アメリカで有名なメドックワイナリー、シャトー・プリューレ・リシーヌ

マルゴー

マルゴー村に入る少し前にあるワイナリー、Château Prieuré-Lichine(シャトー・プリューレ・リシーヌ)の特集記事です。

ショップも充実していて、ちょっと時間があればショップを見るだけでも楽しいワイナリーです。

歴史

12世紀から歴史が始まります。

当時はベネディクト修道院で、最初はワインの生産も行っていませんでした。

14世紀はミサのための白ワインを製造していました。

というのも、ワイナリーのある道がサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一つだったのです。

今現在、当時の建物はほとんど残っていませんが、よーく見ると十字架など発見できます!

1789年、フランス革命のさ中、ボルドー家族がワイナリーを購入します。

その時にワイナリーの名前がChâteau Prieuré-Cantenac(シャトー・プリウレ・カントナック)と変わります。

(プリウレは小修道院、カントナックはワイナリーがある場所の名前です。

この様な名前の付け方はボルドーのワイナリーでかなり一般的)

その後、いくつかの一族のものとなり、1855年にメドック格付け4級に選ばれます。

1951年にAlexis Lichine(アレクシ・リシーヌ)氏がオーナーとなります。

アレクシ・リシーヌはお父さんがロシア人、お母さんがアメリカ人。

そして彼はワインやスピリッツの専門辞典の著書として有名な人です。

畑も10ヘクタールに満たない大きさでしたが、60ヘクタールまで拡大します。

この時、AOCマルゴーの5つのコミューンに渡って畑を増やしました。

アメリカに起源を持つこともあり、アメリカへの輸出が生産の20%とかなり多く、アメリカで有名なワイナリーになります!

1953年、ワイナリー名に自らの名前を付けてChâteau Prieuré-Lichine(シャトー・プリウレ・リシーヌ)とします。

1989年、アレクシ・リシーヌ氏が無くなり、息子のSacha Lichine(サシャ・リシーヌ)氏が跡を継ぎます。

10年オーナーでいましたが、1999年にワイナリーを売却。

Ballande(バランド)家がワイナリーを購入、今現在に至るまで変わらずオーナーです。

ブドウ畑

畑は80ヘクタール所有していて、150区画に分けられています。

区画は樹齢、品種、土壌によって分けられています。

土壌

石、砂、小石が広がります。

石が地中5メートル程度深く広がる土壌には カベルネ・ソーヴィニョンを

石が浅く、粘土が広がる土壌にはメルロを栽培しています。

ブドウ品種

3種類栽培しています。

  • 50%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 45%メルロ
  • 5%プティ・ヴェルド

平均樹齢は30年程、1株に7房栽培されています。

製造ワイン

赤ワインを3種類、白ワインを1種類製造しています。

赤ワインは以下3種類。

1.と2.はAOCマルゴー、3.はAOCオー・ブリオンです。

  1. ファーストワイン;Château Prieuré-Lichine(シャトー・プリウレ・リシーヌ)
  2. セカンドワイン;Confidences de Prieuré-Lichine(コンフィデンス・ド・プリウレ・リシーヌ)
  3. オーメドック;Le Clocher du Prieuré(ル・クロシェ・デュ・プリウレ)

白ワインはAOCボルドー、Le Blanc du Château Prieuré-Lichine(ル・ブラン・デュ・シャトー・プリウレ・リシーヌ)です。

Château Prieuré-Lichine(シャトー・プリュレ・リシーヌ)

比較的古木を使用していて、良い区画で採れたブドウを使用しています。

最も古い樹は75年、平均樹齢は35年。

年によって誤差はありますが、

  • 50%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 45%メルロ
  • 5%プティ・ヴェルド

という、畑の割合とほぼ同じ割合で使われています。

生産本数は20万本程度。

Confidences de Prieuré-Lichine(コンフィデンス・ド・プリュレ・リシーヌ)

セカンドワインは比較的若木を使用しています。

樹齢は5年~20年のもので、平均樹齢は15年。

こちらも年によって誤差はありますが

  • 65%カベルネ・ソーヴィニョン
  • 35%メルロ

でつくっていて、約10万本製造しています。

Le Clocher du Prieuré(ル・クロシェ・デュ・プリュレ)

マルゴーからほど近いところに畑を持ちますが、AOCマルゴーからは外れているのでAOCオー・メドックとしての販売です。

2ヘクタール畑を所有していて、100%メルロのワインです。

Le Blanc du Château Prieuré-Lichine(ル・ブラン・デュ・シャトー・プリウレ・リシーヌ)

こちらは白ワイン。

年間3~5000本生産なので、赤ワインに比べると手に入りにくいワインです。

赤ワインであればマルゴーと呼べる場所、アルサックでブドウを栽培していますが、白ワインなのでAOCメドックとしての販売です。

ブドウ品種は

  • 70%ソーヴィニョン・ブラン
  • 30%セミヨン

タンクでアルコール発酵をし、その後樽へ入れて、熟成を6か月行います。

醸造施設

2012年に新しい醸造施設を造りました。

その際に、新しいコンクリートタンクを導入。

ボルドーでのコンクリートタンク。にも書いてますが、一つずつ分かれているモダンなタンクです。

今現在55基のタンクを所有しています。

醸造

収穫されたブドウは12度下に置かれ、発酵前の醸しを行います。

そしてその後アルコール発酵を。

その間にルモンタージュを1日に2~3回、必要であればピジャージュを行います。

プレスワイン

もちろんプレスワインも造ります。

ただ、ファーストワインにはプレスワインが含まれておらず、

セカンドワインとオー・メドックには最終的なブレンド時に使用します。

マロラクティック発酵

こちらもファーストワインとセカンドワインで異なります。

ファーストワインは樽で、セカンドワインとオー・メドックはタンク内でマロラクティック発酵を行います。

熟成

樽会社は10~12社。

たくさんの樽会社から樽を購入することで、ワインに複雑な香りをお耐えることができます。

ファーストワインの熟成は14~18か月、新樽使用は50%、残りは1度ワインを熟成した樽を。

セカンドワインは10~15か月熟成、新樽使用は3分の1、1度ワインを熟成した樽が3分の1、2度ワインを熟成した樽が3分の1使用しています。

最後に

あんまりワインショップや、ワインに関するグッズがおいてあるお店も少ないメドック。

シャトー・プリウレ・リシーヌは色々おいてあります!

見学予約がなくても、ショップには入れるので、マルゴーで少し時間が出来た方はどうぞ。

思わず買いたくなるものがたくさんあるのでおすすめです。

参考記事

1855年メドック格付けまとめ

ワイナリーSNSまとめ、メドック編

メドック格付けワイナリー、セカンドワインリスト

2018年野田祥子的メドック格付け

メドック地方の土地柄を詳しく!

ボルドーでのコンクリートタンク。

ワイン醸造:アルコール発酵について。

ボルドーワイン=ブレンドワイン


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コメント

  1. […] Château Prieuré-Lichine […]

error: 申し訳ないですが右クリック禁止にしました。データが欲しい方は直接連絡ください。
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