小規模生産者ですが、実力派であるPierre de Segonzac(ピエール・ド・スゴンザック)に行ってきました。
訪問時は蒸留が終わって、それでも忙しいタイミングでした。
美しいブドウの涙も見れたので、そんな写真も載せていきます。
歴史
1702年 | 一族の祖先であるJacques FERRAND(ジャック・フェラン)はこの時すでに自身の栽培したぶどうを醸造、熟成していました。 |
Pierre FERRAND(ピエール・フェラン)はコニャックのプルミエ・クリュと呼ばれる地域、グランド・シャンパーニュで昔ながらの方法で素晴らしい製品を提供したいと考えました。 そしてPierre de Segonzac(ピエール・ド・スゴンザック)を創設しました。 この時すでに、彼の父や祖父が蒸留、熟成したコニャックがたくさんありました。 |
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息子のChristian(クリスティアン)が跡を継ぎました。 |
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さらに息子のPablo(パブロ)が跡を継ぎます。 |
ブドウ畑
7.8ヘクタール所有しています。
ほぼ100%がユニ・ブラン。
石灰土壌が特徴のグランド・シャンパーニュに畑を持ちます。
収穫は機械で。
そしてステンレスタンクで醸造を行います。
訪問時、新しいステンレスタンク導入してて中々に忙しそうやった。
蒸留
蒸留について色々聞きたかったんやけど、あんまり教えてくれなかった。企業秘密。
2~3年前まではレミー・マルタン方式でやってたんやけど、ここ数年はレミー・マルタン方式とヘネシー方式でやってるって。
蒸留器は18ヘクトリットルと25ヘクトリットルの2基所有。
熟成
樽の印象をあまり付けたくないから、1年で4樽しか買わんらしい。
全体の2~3%だけ新樽に入れられるってこと。
まとめ
ブドウ品種 | ユニ・ブラン |
タンク | ステンレスタンク |
テイスティング
300本しか残っていない古いピノ・デ・シャラントを試飲させてもらいました。
創設者であるPierre(ピエール)氏が造ったもの。
まったりしてて、アプリコットやマルメロの香りが強い。
VSOP
アルコール度数40%しっかりあるけど、それを感じさせないコニャック。
繊細でフィネスを感じる。
とはいえオイリーで、フルーツや白いフルーツを感じる。
まだまだ若いけど、これに氷入れて飲むのが好きなひと多そう。
XO N°15
現当主のお父さんが造ったコニャック。
マンダリンなんかの柑橘フルーツが。
この柑橘フルーツもオーブンに入れたような甘味を感じる。
口当たりはしなやか。
XO N°30
現当主のおじいさんが造ったコニャック。
ここまでくると、後味が一段と長い!
火を通したフルーツの香りもするし、ブリオッシュやバターなんかの柔らかな香りも。
エレガントで柔らかいコニャック。
ワイナリー情報
Pierre de Segonzac(ピエール・ド・スゴンザック)
住所;1 Impasse de la Nérolle, 16130 Segonzac
電話;+33 6 63 85 87 55
参考記事
コニャックの秘密。どうしてミレジメ/ヴィンテージものが少ないのか。
最後に
写真は当主Pablo氏。
気さくな方で、楽しんでコニャック造ってました。
コニャックも彼が造るのは、美しいながらに楽しくなる。
この日は忙しいのにも関わらず、受け入れてくれました。
試飲も楽しかったのでまた訪問させてもらいたいな。
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