドの割合が例年より10%程度多いです。
そのおかげでスパイシーさもしっかりあるけど、赤い果実のジューシーさも感じられます。
エレガントで厚みがある。
タンニンも綺麗にしっかりしていて、後味も長い。
渋みとジューシーさが共存しているワインでした。
Château Durfort-Vivens
~シャトー・デュルフォール=ヴィヴァン~
|
カベルネ・ソーヴィニョンの割合が追い年です。
フレッシュで細長い印象。
樽のニュアンスも。
力づよさと共に儚さもある。
黒色系果実とジューシー。
後味も儚く、消えたと思ったら香りが戻ってくるのが面白い。
Château Haut-Bages Libéral
~シャトー・オー=バージュ・リベラル~
|
アペラシオンは違いますが、デュフォール・ヴィヴァンとブレンド割合が似ています。
酸とカリカリの果実が感じられます。
力づよさとミント系のスッとした酸。
そして黒系果実の甘みが感じられるワイン。
軽いスパイス香が心地いい。
さいごに
夫婦で沢山のワイナリーを持つお二人。
メドックで面積レベルで一番オーガニック、ビオディナミの栽培を行っている夫婦です。
ビオディナミの生産者にとっては厳しい2024年ながらも、収量を減らしながらも、沢山畑仕事をしたのが伝わるワインでした。
参考記事色々
メドックで最も小さいワイナリーの一つ、シャトー・フェリエール
ビオディナミック栽培のワイナリー、シャトー・デュフォール・ヴィヴァン
アリエノール公式インスタグラムで動画や画像を更新しているので、ご興味ある方は併せてご覧ください。
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 ワイナリー通訳同行も行っています。 sachiwines@gmail.com 思い入れのある小さな生産者のワインやコニャックの直輸入&販売始めました。 ホームページ:アリエノール Instagram:アリエノール X:アリエノール その他色々やってるので、良かったら見てください。 Instagram:@sachi.wines X:@sachiwines レストランブログ Facebook:ボルドージャポンネット ホームページ:ワイナリー通訳同行 旧ブログ:ボルドージャポンネット レストランブログ
コメント