4日目がはじまりました!
3日目はモンローズの後3つの大型会場に行って、終わったのが21時くらいかな。
疲労困憊で帰宅の後、4日目家を出たのが7時半とか。
本来もうちょっとゆっくり家出れたんやけど、ボルドーからサンテミリオンまでの道路が工事中やったから余裕を見て早く出発。
何でプリムール中に工事すんねん、って思いつつ…笑
2024年について
2023年の収穫が終わってから、天候は難しい1年でした。冬の間は雨が多く、それほど気温も下がりませんでした。
この暖かい冬は春まで続き、発芽が例年より1週間ほど早く4月5日に始まります。
雨は土壌の温度を冷たく保ち、ブドウの成長は不均一でした。
この気候は開花を長引かせ、5月27日~6月4日に開花しました。
色々な天候不良が重なり、不結実や結実不良が沢山生まれました。一番被害が多かった区画は90%もの被害がありました。
さらに6月19日に雹を伴った嵐がやってきます。ラランド・ド・ポムロールの一部が被害に遭いました。
7月15日まで雨が降り続き、2月から7月までの降水量は560㎜計測されました。ベト病によるストレスも高く、開花前から葉っぱの管理を注意深く行いました。ベト病は葉の後にブドウの実にも現れました。
7月15日、遂にいい天気になります。ヴェレゾン(色づき)は8月頭に始まりますが、ブドウの実の成熟が難しく、9月に入っても成熟が足りないほどでした。
そのため成熟が進むまで収穫を遅らせることにしました。
難しい年でしたが、飲むと良いサプライズが待っている年でもありました。
ワイン
Château Montviel
~シャトー・モントヴィエル~
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17の区画から採れたブドウをブレンドしたワイン。
フレッシュで熟した赤果実の香りがします。
2024年は大変でブドウが成熟しなかったと語ってましたが、とてもきれいな果実感。
少し苦みがあることで、後味がスッと伸び、のびやかなワイン。
Château Le Gay
~シャトー・ル・ゲイ~
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例年よりカベルネ・フランのブレンド割合を増やしました。
柔らかでしなやか。
口当たりもとても柔らかく、ふくよか。
バランスがとても良いのですが、ポテンシャルが高く、理解するのに時間がかかりそう。
Château La Violette
~シャトー・ラ・ヴィオレット~
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細かな区画ごとに醸造を行っています。
優しくしなやかな口当たりで、細く長いイメージ。
後味もとても長く、フローラル。
酸もとてもきれいで、2024年プリムールの中でトップ5に入る素晴らしさでした。
さいごに
右岸1日目、プリムール4日目はル・ゲイから始まりました。
去年はここがUGCB(ボルドー格付け委員会)のポムロール試飲会場だったので行った人もいるんじゃないかな。
オフィシャルでのプリムールはこの日が最後やから、用意してたプリムールボトルがもうなくなりそうって言ってた。
折り返しを迎えて、うきうきと疲れが混ざり合ったそんな4日目の始まりです。
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