サンテミリオン村の少し南側、坂を登ったところにあるワイナリー、シャトー・パヴィ・マカンです。ここではニコラ・ティエンポン氏所有ワイナリーのプリムールを試飲させてもらいました。
ニコラ・ティエンポン氏ご本人に説明してもらいました。
色んなお話を聞けたんですが、話が楽しかったが故に具体的な数字をあんまり聞いてなかったことにノートを見て気づきました。
毎年冊子を作ってくれているから、それを貰うのも楽しみ。
目次
2024年について
2023年10月から2024年3月までの降水量は2000年代で最も多い冬でした。
発芽は早かったですが、均一性が取れており、3月末は暖かい気候が続きます。
春になっても雨が多く、地中に水が沢山貯まっていました。
そしてベト病のサインが4月末に現れます。
夏は晴れ、7月中旬から8月中旬の気温は平易菌を超えました。これによりブドウが成熟しました。
8月下旬の昼間は温度が上がり、夜は涼しく、ブドウの栽培に理想的です。
秋になるとまた気温が下がり、例年より涼しい気候になりました。
ワイン
Château Puygueraud
~シャトー・ピュイゲロー~
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2024年からラベルが変わり、1983年~1999年までのラベルに戻りました。個人帝に可愛くなってこちらの方が好み。
マルベックの畑を少し伐採したので、例年よりブレンド割合が減っています。
果実の凝縮がしっかり感じられます。
果実の甘みとしなやかさ。
後味がとても長い。
タンニンもしっかり感じられ、骨格が作られているけど、柔らかいので疲れ知らず。
バランスが良く、近寄りやすくしっかり美味しいワイン。
Château La Prade
~シャトー・ラ・プラド~
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石灰土壌に植えられたブドウで造られています。
フレッシュで赤い果実の甘み。
苦みとは縁遠い美しさ。
丸みがあり、タンニンも細かく、後味も長い。
Châeau Alcée
~シャトー・アリセ~
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収量がとても少ないけど、土地を増やしたからだそう。
購入したブドウ畑は手入れがされていないので、早速植え替えを行ったとのこと。
粘土石灰土壌のブドウ畑です。
粘土はとても赤く、鉄分がとても多い土壌。
口当たりがしなやかで、石灰的な冷たい印象を感じます。
赤い果実と、プリムールワインらしいタンニンも感じます。
後味の塩味が良いアクセント。
Château Pavie Macquin
~シャトー・パヴィ・マカン~
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フローラルでフルーティ。
しなやかで綺麗なタンニンを既に感じることができます。
ふくよかで力強い。
エネルギーを感じられるワインです。
2024年この収量でこれだけの品質が出せるのは何か秘密がありそうなくらい素敵なワイン。
Château Puygueraud
~シャトー・ピュイゲロー~
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北向き、北西向きの石灰土壌の畑です。
もう瓶詰めされている白ワインです。
ソーヴィニョン感満載で香り高い。
ハーブ系の香りやオイリーさもあります。
酸がキレイだけど、まだ元気はつらつなので後数か月待ってから飲みたい。
シーザーサラダに揚げた鶏肉が乗ったものを前日に食べてたんやけど、それにめっちゃ合いそう!
Châtaeu Les Charmes-Gadard
~シャトー・レ・シャルム=ゴダール~
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醸造も大樽で行っていますが、新樽使用はゼロです。
酸もしっかり感じられるけど、骨格もちゃんとあり、オイリー。
華やかでふくよかで、食事に合わせたいワイン。
さいごに
冊子を排除してるワイナリーも少しずつ増えてきたけど、コレクター気質の私は全部保管してるし排除しないで欲しい。
ティエンポン氏の冊子も毎年楽しみにしてる!
量が増えてくるから、まとめ方をそろそろ変えないとあかんなぁとは思いつつ。
何かいい方法ないかな。
参考記事色々
アリエノール公式インスタグラムで動画や画像を更新しているので、ご興味ある方は併せてご覧ください。
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