ミネラルウォーターについて書いてこなかったなぁと、今回も地図を含めてお届けします。
水については続編出すと思う。
今回はフランスのミネラルウォーターの地図と、有名どころのメーカーをいくつかお届けします。
目次
はじめに
2015年のフランスでのボトルウォーター消費量の平均は一人年間118ℓでした。
これは全体で7536万ℓに相当し、ヨーロッパでの最もボトルウォーターを消費する国の一つです。
フランスでは100以上の工場で158種の水が瓶詰されています。
同時にフランスはミネラルウォーターの世界的な輸出国でもあり、黒字産業です。
ブランド
フランスのミネラルウォーターマーケットはかなり集中しています。
というのも、以下3つのグループがシェア80%を占めています。
- Neptune社
- Nestlé Waters社
- Danone社
以下少し古い数字ですがご紹介します。
Neptune社
Neptune(ネプチューン)社はSaint-Yorre(サン・ヨール)、Vichy(ヴィシー)、 Célestins(セレスタン)、Thonon(トノン)、Pierval(ピエルヴァル)、Chateldon(シャテルドン)、Courmayeur(クルマイエール)、Cristaline(クリスタリーヌ)、Vernière(ヴェルニエール)、Rozana(ロザナ)を所有しています。
2013年のシェアが28,4 %。
Nestlé Waters社
Nestlé Waters(ネスレ・ウォーター)社も2013年のシェアが28,4 %です。
所有しているメーカーは、Vittel(ヴィッテル)、Contrex(コントレックス)、Nestlé Purelife(ネスレ・ピュールライフ)、Perrier(ペリエ)、San Pellegrino(サン・ペレグリノ)、Acqua Panna(アクア・パンナ)、Hépar(エパー)、Quézac(ケザック)、Valvert(バルベール)、Charmoise(シャモワーズ)を所有しています。
フランス以外のブランドも結構所有してますね。
Danone社
Nanone(ダノン)社がシェア第三位、19,3 %です。
Aqua(アクア)、Evian(エヴィアン)、Bonafont(バナフォン)、Mizone(ミゾネ)、Villa del Sur(ヴィラ・デル・スール)、Font Vella(フォン・ヴェッラ)、Volvic(ヴォルヴィック)、Badoit(バドワ)です。
ヨーロッパ以外も中国やメキシコと所有メーカーが幅広い。
地域ごとの消費
フランスの北部の方がよりミネラルウォーターを消費しています。
また、Picardie(ピカルディ)、Nord-Pas-de-Calais(ノール=パ=ド=カレ)、Bretagne(ブルターニュ)などの農業地域では農薬などによる地下水汚染があるために、ミネラルウォーターをより消費されているとのこと。
また南西部と地中海地域は全国平均より30%消費量が低いです。
年齢では50歳以上の方のミネラルウォーター消費が多くなるとのこと。
水源地図
今回も地図書きました。
日本に入っていないメーカーもありますが、分かる限りまとめました。
地域ごとに色分けをしています。
ちなみに、ですがAbatillesはボルドー近くの避暑地、アルカションの水です。
主なメーカー
いくつかご紹介しようと思います。
Mont Roucous
Mont Roucous(モン・ルークス)は軟水で妊婦さんや赤ちゃんも飲めるお水です。
Tarn(タルヌ)県のHaut-Languedoc(オー=ラングドック)のお水です。
ミネラル分やナトリウムがとても少ないのが特徴。
Volvic
続いてはVolvic(ボルヴィック)。
こちらも軟水。
Auvergne(オーヴェルニュ)地方のPuy-de-Dôme(ピュイ=ド=ドーム)の水です。
フランスの真ん中ですね。
Evian
こちらも有名どころ、Evian(エヴィアン)。
スイスとの国境近く、アルプス山脈のお水です。
そしてこちらは硬水。
Vittel
家に常備されているお水の一つ、Vittel(ヴィッテル)。
ドイツに近いVosges(ヴォージュ)のお水です。
ミネラル分が高いので、小さなお子様よりも大人にオススメのお水。
ちなみにナトリウムは少なめです。
Contrex
Vittel(ヴィッテル)と同様、ドイツの近くVosges(ヴォージュ)のお水、Contrex(コントレックス)です。
こちらは超硬水。
ラベルにもマグネシウムやカルシウムと書かれているのが特徴的です。
私はここまで硬いお水は苦手ですが、こればっかり飲む友人もいます。
Perrier
スパークリングウォーターのPerrier(ペリエ)。
Gard(ガール)県のお水です。
カルシウムが多く含まれる硬水です。
個人的には泡もきつくないので好きなスパークリングウォーターの一つ。
Badoit
こちらもスパークリングウォーターのBadoit(バドワ)。
リヨンの近く、Saint-Galmier(サン=ガルミエール)の硬水。
赤色ラベルのバドワ・ルージュは泡がしっかり。
泡が好きな人には赤色がおすすめです。
参考記事
もしよかったらプリムール系の記事をどうぞ。
最後に
ボルドーの近くにAbatille(アバティーユ)っていうお水があって、そこはつくってるところ見学できるんです。
行ってみたいなぁと思いつつ、今に至っている。
個人的には旅行した時にスーパーに行ってお水買うのも好き。
硬度やミネラル分の表も作ろうかなぁ。
でも皆さん興味ありますか?
感想やこんな内容書いて欲しい!などあればお気軽に連絡ください。 sachiwines@gmail.com その他色々やってるので、良かったら見てください Instagram Twitter レストランブログ Facebook|Bordeaux-Japon.net ボルドージャポンネット Homepage|SachiWines 旧ブログ|レストランブログ
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