同じポイヤックですが、ポンテカネは北側。
ポイヤックの南側にある、シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(長い…)に行ってきました。
ここは各訪問者に担当者が付くと言うよりは、一人で色んな人を担当していました。
資料がもらえるので、それを見ながら試飲しました。質問があれば聞いてくれるし、資料は充実してる。
でもやっぱり担当者がしっかりついてくれる方が気楽に質問できるし、情報量多いし、良いよね。
目次
2024年について
2023年10月から2024年3月までに900㎜もの雨が降りました。さらにジロンド川と大西洋に囲まれている立地上、湿度の高い環境下です。
そのため2024年は不結実や結実不良、ベト病の被害が出た年でした。
特にメルローがベト病、カベルネ・ソーヴィニョンが不結実になりやすかったそう。
7月中旬から8月頭にかけて、遂に夏らしい太陽と乾燥した気候になったために、ブドウが成熟することができました。
9月にまた雨が降り出します。
湿度によりぶどうの実が膨らみ、貴腐菌の気配を感じ始めます。
総合的に2024年は栽培チームの力を感じる年で、収穫後の選果も沢山行ったとのことです。
ワイン
Pichon Comtesse Réserve
~ピション・コンテス・レゼルヴ~
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赤い果実で、メルロー感をしっかり感じられました。
フレッシュな酸の後に苦みも感じられます。
綺麗なタンニンもあるけれど、静かで綺麗な印象。
後味はそれほど長くないものの、心地の良いワイン。
Château Pichon Longueville Comtesse de Lalande
~シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド~
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プリムールワインにしては珍しく黒系果実の香りもします。
熟した果実の香りもして、選果をしっかり行い良いブドウだけを選択しているのが伝わる香り。
ミントの様な爽やかさや軽い苦みもあって、とてもきれいなポイヤック。
2024年ワインの中でかなり上位に位置しているワインでした。
Château de Pez
~シャトー・ド・ペ~
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サンテステフに位置しているワイナリーです。
サンテステフらしい力強さもありながら、後味に塩味が感じられ、この塩味が後味に繋がっています。
力づよさとフレッシュさが共存していて、製品化した時の変化が楽しみなワイン。
さいごに
ここもあんまり訪問できないワイナリー。
近いうちに訪問してきますね。
近代的な醸造所が美しいのです…!
参考記事色々
格付け2級!シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド
アリエノール公式インスタグラムで動画や画像を更新しているので、ご興味ある方は併せてご覧ください。
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