日本未入荷コニャックのご紹介:Marancheville

コニャックメゾン

今回もコニャックのメゾン紹介をします。

ただ、以前に更新したヘネシーやレミーマルタンと違い、とても小さな生産者にスポットを当てたいと思います。

 

今回特集するのは「Marancheville」!

日本語で発音しにくいのが難点ですが、敢えていうなら「マランシュヴィル」でしょうか。

 

 

このコニャックを知った理由

実は親戚です。

と言っても、もちろん血の繋がりはないですが、家に呼んでもらったり、家族の集まる日に会ったり。

そしてコニャックの試飲会でもよく会うので、オーナーさんには年に何回か会います。

 

新しいブランドをつくる

今までとある大きなコニャックメゾンに蒸留酒を販売していたのですが、最近自分たちのコニャックを作り始めました。

昔からコニャック自体は作っていたので、熟成されたコニャックは沢山持っていました。

それを自分たちの求める味にブレンドし、自分たちのブランドをつくった、という訳です。

最近は今まで卸しかしていなかった生産者が自分ブランドをつくり初めていて、どんどん新しいコニャックが生まれています!

 

醸造所見学

オーナーに直接連絡して、見学させてもらいました。

見学させて、とお願いすると、それなら家でご飯も食べればいいよ!と快諾してくれました。

今までMaranchevilleのコニャックを飲んだことはありましたが、蒸留所は見学したことがなかったので、とても嬉しい!

 

アピールポイント

ここはコニャックで一二を争う大きな蒸留所です。

以前書いたヘネシーやレミーマルタンなどは小さな生産者からの購入も多いので、それほど大きな蒸留所を持っていないのが現実です。

ちなみに今も継続して、とある大きなコニャックメゾンに蒸留酒を販売しています。

1923年に造られた蒸留器を現在に至るまで使っているそう!

 

見学をして

見学をさせてもらったのは2018年1月31日。

私がコニャックの勉強をしていることを知ってくれているので、一般的な製造の話は全部すっ飛ばしてくれました。

蒸留真っ最中で、普段見れないものを沢山見せてもらいました!

大抵、蒸留作業中の蒸留所には入れてくれないので、とても良い経験(*^^*)

 

蒸留器

造られた年代が違うので、いくつかの形の異なる蒸留器を持っています。

ここでは場所を稼ぐということで、通路を挟んで左右に繋がるように設置されています。

コニャックは蒸留の方法が特殊なので説明をしたいのですが、次回持ち越し。

この動画はコニャック蒸留の動画ですが、とてもよく出来ているので共有します。

ちなみに載っているサイトはコニャック公式サイトです。

コニャックは必ず2回蒸留しなければならないと法律で決められています。

私が見学した時は1回目の蒸留中で、色はこんな感じ。

透き通った透明です!

 

ちょっと詳しく蒸留器

あまり知られていませんが、オリーブ型玉ねぎ型という2種類の蒸留器が存在します。

これがオリーブ型

そしてコレが玉ねぎ型

違いがわかってもらえるでしょうか?

熱された液体が蒸発して上にのぼって行く部分の形が違います。

これはどちらも認められている形で、出来上がるコニャックの味が違うとか、違わないとか(笑)

これ、誰に聞いても求めている答えをもらえたことがないんですよね。

はっきりわかったら共有します!

 

今は気化させるのに電気を使う蒸留所も増えてきました。

(その方が安全で管理がしやすい)

ここは未だに昔ながらの方法を使っています。

 

試飲

試飲というよりガッツリ飲みましたが、食事前のアペリティフにオーナーがカクテルを作ってくれましたが、写真を撮るのを忘れてしまった…(汗)

子どもたちともテーブルを囲み、楽しい時間。

食事は奥さんが作ってくれて、食後に熟成年数の長いXOを頂きました。

ザ・正統派コニャック!

オーナーの性格を現しているなーと思います。

 

バーで飲む

まだオープンして1年経ってないのであまり知られていませんが、コニャックの町にカクテルバーがあります。

そこで4種類の最近できたブランドのコニャックを飲み比べしました。

(今回はMarenchevilleについての感想だけお届けします)

豊満な香り。

色々コニャックを飲んで、知り、そしてこのコニャックの偉大さがわかる気がします。

特にこれ!という特徴がないのが特徴。

コニャックらしいコニャックをこれだけ上手に作れる人がいたんだなー、と感動できました。

飲み比べをする方がこのコニャックの神髄が分かって、よりこのコニャックが好きになりました♡

お邪魔したバーについては;コニャックの、コニャックバー、Bar-Lucioleをご覧ください。

 

最後に

今回に限らず、小さな生産者も色々特集したいなぁと思っています。

ホームページから見学の申込みができるので、みなさんも是非!

私に連絡もらえると、オーナーに直接連絡することも出来ます(*^^*)

気になる方は sachi.guide@gmail.com まで。


その他色々やってるので、良かったら見てください☆ 
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