プリムール2日目も朝8時からプリムール参加です。
家出たの、7時過ぎでめっちゃ眠かったのを覚えてる。
でもどれだけ眠たくても朝のキレイな空気を吸ったら元気になる私の体は都合が良い。
目次
2024年について
試飲するものが比較的多い&ランシュ=バージュは冊子が充実しているので天候の話は少な目でした。
口頭で聞いたのは、11月から5月までは雨が多かったと。
冊子にはもっと詳しく書いているので、それも共有させてもらいます。
冬は例年以上(40%)に雨が多く、温度も比較的暖かかったです(例年より2度高い)。
そのため例年より10日程度早い3月16日に芽吹きました。
春は湿度が高く、そのせいでベト病の発生につながりました。
本当に2024年はベト病と戦ったワイナリーばっかりです。
気温が上がりきらず、例年より遅い5月27日に開花しました。
夏は乾燥していて、気温が上がりすぎるところはなく、酸を保つことができました。6月と7月は晴れていたので、ベト病のストレスから少し解放されます。さらに水が足りないことでぶどうに良いストレスが与えられ、凝縮に繋がりました。
最初のブドウが色づき始めたのが7月23日で、ブドウの房ごとに違いがあったものの8月15~20日には半分程度のブドウが色づきました。
ワイン
Château Ormes de Pez
~シャトー・オルム・ド・ペ~
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酸もタンニンもしっかりありながらも、フレッシュ。
細かいタンニンによる力強さも感じられ、ボリューミーで力強い。
後味も長く、サンテステフらしい力強さと2024年らしいフレッシュさが感じられます。
Verso
~ヴェルソ~
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酸がしっかり感じられます。
まだアルコール感もあるけど、これはプリムールならでは。
繊細なタンニンで、明るい学校のリーダーみたいな陽キャワイン。
Château Haut-Batailley
~シャトー・オー=バタイエ~
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しなやかさと力強さを持ち合わせています。
タンニンもしっかり感じられ、ポテンシャルが分かる。
アタックがキレイで、ポイヤックながらもサンジュリアンの様なエレガントさも持ち合わせています。
Echo
~エコー~
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フローラルで果実の凝縮やスパイシーさを感じます。
酸もしっかり、タンニンもしっかりだけど細かくて綺麗。
テイスティングノートに「コレほんまにセカンドワイン!?」って書いてあった。笑
Château Lynch-Bages
~シャトー・ランシュ=バージュ~
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樽のニュアンスをより感じることができます。
複雑で、エレガントで華やか。
今現在は酸よりタンニンの方が前に出てるけど、製品化されたら落ち着くそれ。
本領発揮まで時間がかかるワイン。
Blanc de Lynch-Bages
~ブラン・ド・ランシュ=バージュ~
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フレッシュでフローラル。特にユリの様な白い花が感じられます。さらに白胡椒などの柔らかいスパイス香も。
オイリーでムスカデルらしい甘みも心地がいい。
綺麗で華やかで複雑な白ワイン。
さいごに
充実の試飲に、充実の説明。
毎度、ランシュバージュのクオリティには驚かされます。
そして年々品質が良くなるメドックで造られる白ワイン。
ボルドーの白ワインが有名になる日も近いんじゃないかと思う今日この頃です。
参考記事色々
2020年から新醸造施設で醸造、シャトー・ランシュ=バージュ
アリエノール公式インスタグラムで動画や画像を更新しているので、ご興味ある方は併せてご覧ください。
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