鐘の鳴るワイナリー、Château Angélus

サンテミリオン

鐘のラベルが印象的なChâteau Angélus(シャトー・アンジェリュス)についてお届けします。

歴史部分でも触れていますが、Angélus(アンジェリュス)とは祈りのことです。

そして、Château Angélus(シャトー・アンジェリュス)の周りには3つ教会がありました。

サンテミリオンの村のCollégiale(コレジアル)教会、Mazerat(マゼラ)礼拝堂、Saint-Martin(サン・マルタン)礼拝堂です。

この3つの鐘の音が集まる場所として、Angélus(アンジェリュス)という名前が付けられました。

 

 

歴史

公式ホームページが日本語のページもつくっていて、歴史も翻訳されています。

1456年7月21日

ローマ法王カリストゥス3世が、神聖ローマ帝国がオスマン帝国軍との戦いの勝利を記念して、キリスト教のすべての鐘を毎日朝(7時)、昼(12時)、晩(19時)に鳴らすことを命じました。

この祈りのことを「Angélus(アンジェリュス)」と呼びます。

1544年

後にボルドーの市参事会員で、ブルジョア階級のGeorges Boüard(ジョルリュ・ブアール)が生まれた。

これは、Boüard(ブアール)家の家系図をたどってわかったことです。

1782年

Jean de Boüard de Laforest(ジャン・ド・ブアール・ド・ラフォレ)がサンテミリオンに移り住みます。

1795年

娘のCatherine Sophie de Boüard de Laforest(カトリーヌ・ソフィー・ド・ブアール・ド・ラフォレ)はCharles Souffrain de Lavergne(シャルル・スフラン・ド・ラヴェルニュ)と結婚。

夫がオーナーであるMazerat(マズラ)のブドウ畑に住むことに。

20世紀初期

Maurice de Boüard de Laforest(モーリス・ド・ブアール・ド・ラフォレ)がワイナリーを相続。

彼はワイナリーを拡大し始めます。

1920年

この頃に、Maurice de Boüard de Laforest(モーリス・ド・ブアール・ド・ラフォレ)が囲われている3ヘクタールの「Angélus(アンジェリュス)」と呼ばれる区画を購入

1945年

この土地がJacques de Boüard de Laforest(ジャック・ド・ブアール・ド・ラフォレ)とChristian de Boüard de Laforest(クリスティアン・ド・ブアール・ド・ラフォレ)に相続される。

1954年

格付けに選ばれる。

1985年

ブドウ畑の拡張を行った結果、20ヘクタール程まで大きくなる。

Jacques de Boüard de Laforest(ジャック・ド・ブアール・ド・ラフォレ)の息子であるHubert de Boüard de Laforest(ユベール・ド・ブアール・ド・ラフォレ)がワイナリーを相続。

1987年

いとこであり、Christian de Boüard de Laforest(クリスティアン・ド・ブアール・ド・ラフォレ)の娘婿であるJean-Bernard Grenié(ジャン・ベルナール・グルニエ)がワイナリーの経営に参加。

2012年

Stéphanie de Boüard-Rivoal(ステファニー・ド・ブアール・リヴォアル)が経営に参加。

 

生産ワイン

まずはChâteau Angélus(シャトー・アンジェルス)が生産しているワインをご紹介します。

Château Angélus

Château Angélus(シャトー・アンジェリュス)

ファーストワインです。

生産量が大体10万本。

 

Carillon d’Angélus

Carillon d’Angélus(カリヨン・ダンジェリュス)

セカンドワインと言われていますが、独自の区画を所有しているので、シャトー・アンジェルスの生産するもう一つのワインです。

 

N°3 d’Angélus

N°3 d’Angélus(ヌメロ・トロワ・ダンジェリュス)

このワインはメルロー主体で造られているもう一つのワインです。

 

ブドウ畑

畑は全部で42ヘクタールあります。

この42ヘクタールの内、Château Angélus(シャトー・アンジェリュス)用の畑は27ヘクタール

この27ヘクタールは一か所に固まっています。

これは格付けに選ばれた時の昔から所有している畑を使用しています。

ブドウ品種は

  • 60%メルロ
  • 40%カベルネ・フラン

丘の上にあり、粘土土壌にメルロを、平たんで粘土と砂が多い土壌にカベルネ・フランが植えられています。

醸造施設

ステンレスタンク、コンクリートタンク、木製タンクを所有しています。

主にですが、ステンレスタンクでは樹齢の低いメルローを、木製タンクでは樹齢の高いメルローを、コンクリートタンクではカベルネ・フランを醸造しています。

醸造

選果したブドウを樽の中に入れます。

まずは低温での発酵前醸しを。

そしてアルコール発酵。

発酵中はルモンタージュをピジャージュを行います。

アルコール発酵が終わった後は、10日~15日間醸しを行います。

熟成

全てフランスのオーク樽を使用しています。

樽は6社から買い付けを行っています。

マロラクティック発酵は樽内で。

Château Angélus(シャトー・アンジェリュス)は新樽100%使用、18~22か月熟成。

Carillon d’Angélus(カリヨン・ダンジェリュス)は新樽50%使用、16か月熟成です。

まとめ

ブドウ品種

60%メルロ

40%カベルネ・フラン

タンク

ステンレスタンク、木製タンク、コンクリートタンク

マロラクティック発酵

樽内

熟成期間

18~22か月

新樽使用率

100%

 

ワイナリー情報

Château Angélus(シャトー・アンジェリュス)

住所;33330 Saint-Émilion

電話;+33 5 57 24 71 39

 

参考記事

サンテミリオン、最新格付け

ワイナリーSNSまとめ、サンテミリオン編

本には載っていないサンテミリオンの格付けについて

サンテミリオンのAOCをひも解く。

ワイン醸造:アルコール発酵について。

ボルドーワイン=ブレンドワイン

最近のボルドーワインについて

材質別タンクのメリット・デメリット

ボルドーでのステンレスタンク

ボルドーでのコンクリートタンク。

 

最後に

今回は写真多めにお届けしました。

今でもシャトー・アンジェリュスは「アンジェリュス」を鳴らしています。

時々12時近くに近くを通ったら音を聞きに行きます。

見学をすると、見学者の国家を鳴らしてくれるので感動もひとしお。

またいつかお邪魔したいなぁ。


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