今回はちょっとコラム的な記事。
ボルドーのワイナリーで大手企業が買収した!とかよくニュースになりますよね。
私の個人的な見解で、大手企業所有ワイナリーと家族経営のワイナリーとの違いをお届けしたいと思います。
いつもの私の記事より軽いと思うので、気楽にお読みいただければと思います。
そしてあくまでも私の見解ですので、人によって、地域によって、国によって全く異なると思います。
実際企業所有ワイナリーってどう?
ボルドーのワイナリーって大きいところが多いから、私たちが知っている大手企業がとっても多い。
ここ最近は保険会社やったり、ガソリン会社やったりの名前を良く耳にする。
日本の企業なら、サントリーがボルドーにワイナリーを所有しているよね。
ま、サントリーは元々飲料メーカーやからちょっと意味が変わってくるかとは思うけど。
個人的には企業所有=片手間でワイン造りとは思ってない。
もちろん中にはそういう経営者いると思うけど、実際にワイン造りに携わっている人たちは真摯にワイン造りしてるからさ。
企業所有→設備投資のイメージが強い。
ボルドーってワイナリー1件が所有しているブドウ畑の面積も大きくて、もれなく必要なタンクの数や樽の数が多くなる。
そこに惜しみなく投資をしているイメージが強いな。
とはいえ最終的にそういうところにかかったお金はワインに乗ってくるんやけど。
でも初期投資をしっかりして、ワインの品質が上がって、ワインの値段が上がるのは当たり前と言えば当たり前よな、と。
後は、ワインツーリズムに力を入れてるのも大手企業所有ワイナリーが多い印象。
有料ではあるけど一般見学を可能にしたり、ワイナリー内や併設する場所にホテルやレストランを作ったり。
ワイン造りに直接関係はもちろんないけど、地域の活性化だったりにはとても重要。
じゃあ家族経営は?
大手ワイナリーでも家族経営のワイナリーが沢山ある。
企業所有ワイナリーが目立つけど、家族経営のワイナリーの方がボルドー全体では圧倒的に多い。
でさ、企業経営のワイナリーは設備投資が強いとして…家族経営のワイナリーは?って思うよね。
もちろん家族経営のワイナリーでも設備投資は行ってる。
さらに家族経営ワイナリーって大小様々やから一概にこう!って言われへんけど。
さらにさらにボルドーでは代々続いてきた一族やったり、元貴族やったりも多いし。
その中で一番大きなポイントは、当主がワイナリーに住んでいることが多いことかな。
つまり伝統を引き継いでいる、ということ。
あぁ、語弊を生みそう。
企業経営だと伝統がないとかそういうことじゃないです。
代々続く一族が経営していて、彼ら自身が畑仕事をしていて、醸造や熟成、瓶詰めまで手を加える。
経営陣が逐一ブドウ、ワインの状態をチェックできる状態にあるから、昔のままの哲学を続けやすいと思うねん。
とはいえ家族経営やけど設備投資がんがんしてて、ワイナリー内にショップを構えて、みたいなワイナリーもあるから一概に言えんけど。
最後に
なんかフワッとした終わり方になってしまったな。
あくまでも私が感じること、ってことで実情はワイナリーによって様々です。
企業が買収しても、従業員は一切変わらず、今まで通りワイン造りはできる+お金の心配もなくなった、っていうワイナリーもあるし。
家族経営と言いつつ、その家族が大手企業も経営しているパターンも沢山あるし。
さらに有名ワイナリーと本当に小さな家族経営のワイナリーとだと全く違うし。
一概にこう!って言われへんよね。
こんな考えの人もいるんやなー、くらいで読んでもらえればと思います。
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