ワイン醸造:樽熟成についてちょっと詳しく

質問があったので、今回は樽について色々書いていこうとおもいます!

新樽100%使用というのは良いサインなのか、はたまた新樽0%が良いサインなのか。

ということを中心に書いていきます!

そもそも新樽って何?

字で見ると分かりやすいですが、言葉で聞くとわかりにくい「新樽」(しんだる)

その名の通り新しい樽です。

樽会社から購入したばかりの、まだ一度も樽の中にワインを入れて熟成したことのない樽のこと。

 

新樽を使うメリットは?

そのうち樽をつくる行程についても書きたいなと思っているのですが、樽を作るのに2度火入れをします。

二度目の火入れで樽の香りが決まるのですが、その時に付いた香りをワインにつける、というのが一番の目的。

樽によってそれぞれですが、ナッツやチョコレート、タバコの香りが樽からします。

 

わかりやすく何かに例えてみる

樽を使うと言うことを何かに例えられないかなと考えていて、見つかった答えが「化粧」。

化粧をしなくても美しい人もいるし、少し化粧をしたほうがその人の良さが出る人もいる。

更に厚化粧をしても美しさが崩れない人もいる。

という感じでしょうか。

化粧をしたい人、したくない人、と化粧をする本人の好みもありますよね。

樽の香りを付けたいワイナリーと付けたくないワイナリーがいるような感じかな、と。

この例えが果たしてわかりやすく伝わっているのかが心配です。

 

新樽使用量で美味しさが分かる?

樽の香りが苦手な人もいるので、樽の使用量でワインの美味しさは決まりません!

ワイナリーによっては新樽使用100%を謳っているところもあります。

これ、正直諸刃の剣。

自分自身のブドウのポテンシャルを知らないと、ブドウのフルーティーさのない、樽の香りだけのワインができてしまったりもします。

 

新樽のメリット

メリットはワインに新たな香りが与えられること。

ナッツやキャラメル、コーヒーなどブドウ本来が持っていない香りをワインに与えることができ、深みと共に複雑味も増します

 

新樽のデメリット

デメリットはやっぱり蒸発するワインの多さかな。

今までワインを造っていない新しい樽は、木への浸透も多く、ワインの蒸発がかなりはやいと言います。

つまり、ウイヤージュ(目減り分を足す作業)を旧樽よりも多く行う必要があるということ。

 

そして金額が高いというのもデメリットの一つかと。

ボルドーのワイナリーは使用する樽の数が多いこともあり、毎年かなりのお金を樽に掛けています。

 

本題!新樽100%って?

読んで字のごとく、新しい樽を100%使っているワインです。

これができると言うことは、ブドウ自身がしっかり個性を持っているということ。

樽のお化粧をしても、個性が失われるどころかさらに美味しいワインになっているということ。

シャトー・マルゴーはその代表格ですね。

このシャトー・マルゴーは最高の土地で最高の人々がつくるからこそ成し得た100%です。

 

本題!新樽使用率を減らすと?

ワイナリーは、毎年新樽使用率を変えているところがほとんど。

同じ土地から生まれたブドウでも、毎年質が変わるのは当然といえば当然です。

使用率が減ると、ブドウ本来の味わいを感じるワインが出来るということ。

 

使用している樽会社について

基本的にどのワイナリーもいくつかの樽会社から樽を購入し、ワインを熟成しています。

というのも、樽をつくるのはすべて手作り。

木の乾かし方や焼きの入れ方など、樽会社ことの個性が樽に現れます。

異なる樽会社を使用することで、樽のブレンドが行われ、ワインに複雑味を増すことができます。

 

最後に

今回、ポテンシャル、ポテンシャルと言っていますが、ブドウのポテンシャルが高いワインが一概に美味しいとも私は思っていません。

畑をしっかり知り、研究し、それに合う醸造/熟成を行うことで、ブドウが生かされると思うのです。

自分の好きなワインの新樽使用率を調べてみるのも楽しいかもしれません。

 


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