去年からTwitterを始めたのですが、ふと思い立った内容は時々Twitterにつぶやいています。
今回はそのつぶやきで反応があったものをご紹介!
目次
ボルドーの赤ワイン用品種について
まずはボルドーで認められている品種について少しだけ。
- メルロー
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- カベルネ・フラン
- プティ・ヴェルド
- マルベック
- カルメネール
の6種類が認められています。
これ以外の品種でワインを造ると、ボルドーワインと名乗れなくなってしまいます。
主要品種3種類それぞれの特徴を簡単に
メルロー
サンテミリオン(右岸)で多く生産されている品種
ボルドーの赤ワイン用の品種の中で60%を占めます。
柔らかく、ワインに丸さを与える
香りは黒いフルーツのカシスやブルーベリーが主
カベルネ・ソーヴィニヨン
メドック(左岸)で多く生産されている品種
骨格と複雑さをワインに与える
フランボワーズやスミレの香り
カベルネ・フラン
ワインのバランスを良くするために、しばしばブレンドで使われる
繊細なタンニンを持ち、ワインの色を深くする
本題の前に;もともと同じ家族
実は、メルローとカベルネはファミリーです。
カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランの交配種がカベルネ・ソーヴィニヨン。
そしてメルローはカベルネ・フランと今は亡きmagdeleine noire des Charentesの交配種。
つまりカベルネ・フランを父?母?とした兄弟がカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローです。
本題の前に;葉っぱを見てみる
メルローもカベルネも家族なので、葉の系統はとても似ています。
つまり、湾欠(葉の2角突き出た破片の間にあるくぼみ)が4つ、太い葉脈が5本あるのが特徴。
他の品種では湾欠のないものや目立たないもの、葉脈が3本のものもあります!
本題;ぶどうの房を見ずに見分ける方法
ボルドーの畑に出るとメルローやカベルネの畑が広がっています。
今回はそれを見分けるテクニックをご紹介!
若葉を見てみよう
これがメルローの葉っぱ
こっちがカベルネの葉っぱ
…違いわかるかな。
メルローの若葉は白く、カベルネは赤みがかっているのが特徴!
知っていればわかりやすい、この二つの違い。
…じゃあカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンは?
と思った人も多いのではないでしょうか。
これがカベルネ・フラン。
これがカベルネ・ソーヴィニヨン。
どちらも赤み掛かっていますが、カベルネ・フランのほうが色の薄い赤、カベルネ・ソーヴィニヨンは赤みがとても濃い。
若葉が一番わかりやすい見分け方ですが、大きくなった葉を見てもわかります。
葉を見て比べる
摘葉が行われていて若葉がないときも時々あります。
その時はどうしたらいいでしょうか?
本題の前に;葉っぱを見てみるで書いたように、3品種とも葉っぱがとても似ていてわかりづらいです。
可能な限り若葉を探すことをおすすめします(笑)
しかも葉によって個体差があるので、中々確定できないのが悩みもの。
メルローの葉っぱ
葉が一番大きい
そして葉同士が触れていないのが特徴
(葉の出っ張り同士が、という方が分かりやすいかな)
カベルネの葉っぱ
葉同士が触れています。
葉もメルローと比べると小さめです。
カベルネ・ソーヴィニョンとカベルネフランは正直見分けづらいです…。
カベルネ・フランのほうが葉の切り込みが少ないです。
まとめ
どうだったでしょうか?
正直、大きくなった葉を見てもわかりにくいのが実情です。
ブドウがまだ実っていない木を見て、品種が分かればとても嬉しいので、できれば小さな若葉を探してください!
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 sachiwines@gmail.com その他色々やってるので、良かったら見てください☆ Instagram・sachiko0418 Facebook・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット Homepage・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット 旧ブログ・Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット レストランブログ
コメント
[…] 以前書いたボルドー赤ワイン用品種を、ブドウを見ずに見分ける方法。にも書いてますが、今回も簡単にご紹介します。 […]
[…] 赤ワイン用品種については、以前ボルドー赤ワイン用品種を、ブドウを見ずに見分ける方法。でも書いているのでよろしければご覧ください。 […]
[…] 以前書いたボルドー赤ワイン用品種を、ブドウを見ずに見分ける方法。にも書いてますが、今回も簡単にご紹介します。 […]