もっと評価されるべきワイナリー、Château Marquis d’Alesme

マルゴー

格付けワイナリーでありながら、あまり目立たないChâteau Marquis d’Alesme(シャトー・マルキ・ダレーム)へお邪魔しました。

ここ数年、ワインのクオリティの上がり方が凄くてすごく気になってたワイナリーです。

 

 

歴史

ワイナリーのブドウ畑が最初にできたのは1585年のことです。

ワイナリーはd’Alesme(ダレーム)家で代々受け継がれてきました。

1810年、オランダ人のネゴシアンであるJean Bekker-Teerlink(ジャン・ベッカー・ティアリンク)がワイナリーを買収します。

彼は自分の名前を「Becker(ベッカー)」とドイツ語化し、ワイナリーの名前に追加したことで、Marquis d’Alesme-Becker(マルキ・ダレーム・ベッカー)となりました。

1855年、Sznarjdeski(シュナリジスキ)家が所有していたChâteau Marquis d’Alesme-Becker(シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカー)は格付けで3級に選ばれました。

19世紀から20世紀にかけて、いくつかの家族がこのワイナリーの経営を行います。

1955年、Paul Zuger(ポール・ズガール)が買収をし、その後Jean-Claude Zuger(ジャン・クロード・ズガール)所有となります。

2006年6月、既にChâteau Labégorce Margaux(シャトー・ラベゴルス・マルゴー)を所有していたHubert Perrodo(ウベール・ベロード)がワイナリーを購入します。

相続を行い、Nathalie Perrodo-Samani(ナタリー・ペロード・サマニ)が現在のオーナーです。

Nathalie Perrodo(ナタリー・ペロード)はLabégorce(ラベゴルス)の経営をMarjolaine Maurice de Coninck(マルジョレーヌ・モーリス・ド・コニンク)に委託し、Château Marquis d’Alesme-Becker(シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカー)のブドウ畑、醸造施設を含め、全てを再構築します。

2012年から2017年にかけて大規模な工事が行われました。

建物は、ボルドーの建築家であるFabien Pédelaborde(ファビアン・ペドラボルデ)氏が手掛け、Perrodo(ペロード)家の考えを具現化しました。

建物

全てボルドーのアーティストの方に頼んだそう。

歴史部分でも触れましたが、建物はFabien Pédelaborde(ファビアン・ペドラボルデ)氏の作品です。

ボルドーのワイナリーは地元のアーティストに頼むところ多いなぁ。

地元の活性化!

使われているのは石、コンクリート、木の3種類。

18世紀のボルドーらしさを再現しつつ、21世紀とのマリアージュをさせたかったそうです。

サロンや庭なども全て一から造ったので、なんとメドックで最大の工事面積

ちなみに醸造施設の高さは8メートル、長さは120メートルです。

ブドウ畑

15ヘクタール所有しています。

お城の周りに3区画、メルロー(全体の30%)を栽培しています。

というのも、お城の周りは砂地が広がっているからだそう。

そして粘土、石が多い土壌にはカベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドが植えられています。

栽培方法

今現在は100%オーガニック栽培をしています。

ブドウ栽培における人員動員をかなり行っていて、畑をかなり大切にしている!

ですが、認証を得るつもりは全くないそうです。

というのも、例えばフランスのオーガニック栽培で認められていないもの、新しく出てきてワイナリーが良いと判断したもの、等を使いたいからだそう。

収穫

手摘みで行います。

選果は2度。

一度目は房の状態で、二度目は実の状態で行います。

醸造施設

ステンレスタンク、コンクリートタンク、木製タンクを使用しています。

木製タンクは基本的にメルロー以外の醸造で使われるそう。

醸造

アルコール発酵前に、低温の醸しを行います。

そしてアルコール発酵中の攪拌作業はルモンタージュを軽く。

あまりワインに触れずに、繊細に扱いたいとのことで、ピジャージュをやめたとのこと。

攪拌作業についてはワイン醸造:アルコール発酵について。をご覧ください。

熟成

奇数年を熟成するセラーと、偶数年を熟成するセラーの2つを持ちます。

それぞれのセラーは3つに分けられていて、マロラクティック発酵中に部屋同士の区切りが活躍します!

熟成

16~18か月熟成

新樽使用率は、年によって様々です。

100%使用する年もあれば、50%のみの使用の年もあるそうです。

樽会社は7社。

全てフランスオークで、ミディアムで焼きを入れた樽を使用しています。

ブレンドのタイミング

ボルドーワインはブレンドワインです。

プリムールがあるので、多くのワイナリーは熟成前のブレンドか、熟成途中/プリムール前にブレンドを行います。

ですが、このワイナリーは瓶詰め直前にブレンドを行うとのこと。

手間は増えますが、最高の状態でワインを提供したいのでこのタイミングでブレンドをしています。

 

まとめ

ブドウ品種

メルロ

カベルネ・ソーヴィニョン

カベルネ・フラン

プティ・ヴェルド

タンク

コンクリートタンク

ステンレスタンク

木製タンク

熟成期間

年によって様々

参考記事

1855年メドック格付けまとめ

ワイナリーSNSまとめ、メドック編

メドック格付けワイナリー、セカンドワインリスト

2018年野田祥子的メドック格付け

メドック地方の土地柄を詳しく!

ワイン醸造:アルコール発酵について。

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

最後に

このワイナリーは広告費をほとんどかけていないので、あまり知られていませんが、とても良いワインを造っているワイナリーです!

今後、どんどん知名度が上がっていくんじゃないかなぁと…。

この値段の内にワイン買おーっと。


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コメント

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