3日目はペサック・レオニャン地方から始まります。まずは数年前に醸造所のリフォームを終えたシャトー・オー=バイィへ。
昨年同様、開始時間を早めて頂き朝一番の試飲です。毎日思うけど、朝一番の試飲ってやっぱり気持ちがいい。
この日は朝の天気も良くて、晴れ晴れとした気持ちで試飲が始まったのを覚えています。
2024年について
案内してくれたのは、技術責任者のロマン氏。以前はシャトー・カルボニューで醸造責任者をやっていた方です。
2024年は他に似た年がなく、唯一無二な年でした。
そしてブドウの成長が早かった年です。具体的には例年より全体的に10～15日程度早かったそう。
発芽は3月20日で例年より早い。
開花は5月24日で、同様に早咲きでしたが均一性は取れていたとのこと。
最初は成長が早かったブドウですが、日照量が少なく少しずつゆっくりになってきます。
8月になり嵐が吹き荒れますが、その他は例年通り。
貴腐菌に繊細になってきていたので、ブドウの実の試食をかなり頻繁に行っていました。
2024年のキャッチコピーはSingin’ in the Rain。沢山の人の頭の同じ音楽が流れる良いコピーだなぁと個人的に思っています。雨が多い中でも、楽しい気分になれる、素敵な音楽。
ワイン
Haut-Bailly II
～オー＝バイィ ドゥ～
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赤果実が主体でフレッシュでピュア。
少しスパイスやチョコレートなどのニュアンスも感じられます。
軽やかでタンニンも細かく、しなやか。
スーッと長い後味。
Château Haut-Bailly
～シャトー・オー=バイィ～
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果実の凝縮がしっかり感じられ、ジャミ―。
きめの細かいカカオなんかのニュアンスも。
フィネスとエレガントと表現したい、キレイで繊細。
軽やかで、バランスがしっかり取れています。
最後タンニンが感じられますが、のびやかで美しい。
酸もしっかりキレイで心地の良い赤ワインでした。
さいごに
2023年、記憶に残るワインを造ってくれたワイナリーで楽しみにしていました。
2024年、難しい年だったお話を沢山聞きましたが、タンニンの粒子が細かく、美しいワインが印象的でした。
コピーも含めて印象に残っているワインの一つです。
参考記事色々
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