個人的にコニャックのニュースは注目してみています。
最近clubhouseでも、コロナ以降コニャックの売り上げってどうだったんですか?みたいな質問も頂いていました。
私は体感で答えていたのですが、ある程度正しいことは言えてたんじゃないかなぁって思う。
もっと詳しい数字を見つけたら表にでもしようかなと。
コニャック全体
コニャックの売り上げは量ベースで11.3%、金額ベースで22.3%減少しました。
近年、売り上げは回復していましたが、コロナウイルスの影響を受けた結果です。
2019年の売り上げ36億ユーロに対し、1年間で1億9200本、28億ユーロの製品が出荷されました。
この売り上げの減少は、低価格コニャックをインターネットベースでの販売の影響が大きかったとのことです。
コニャックは、バーやレストランなどに向けて長期熟成を経た品質の高いものより、インターネットや商店での販売の方が多いそう。
アジア諸国
9月から12月の間、同時期の2019年と比較すると、中国やシンガポール、香港への発送は量ベースで11.4%増加しました。
つまり、1220万本の出荷です。
ヨーロッパ市場では、1130万本が出荷され、2019年同時期に比べると数ベースでは4%増加しました。
製品の97%を輸出しているコニャックですが、コロナウイルスの影響で輸出量が減少したにも関わらず、このような結果になったのは、主要な国において国内消費が急上昇したことに起因します。
アメリカ
アメリカは、コニャック最大の輸入国です。
量ベースでは、12か月で1%の増加を記録しました。
2020年、1億350万本のコニャックが輸出され、昨年より110万本多いです。
まだ増税による影響について話すには時期尚早とのこと。
この増税ですが、全てのコニャックが対象ではないそう。
ただ、対象のコニャックは今後も変化していく可能性があるそう。
参考記事
コニャックの秘密。どうしてミレジメ/ヴィンテージものが少ないのか。
最後に
記事中にも書きましたが、アメリカではコニャックに対して増税が行われました。
といっても「一部」とのこと。
熟成年数が短かったり、安かったりすると今までと変化がないそうです。
コニャック在住民としては、注目していきたいニュースです。
ちなみに親戚のコニャック生産者は、コロナ以降売り上げが上がったと言っていました。
悪い影響ばかりではないんだなぁと、ポジティブなお知らせを聞いて嬉しくなった!
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