最終日2件目はシュヴァル・ブランへ。
最終日って私が言ってる金曜日は、オフィシャルではプリムールが終わっているので、人が少なくて快適な試飲ができる日です。
2024年について
2024年ビンテージは2023年秋から雨が降り続きました。7月と8月は乾燥し、温度も上がりましたが、9月はまた雨が降りました。
発芽は早く、5月から6月末まで5週間にわたって続いた開花は長く、難しいモノでした。これによりヴェレゾン(色づき)も長く、不均一です。
雨が多く、ベト病が広がります。その影響で9月に特にメルローの選果を沢山行いました。
成熟の不均一さが目立ち、それにより収穫は厳しいものになりました。収穫は可能な限り待ち、9月下旬から始めます。例年より厳しく選果を行い、収穫時は29hℓ/㏊でしたが選果後は28hℓ/㏊となりました。
ワイン
Château Qinault l’Enclos
~シャトー・キノー・ロンクロ~
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シャトー・シュヴァル・ブランから4km程度離れたところに畑を持ちます。
アタックはフレッシュで、タンニンは溶けるようで深みがある。
甘みと苦みが康存していて、チョコレートを食べた時の様な幸福感。
気楽さがありながらも、深みがある。
Le Petit Cheval
~ル・プティ・シュヴァル~
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フレッシュで香り高い。
深みがありながらも赤い果実のフレッシュさがあり、力強い。
2024年は難しい年なはずなのに、「らしさ」が表現されてます。
Château Cheval Blanc
~シャトー・シュヴァル・ブラン~
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プティ・シュヴァルととても似ているけど、タンニンの質とバランスがやっぱりシャトー・シュヴァル・ブランの方がいい。
バラはスミレの様なお花の香りがしっかり感じられ、みにょうなフレッシュさも。
細かなタンニンと赤い果実。
タンニンが後味をのばしてくれます。
力強さもありながら、フレッシュ。
さいごに
LVMHが所有しているワイナリー、シュヴァルブラン。
やっぱり偉大なワイナリーは偉大なワインを造るなぁと。
シュヴァルブランはサンテミリオンに位置しながらもポムロールらしさも感じられる、力強いワインを造ります。
繊細にブドウ栽培、醸造をしたワイナリーのワインはバランスが取れてる2024年。
参考記事色々
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